-西表島の自然をカヌー・トレッキングで遊ぶ・楽しむ・体験する-

西表島ホタル観察記

2015年12月23日(水)  「オオシママドボタルのメス」

2015年12月23日(水)の観測時の気象状況
天気 くもり 時々 雨
気温 23℃
風向きと風速 北西の風 1.8m

小学校で行われたホタル観察。

子どもたちが珍しいホタルが発見しました。

オオシママドボタルのメス。

普段ホタルというと、飛んでいるイメージだと思いますが、

飛んでいるホタルはオスのホタルで、

オオシママドボタルのメスは飛びません。

 

地面、枯れ葉の下などに生息していると言われています。

今回、見つけた所は側溝の横穴の中。

普段目の届かない場所、子どもの目線ならではの発見です!

 

明るい所に連れ帰り、じっくりと観察。

16年以上ホタル観察をしている先生も

「初めて見た!!」

と興奮気味の様子。

ガイド飯田も初めてみるメス個体。

子どもたちにまぎれて、順番待ちをし

見せてもらいました。

O

頭部に透明の帽子のようなものをかぶっており、

体長はオスよりも大きい2.5cm!

退化した羽のようなものも確認できました!

身体が大きいせいか、ゆっくりと動きます。

香りは無臭。

お腹が大きくないので、まだ相手を見つけていないようです。

O

写真でしか見たことのない種類のホタル。

実際、動いている実物を見てみると、本やWEBで見るのと全然違います。

童心に戻り、時を忘れて観察してしまいました!

 

西表島の小学校では、長年ホタル観察を行っています。

毎年データが蓄積されており、

自分達の足を使って、色々なことがわかってきています。

 

校舎の建て替え前は多くのホタルが観察できた場所でも

建て替えの際に地面を掘り起こした箇所では、

ホタルを発見できなくなったり。

発見する数が少なくなってきたり。

一度手を入れた自然が元に戻るには長い時間がかかるのかもしれない。

仮説ではありますが、そういうことを考えさせられる材料にもなります。

 

子どもたち自身が発見、観察することにより、

西表島の自然、生き物、環境について真剣に考え

また、後輩たちに受け継いでいく。

 

ホタルを見ていると、自分も普段

風景を見ているようで観ていないのだなと感じました。

実際の自然を感じ、考える。

フィールドワーク本来の楽しさを再発見する機会となりました。

 

ガイド飯田(写真/文)

info@lbks.jpまでご感想、ご意見をお待ちしております。
これまでの西表島ホタル観察記バックナンバー一覧はこちらから