-西表島の自然をカヌー・トレッキングで遊ぶ・楽しむ・体験する-

西表島フィールドニュース

■2017年4月26日(水)

2017年4月26日(水)の観測時の気象状況
天気 雨 のち くもり
気温 26℃
風向きと風速 東南東の風 穏やかに
安栄丸運航状況 上原運航、大原運航

■きょうの「旬」

先日、干潮時にナーラ川へツアーへ行きました。

西表島では、干潮になると川の一部が干潟になり

陸が現れる時間帯があります。

 

陸になると、カニやヤドカリや小魚が多く見ることができます。

「たまに、イノシシも水を飲みにきたり、食べ物を探したりしてますよ」

なんて話をしながら、生き物観察をしていると

遠くで大きい生き物が動く姿が!!

 

イノシシ(西表島では方言で「カマイ」と呼びます)が対岸に!!

いるではないですか!!

うわさ話を聞きつけたのか、ひょっこりと現れてくれて食べ物を探しています。

 

どうやら、こちらに気づいていない様子。。

そっと、見守りながらカヤックで少しだけ近づいてみることに。

 

カヤックは、エンジン付きのボートと違い

ほぼ無音で近づけるため、生き物を間近で観察するには良い乗り物です。

 

カヤックは元々は狩猟や輸送・交易や連絡の為に使われてきた乗り物でした。

今では、スポーツやレジャーで使われることが多いですが

本来の生き物にそっと近づく特性を利用して、生き物観察にも大活躍です!

 

ある程度の距離まで近づくとさすがに気配に気づいたのでしょう。

こちらをジッと見つめて、距離をおくように逃げていきました。

 

ある程度の距離をとった後はまたご飯に夢中になってました。

お腹を空かせているのでしょうか。

山の食べ物が少なくなってきているのでしょうか。

 

昔は夏になると、木の実が少なくなるため

水田におりてきて米を食べられてしまっていたそうです。

 

それを防ぐ為に「シイ」と呼ばれる猪垣を作ったり

米をカマイに食べられるかわりに

人間は山にワナをしかけてごちそうになったりと。

喰いつ喰われつの関係だったという歴史もあったりします。

 

夏が近づいてきているのだなと感じる出来事でした。

 

ガイド飯田(写真/文)

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西表島 フィールドへの想い

西表島フィールドニュースは、2002年の夏から始まりました。始めは数日おきに書いていましたが、やがて毎日書くようになってきました。
西表島の様々な自然の様子を中心にエルビーカヤックステーションのカヤックツアーの中での出来事や出会いをこのページでお伝えしています。
正直、このフィールドニュース毎日は大変な作業ですが、実はフィールドに出るガイドにとっては、いい勉強になります。<
写真を撮り、文章を書くことで、フィールドを細かく見るようになりました。一見南国西表島の自然には、変化がないようですが、実はしっかりと四季折々の変化があります。
しかし、その変化に気付くためには、毎日意識して自然を見ていくことが必要なのです。気温の変化、季節による風向きの変化なども生物の営みに影響があります。そんなことをエルビーカヤックのガイドたちは大切に考えています。(2005年5月)