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    西表島の冬のツアーでは生き物もゆっくり動いています。「干潟」で見れる生き物

    こんにちは、ガイド飯田です。

     

    「西表島ではどんな生き物が見れるんですか?」

    そんな質問をよくいただきます。

    夏のツアーでしたら、トカゲ、鳥(時にはカンムリワシも!)と小さいながらも

    いろんな種類の生き物が出てきてくれます。

    ですが、冬のツアーでは、気温が低いのであまり生き物の行動も活発ではありません

    冬は、植物や景色を楽しんでもらう感じのツアーになります。

     

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    「コメツキガニ」

    でも、冬のツアーで唯一、ゆっくり、しっかりと観察できる生き物がいます。

    それは、干潟に出現する「ミナミコメツキガニ」というカニです。

     

    夏は逃げ足が速い

    コメツキガニは、夏にも見かけることができるのですが、

    夏は気温が高いので、カニの動きも活発です。

    近づいただけで、気配を察知するのでしょう、すぐに逃げてしまいます。

    超ビンカンなため、見つけるのにも一苦労。

     

    冬は動きがゆっくり

    その点、冬は気温が低いので、カニの動きが鈍いです。

    逃げようとするのですが、なにせ寒い。

    手足が、かじかんでいるのか逃げ足も遅く、

    中には逃げずに黙々とエサを食べ続ける強者も出てきます。

     

    巨人の脅威

    カニにとってみれば、人間なんてとても巨大で凶悪な生き物だろうに、

    全然動じない。

    食欲が勝っている。

    カニもきちんと栄養を取らないと生きていけないので、

    わずかばかりの食事の時間は必死のようです。

     

    コメツキガニが教えてくれたこと

    小さい生き物たちを見ていると

    必死に生きているな。

    生きることに命を燃やしているな。

    なんて感じます。

     

    人間に生まれると、なんとなく働いて、

    なんとなく食事して、なんとなく生きている。

    なんとなくが重なって「生きる」って感覚が薄れてしまっているような気がします。

     

    でも、なんとなくでも年はとっていくし、

    時間は流れていく。

    残された時間は一刻、一刻と少なくなっていってます。

    コメツキガニを見ていると、そんな「なんとなく」生きていたら

    ダメだな!!!!!

    と感じます。

     

    日々、少しずつでも「やりたいこと」や「やらなきゃいけないこと」

    をしっかりとコツコツとこなしていく。

    どこに向かうかはわからないけれど、そんな日々の積み重ねが明日を作っていく。

    コメツキガニに学んだ気がします。

     

    冬にしかできない自然体験をどうぞ西表で。

     

    ガイド飯田(写真/文)

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