-西表島の自然をカヌー・トレッキングで遊ぶ・楽しむ・体験する-

西表島の旬な瞬間

「夏の大潮の日にしか咲かないウミショウブの花」夏の『旬』7月~9月

台風が過ぎた西表島は、少し涼しさを感じる気候と

なっています。

もちろん、日中に強い陽射しが感じると暑いですが・・・

 

真夏の強い陽射しが続く日が3週間ほど続いたかと
思えば、中盤以降は雨が降り涼しさを感じる日も。

 

本州の真夏の暑さに比べると、旅行で来られた

ツアー参加者は皆、口を揃えて西表島の暑さは

「過ごしやすい」と言います。

 

島の中は、少ないアスファルトの面積、島の90%を

覆う天然のジャングル、海に囲まれ自然の潮風。

 

強い日射しはあるが、その熱を溜めこまない条件を

いくつも備えている自然の島なのです。

その様な暑い真夏の西表島と石垣島周辺の浅い

海に、ここでしか見ることの出来ない花が咲く。

 

それがウミショウブの花。

 

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今年は、たまたまガイド國見、猿田ともにこの受粉

イベントにツアー中に遭遇することができ、動画や

写真におさめることができました。

この花は夏の大潮の日にしか見ることができず、正確に

いつ見られるか?とまでは、ハッキリと分かっていない

のがウミショウブの花の開花なのです。

 

 

写真に映っている水面の白いものがウミショウブの雄花です。

近くで見ると3mmほどの雪だるまの様な形をしている不思議な花です。

 

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この雄花は大潮の干潮時に水面に放たれ、
ひとつやふたつではなく、水面を真っ白に覆うくらいに放たれます。

 

そして、その雄花をキャッチする雌花。
この雌花は、雄花が水面に出る数時間だけ開花します。
雌花の開花は、水面に貼りつくように花びらを広げ雄花が

花びらにくっつくのを待っています。

 

 

潮が満ちてくると雌花は花びらにくっついた雄花を包みながら沈んでいき、

受粉が完了。

 

受粉後の実の中には種が入っていて、その種が熟してはじけると種が散らばり、

それぞれ海の中で根付くそうです。

 

夏の大潮の日にしか咲かない、雄花、雌花共に1日花。この花が咲くと、

西表島には不思議な光景、一面真っ白の光景が広がります。

 

雪が降らない西表島では、真っ白な一面を見ることは少ないですが、

この日だけは真っ白な一面を見ることができるのです。

 

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最近は、夜に咲き、朝に散るサガリバナが有名ですが、この

ウミショウブの開花の様子も素晴らしいものがあります。

西表島の自然を深く知りたい方は、一見の価値ある花だと

思いますので、是非機会があればご覧頂けたらと思います。

 

西表島の夏は、まだまだ続きます。

 

皆さんのお住まいの場所もまだまだ暑い日が続くと思いますが、

体調を整えてお過ごしくださいね。

 

ガイド猿田

2013年8月25日(日)