ヤギにも好き嫌いがあるようです

こんにちは、ガイド飯田です。

 

西表島に多い「ヤギ」

西表島をドライブしていると、必ずと言っていいほど見かける動物

「ヤギ」

野生ではなく、西表島ではヤギが飼われています。

多くは、ペットとしてでなく、食用(お肉として食べる用)で飼われているヤギ。

 

LBカヤックでも「ベー吉」という名前のヤギを1頭飼っています。

ベー吉も、最初はヤギ汁になる運命でしたが、

いくつもの修羅場を乗り越え、いまではLBカヤックのマスコット的存在となっています。

 

ベー吉だけかもしれませんが、ベー吉は木の葉が好き。

草ではなく、木の葉。

普段は草しか生えていない場所がお家なので、草をモリモリ食べていますが、

今日は垣根の剪定をしたため、木の葉が食べれます。

 

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ハイビスカスの葉が大好き

トリマーで垣根を刈りはじめると、

いきなり立ち上がり、遠くからこちらの様子を見始めました。

ベー吉、ソワソワしています。

木の匂いでわかるのでしょうか、木がしっかりと見えているのでしょうか。

わかりませんが、「早く、その枝を俺にくれ!!!」と猛アピールをしてきます。

 

目が真剣です。

「最近、ベー吉は運動不足だからどうしようかなあ。」

なんてじらしてみますが、こちらに飛びかかってこんばかりの勢い。

 

「しかたないなあ。」

と枝を差し出すと、スゴイ勢いで食べ始めます。

 

夢中すぎて気づいてくれません

普段は近づくと、こちらに向かってきて

角で攻撃してきますが、

食事に夢中の時は、近づいてもこちらに目もくれません。

 

食事中にロープの絡まりをほどいたりして、

快適に過ごせる環境を作ります。

 

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ヤギにもグルメなやつがいるのかも

あんなに必死に食べるってことは、

ヤギも味がわかるんだな。

ヤギ界には、彦摩呂さんのようなグルメなヤギとかもいるんだろうか。

 

そんなヤギの世界に思いをはせる午後でした。

西表島は今日も平和です。

 

 

ガイド飯田(写真/文)

ツアー中の「冷え」は大敵!冷えないための必須アイテムは「タイツ」

こんにちは、ガイド飯田です。

 

西表島の冬は寒いです。

今回は、そんな寒い冬にあったら便利なアイテムを紹介します。

気温は12月で18℃。

「寒い?18℃もあって寒いなんて冗談でしょ?」

「北海道なんて、マイナス20℃だよ!!」

という声もチラホラ聞こえますが、、、寒いんです!!!!

 

夏の時期は高くても33℃程度の西表島ですが、

本州にいるより、夏は確実に暑く、冬は確実に寒いです。

夏は陽射しが鋭く肌を刺し、冬は北風が吹きつける

まさに「リアル北風と太陽」状態です。

西表島で夏を過ごすと18℃あってもダメ。

 

ひとつは持っていたい「タイツ」

 

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そんな時は、あったかアイテムが必須!!

ツアーに行くときにあった方がいいもの。

それは「タイツ」です

スポーツショップに行くと売ってる少し厚手のタイツ。

ランニングなどをする時に下に履く「スポーティーももひき」

最近、女性の間では「レギンス」という名前で呼ばれている、あったかアイテムです。

 

冷え性の女性は特に!

 

冷え性の女性はもちろんのこと、

「寒さなんてへっちゃらだよ!」と豪語する男性もあった方がいい!

履くに越したことはない!

強くおススメします!!

冬場は裏起毛(うらきもう)タイプが、ますますGOOD!

 

西表島では絶対濡れます

 

というのも、西表島の冬は北風が吹き、海水温も低いです。

ちょっとでも、あったかくしていた方がツアー中、快適に過ごせます。

西表島は水の多い島。

水辺での遊びが多くなり、絶対濡れます

濡れてもいい格好でいることが快適に過ごすコツ。

特にカヤックに乗り降りをする場合は、必ず水に入るので

どうしても足元が濡れてしまします。

 

足の冷えは全身の冷えに

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足が冷えると、全身が冷えてくる

ほんとは、ツアー中も靴下を重ね履きしたいところです。

水を含むと重くなるので、ガイド飯田は靴下は履きませんが

本音を言うと、「もこもこの靴下履きたいな」と思ってます。

 

そんな靴下の代わりとなるのが厚手のタイツなんです。

冬はふとももの内側の太い血管を温めてくれ、

夏は鋭い陽射しから肌を守ってくれる。

森の中を歩くときは、枝から皮膚をガード。

水の中でも寒さを和らげてくれる。

 

そんな一石二鳥にも三鳥にもなる「タイツ」

おススメしないなんてありえない

と思い立ち、記事を書いてます。

ガイド飯田はスポーツデポなどの大型スポーツ用品店で購入しました。

ツアーだけでなはく、マラソンなどのランニング、

トレーニングにおいても大活躍します

 

インナーにも使えてお手頃価格

 

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登山などのインナーに使うのもアリですね。

お値段も2000円~3000円前後で買えるものなので、

ひとり1足持ってて損はないですよ。

 

「そんなヤワなもの、ダサい」なんて言わずに一度試してみてください。

アウトドアの幅が広がりますよ!

健康に気をつけてあったかツアー。

自然の中では特に体調管理が一番大事です

しっかりと楽しむためにも、装備を改めて確認してみて下さい。

 

冬にしかできない自然体験をどうぞ西表で。

 

 

 

ガイド飯田(写真/文)

 

 

イリオモテヤマネコ危機一髪!

車に轢かれそうになったイリオモテヤマネコを
撮影したと住民の方から連絡がありました。

動画の詳細はこちら。

 

前を走る車の目の前をヤマネコが左から右へ
道を横切っていきます。

 

轢かれていてもおかしくないタイミングでした。
轢かれなくて本当に良かった。

『ヤマネコが飛び出してくる。』ことは島の人はわかっていることですが、
そう滅多に現れるものではありません。
なので知ってはいるが、実感がないことが現状です。
観光客にとってはもっと実感がありません。
『百聞は一見にしかず』という言葉があります。

まずは多くの方にこの映像を見ていただき、
西表島の指定速度(40km、集落内は30km)を
しっかりと守ることの大切さを改めて感じていただけると嬉しく思います。

 

心に余裕をもって、時間に余裕を持って
ゆとりある運転が人にとってもヤマネコにとっても
安心・安全に繋がると考えます。

 

文(ガイド廣瀬)

映像(西表島の住民)

デンサ祭り!

6月17日、西表島の上原地区に伝わる

『デンサ祭り』に行ってきました!

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今年は上原公民館の創立70周年ということもありとても盛大です!

70年ということは戦後からすぐにできて、今まで続いているということ。

歴史を感じます。

 

祝賀会では、上原婦人会による『デンサ節』、『安里屋ユンタ』

 

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上原青年会による『エイサー』、上原子供会による『空手演舞』

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などなど、伝統民謡や現代の文化などの演目に

大変、感銘を受けました。

 

地域の為に思いはひとつ。

力を合わせて、何かを創る。

とてもいい集落、そしていい島です。

 

ガイド廣瀬(写真/文)

西表島は草刈が必須!!!なぜなら・・・

先日、社長の中神と共に八重山地区防犯協会の活動の一環として、

県道沿いの草刈をしてきました。

 

この時期は特に気温が上がり、雨が多く降り、時々パーッと晴れたり
植物にとってはとても良い季節でもあるのです。
ほっておくとすぐにボーボーに伸びてしまいます。

 

しかし!!
この島にとって、草刈をするというのはとても重要なことなのです!

なぜなら・・・

西表島は草刈が必須!!の理由。。。

 

その①

ハブが草むらに入ってくるから。
ハブは主に夜行性、ですが昼間は寝ています。
夜活動が終わり、この県道沿いが昼間寝る場所になってしまったら大変です。
ハブのねぐらになり、歩行者がかまれないようにします!

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その②

そもそも草がボーボーだと歩道を歩くことができません。
歩行者は車道を歩くようになりとても危険です!
さらにこの場所はカーブするところでもあるのです。

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その③

動物の飛び出しにいち早く気づくことが出来る。
西表島は動物の飛び出しがとても多い島です。
主に鳥がよく飛び出してくるのですが、

あの『イリオモテヤマネコ』も飛び出してきます。
今年は幸いにもまだ事故は起きていないのですが
年々、ヤマネコの交通事故は増えいるのが現状です。
今年はこのまま事故0にしたいです。

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また、西表島道路の歩道はずーっと歩道が広いです。
これは見通しをよくして、動物の存在をいち早く知るための
動物に優しい道路でもあります。
これが草でボーボーでは意味がないのです。

 

 

LBカヤックはこれからも人のため、動物の為に
活動を続けていきます!!

ガイド廣瀬(写真/文)

【おすすめ】西表島でカヌーをおすすめする3つの理由

こんにちは、ガイド飯田(@guide_iida)です。

西表島へ来たらレンタカーで観光するだけではもったいない!

ぜひ、大自然の中へ飛び込んでみてください。

大自然に入っていくにはカヌーが最適!

マングローブにかこまれながら、新鮮な空気を思いっきり吸い込んでください!

 

西表島で訪れてほしい所は自然の中

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西表島は自然豊かな島で、島の8割が森林です。

道路も通っていますが、島の半周しかしていません。

車で観光するには限界があり、西表島の真の魅力に触れられないと思います。

西表島の魅力は何と言ってもマングローブとジャングル!

国内屈指の緑が広がっています。

マングローブは海に近い川沿いに生えることが多く、近づくのにはカヌーが一番!

カヌーは浅い場所でも漕げるので、マングローブの側まで近づけます。

日常から離れてマングローブに癒されてください。

 

自然のリズムと調和する

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マングローブの中に入っていると周りは自然の音だけ。

普段生活しているとあまり気にならないですが、

音の洪水の中で生活していたのだなと感じるほどの静けさを体験できます。

身体も自然のリズムと調和していく感覚。

人間の中の「野生」が呼び起こされているようで、

人間も自然の一部なんだなと実感できます。

デジタル機器にかこまれた現代生活から抜け出して、

人間本来の原始的な感覚を呼び覚ましてみませんか。

 

生き物たちとの出会い

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カヌーはもともと、狩猟や運搬につかわれていた道具です。

漕ぐときも自分で水をかく音以外の音は出ません。

水面を滑りすすむ感覚が気持ちよく、野生の生き物たちにも気づかれにくいです。

西表島には小さい生き物たちが生活しています。

小さな生き物たちとの出会いも旅の醍醐味です。

晴れの日は晴れの出会いが、雨の日は雨の出会いが待っています。

 

ガイド飯田(写真/文)

五月ウマチーとイリオモテヤマネコ

今日は五月ウマチー

こんにちは、ガイド飯田(@guide_iida)です。

個人的には「ロックの日」の方が気になりますが、

沖縄では重要な行事のウマチー。

カレンダーでは青文字で書かれています。

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ウマチーとは

集落の中にあるお詣りする場所(御嶽:うたき)へ神酒や供物を供え、

豊穣祈願・感謝、集落の繁栄祈願を行う行事のことです。

現在、一般的には旧暦2,3,5,6月の15日がウマチーとされています。

旧暦5月のウマチーは豊作を祈顧する稲の初穂のお祈りになります。

 

西表島では稲が実っています

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西表島では、段々と稲穂をつけ始め、お米ができてきています。

2月末ぐらいに植えるので、6月ぐらいには実をつけます。

7月ぐらいに収穫を迎えます。

本州に比べて西表島では、稲のなる時期が早いので

夏に稲がなるという不思議な光景です。

 

一面黄金の稲穂

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稲の成長が早い、早稲(わせ)のものを使う農家さんもいるので

一面、黄金色に輝く田んぼもあったり。

西表島では年間2回、稲を植え、稲刈りする(二期作)ことが多いので

早く穂がなるよう工夫していたりもします。

 

西表島のお米を買うには

西表島のお米は西表島島内のスーパー、フェリー乗り場においてあったりします。

2年前ぐらいから「ミルキーサマー」という

新しい品種を西表島でも作っています。

ぴかりゃ~の蒸しパンにも使われていたお米です。

 

黒紫米というお米もあります

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白いお米だけでなく、黒紫米(こくしまい)という黒いお米も

栽培していたりして、意外にお米作りが盛んです。

お祝い事などに食べられるお米です。

甘みがありますが、やわらか過ぎない美味しいお米です。

 

水田はイリオモテヤマネコが出やすい

昔は、川の上流にも水田が広がっており、

その水田沿いに集落があったという歴史もあります。

本州でいう里山と同じ役割をしていたようです。

 

ヤマネコのエサ場

島の先輩方に話を伺うと

川の上流にある水田にはイリオモテヤマネコが来ていた

とおっしゃられます。

水田には、カエルやトカゲといったヤマネコのエサがたくさん生活しています。

ヤマネコもエサを探しによく現れていたようです。

 

人の暮らしとヤマネコ

水田の近くに人の暮らしがある。

ニワトリなども飼っていたので、

ニワトリ目当てにヤマネコが下りてくることもあったようです。

ヤマネコにとっても、ごちそうだったのでしょうね。

 

里山の減少

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日本で段々と減っている里山。

西表島でも水田が山奥ではなく、

便利な道路沿いに移動してきたという歴史があります。

本州ではクマが街に出没したり、西表島ではヤマネコが交通事故にあったりと

動物と人間の共存、共生が日本全体の問題となってきています。

 

エコツーリズムという仕組みの利用

どういう対策をたてていかないといけないか。

私たちの世代が提案し、行動していかなければならないなと感じます。

その一つの手段としてエコツーリズムが利用できるのでは。

そんな思いで日々活動しています。

 

西表島の夏の風物詩

西表島にお越しの際は、黄金に輝く田んぼも見てみてください。

イリオモテヤマネコに出会えるかもしれませんよ!

 

ガイド飯田(写真/文)

【紫外線対策】帽子とサングラスで目の日焼け防止

こんにちは、最近twitterをはじめたガイド飯田(@guide_iida)です。

6月3日、目の検査に行ってきました。

金沢医科大学から先生が来ており、目の検査をしてくれました。

しかも、無料!

無料という言葉につられて目を見てもらってきました。

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子供のための眼科検診のようで、ついでに大人、ガイドも見るよ!

というスタンスの検診。

先生も気さくな感じで質問にも答えてくれました。

 

目も日焼けする

 

検査に行くと衝撃の事実が告げられます。

「目も日焼けするよ」

さらっと言われたのですが、ガイド飯田にとっては

まさに目からウロコの衝撃!!!

そんな恐ろしいことサラッと言わないでくださいよ、先生!!!

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目が紫外線を感じて、脳が日差しがあるよと

判断して肌が日焼けするとは聞いたことがありましたが、

目自体が日焼けするとは思ってもいませんでした。

 

日焼けすると白目の部分がシミになったり、出っ張ってきたりするようです。

白目の出っ張りが黒目にかかってくると、最悪失明。。。

イメージが全くつかなかったので、直接写真をみせてもらいました。

翼状片という名前の病気のようです。

衝撃です。。。

 

紫外線が原因で目が日焼けをして出っ張ってくる。

ドライアイなどの原因になりやすく

手術するしか治療法はないようです。

 

沖縄の人は目も日焼けしている人が多い

先生によると、沖縄の人は目が日焼けしている人が多いそう。

それだけ沖縄の紫外線が強いのでしょう。

 

ボルネオ島でだいぶ焼けた?

ガイド飯田は大学時代インドネシアのボルネオ島で

調査のお手伝いをさせてもらったりしたこともあります。

紫外線も強いのでしょうが、太陽の日差しがスゴく強い場所で

赤道直下なので太陽が、ずっと真上を通っていくという

異様な光景に圧倒された記憶がいまだに強く残っています。

 

子供の時からほくろができやすい体質のくせに

外にいる時間が長いので、

どうせ目もボロボロだろうな

と思っていたのですが、、、

 

以外に目はキレイなようです。

シミもなく何ともない。

「年齢より若いね」とのこと。

 

よいことなのですが、

???なんでだろう???と思い、先生に話を伺ってみました。

 

紫外線対策にはメガネと帽子

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聞いてみると

普段、メガネをつけているのが紫外線対策になっているようです。

視力が悪く、目に異物(コンタクトレンズ)を入れたくないだけ

の理由でつけているメガネが意外な効果を発揮してくれていました!

 

メガネのレンズが紫外線シャットアウトしてくれるそうです。

UVカットレンズやサングラスじゃないといけないと思っていたのですが、

普通のレンズでもよいようです。(UVカットの方がより良いのは確かです)

 

ツアー中もツバの広い帽子をかっぶっているので、隙間からの紫外線もあわせてカット!

頭が熱くなるのがイヤなのでかぶっていた帽子も意外な効果を発揮してくれています!

 

メガネと帽子を両方つけることが大事

帽子とメガネ(サングラス)の合わせ技で、ほぼ目への紫外線はカットできるようです。

無意識にやっていたことが対策になっていた!

自分の場合はただのラッキーでしたが、これからは意識してみようと思います。

 

日焼け防止アイテムを持ってきてください

西表島へご旅行の際は、肌だけでなく

目の日焼けにも気をつけてください!

日焼け止め、長袖(薄手のUVカットが最高!)、サングラス(メガネ)、帽子

とアイテムをそろえて来てください!

これからの時期は特に紫外線に気をつけて

旅を楽しんでください!!

 

ガイド飯田(写真/文)

カヤックとカヌーの違い

カヤックとカヌー

エル・ビー・カヤックステーションの名前にも入っている「カヤック」

「カヌー」という言葉は聞いたことがあると思います。

でも、カヤックという言葉は聞きなれない。

言葉は知っていても、カヤックとカヌーって何が違うの?

シーカヤックって言葉を聞いたけど、カヤックのこと?

という疑問が出てきます。

カヤックとカヌーの違いについて詳しく説明していきます。

カヤックって何?

もともとは、アリューシャン列島やグリーンランドなどの

極寒の地に住むイヌイットたちが使っていたもの。

流木で骨組みを作り、アザラシの皮を張って船を作ったものが原型です。

アザラシやトドを狩るのに使われていました。

 

国によって呼び方も違う

日本ではカヌーというと、オープン・デッキ(甲板が空いているもの)と

クローズド・デッキ(甲板がカバーされているもの)をまとめてカヌーと呼んでいます。

 

北米(アメリカ、カナダ)ではカヌーといえば、オープン・カナディアン・カヌーのみ

その他のカヌーは「カヤック」と厳密によびわけているようです。

 

日本でカヌーと呼ばれるフネも様々なタイプがあるのですが、形で分類してみると、

カナディアンカヌー、ファルトボート、インフレータブルカヌー、ファンカヤック、

シーカヤック、シットオン・トップに分類されます。

 

カナディアンカヌー

カナディアンカヌー

北米でカヌーと呼ばれるもの

デッキ(甲板)がオープンになっていて、

ブレードが片方にしかついていないパドル(漕ぎ棒)で漕ぐもの。

湖をのんびり漕ぐようなイメージのフネに感じますが、

激流くだりを専門にデザインされたモデルもあります。

かつては、川を使ってビーバーの毛皮を運ぶために使われていたようです。

 

ファルトボート

いわゆる折り畳み式のもの。フレーム(木やアルミ)の上に布を張って組み立てる。

持ち運びに便利、保管場所に困らないのがいいとこ。

組み立てるのに時間がかかることと、片づける時にきちんと乾かさないとダメ。

フェザークラフト(カナダ)やフジタカヌー(日本)が有名。

 

インフレータブルカヌー

空気を入れて膨らますタイプ。

船体はゴムなどでできていて、空気を入れるだけで準備ができ乾くのも早い。

向かい風を受けると、なかなか前に進まないなどのデメリットも。。

グラブナー(オーストリア)など。

 

ファンカヤック(リバーカヤック)

リバーカヤック

もともとイヌイットが使っていた狩猟用の小舟をレジャーや競技用にアレンジしたもの。

種類が豊富で、クルクルと小回りが効くもの(レジャースラローム)から

波の静かな沿岸ならシーカヤックとして使えるものも。

 

ほとんどがポリエチレン製。壊れにくく長持ちする。

メーカーによってはレクリエーションカヤックと呼ぶところもあります。

 

ちなみに、リオデジャネイロ五輪のカヌーで銅メダルを獲得した

羽根田卓也選手が乗っていたのはスラロームというもので、こちらに分類されます。

 

シーカヤック

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本来のカヤックの姿に最も近いモデルです。

ややズングリした感じのアリューシャンタイプと、

シャープなフォルムを持つグリーンランドタイプがあります。

 

ズングリタイプは狩猟と共に毛皮の運搬にも使われるため、

安定性が高く積載できる荷物も多いです。

 

シャープタイプはスピードを重視し、

アザラシなどの生き物を狩るのに使っていました。

 

前後には荷物を入れれるハッチがついています。

ひっくり返っても中の空気で船が浮きます。

 

海の場合、波をスムーズに乗り越えたり、

長距離を楽に漕ぐことの方が重要になってくるので

後ろには舵(ラダー)がついているものもあり、

足で操作し、左右に曲げることができます。

長い距離を漕ぐツーリングや潮の流れがある場所では大活躍します。

 

シットオン・トップ

シットオントップ

アメリカのマリブオーシャンカヤックス社が

スキューバダイビングのために、タンクが固定でき、

しかも水中から の再エントリーが簡単にできるフネを!!

というコンセプトから生まれたモデルです。

 

いろんなメーカーさんが作っていますが、

最大の特徴は、開放感と抜群の安定性。

水中からでも再エントリーできる手軽さも人気です。

プラスチックの中は空洞で空気が入っていますので、

ひっくり返っても浮きます。

 

普通のカヤックに比べて船足は遅いので、長距離は難しいですが、

幅ひろい用途で使えるカヤックです。

 

LBカヤックステーションで使っているカヤック

エル・ビー・カヤックでは、シーカヤックシットオン・トップを使っています。

 

初めての方でも気軽に漕げるようにという意味で、

漕ぐ距離が短いピナイサーラのコースは

安定性が高く、ゆったり漕げるシットオントップ・カヤックを使い

長距離のロングライド(ナーラ本流、ナーラ支流、船浮湾)

のコースは本格的な舵付きのシーカヤックを使っています。

 

旅の目的に合ったカヤックを使って、

西表島の大自然を満喫してほしい!

という想いで、カヤックを選んでいます。

 

カヤックとカヌーの違い、わかりましたか?

乗り心地、操作性などは実際に乗って試してみてください!

 

ガイド飯田(写真/文)(写真、イラストの一部はフリーの素材を使わせて頂きました)

【特定外来生物:注意!】このカエルを西表島で見たら注意!

西表島でオオヒキガエル見つかる!

5月23日西表島の古見集落でオオヒキガエルが発見されました。

カエルが見つかったのがそんなに珍しいの?と思うでしょう。

そもそも、オオヒキガエルって何?

オオヒキガエルとは?

オオヒキガエル

出典元:環境省・西表自然保護官事務所

中南米原産の体長8~15cmの大型のカエルで、主に低地の池、水田などに生息します。

敵に襲われると毒を出します。さわるのは問題ありませんが、

オオヒキガエルを食べたヘビなどが毒によって死んでしまうこともあります。

サトウキビ畑の害虫駆除のため、南大東島や石垣島へ持ち込まれました。

人間が役立てるために持ち込んだ生き物ですが、繁殖力が強く、

元々いた生き物に影響を与えてしまう生き物です。

特定外来生物といわれています。

特定外来生物とは?

環境省のホームページによると

外来生物(海外起源の外来種)であって、生態系、人の生命・身体、農林水産業へ被害を及ぼすもの、又は及ぼすおそれがあるものの中から指定されます。
特定外来生物は、生きているものに限られ、個体だけではなく、卵、種子、器官なども含まれます。

引用元:環境省

簡単に言うと、海外出身の生態系などに被害を及ぼす生き物のことです。

外来生物法という法律があり、特定外来生物に関して規制されています。

最近22種追加指定され、テレビでよく見るアリゲーターガーも特定外来生物になりました。

2018年4月から規制対称になると報道されています。

規制されます

1、飼育、栽培、保管及び運搬することが原則禁止されます。

2、輸入することが原則禁止されます。

3、野外へ放つ、植える及びまくことが禁止されます。

4、許可を受けて飼養等する者が、飼養等する許可を持っていない者に対して譲渡し、引渡しなどをすることが禁止されます。これには販売することも含まれます。

5、許可を受けて飼養等する場合、その個体等にマイクロチップを埋め込むなどの個体識別等の措置を講じる義務があります。

罰則もあります

重い場合は※ 個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金 / 法人の場合1億円以下の罰金に該当する。こともあります。

オオヒキガエルが西表島で見つかる

そのオオヒキガエルが西表島で見つかった。。。

西表島では2007年以来、10年ぶりの捕獲のようで、

物資に紛れて入ってきたのではないかと言われています。

外来種の影響

西表島では、ホテイアオイ、ボタンウキクサ、

アメリカハマグルマなどの外来種が今、問題になっています。

外来種は繁殖力が強く早いので、在来種(元々いた生き物たち)よりも多くなり

在来種が減ってしまう。

そんな現象が西表島でも起こっています。

生態系崩壊の危機

放っておくと、西表島の生態系が崩れる危険性もあります。

以前、特定外来生物のシロアゴガエルが西表島の上原地区で見つかったこともあり

その時は地元の有志たちが、シロアゴバスターズというチームを結成し

日々パトロールにあたっていたこともあります。

小さな島で、微妙なバランスで成り立っています。

影響力が強い生き物などが入ってきてしまうと、そのバランスが大きく崩れます。

世界遺産登録と外来種

世界遺産登録に向けて動き出している西表島。

持続可能

世界遺産登録時には「持続可能」という条件がつきます。

生態系が崩れないように外来種の管理が必須。

定期的にモニタリング(調査)をして変化を数字で管理する。

そういう活動が必要になってきます。

外来種の認識

島に住んでいる人たちを中心に、どんな脅威があるのか

どんな生き物が外来種なのか、事前に知る必要があります。

知っているようで知らない外来種。

身近にいすぎて、これも外来種なの???

と思う生き物もいます。

以前のブログでも書きましたが、「デイゴ」も外来種。

外来種を完全に駆除することはできないので

外来種とどう付き合うか、外国風に言えば、どう管理していくのか

が大事になってきます。

今後、カエルを見る目も変わってきます。

 

ガイド飯田(文)写真の出典元:環境省・西表自然保護官事務所