新・新イリオモテジマ通信


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新・新イリオモテジマ通信vol.13

5月22日(金)「離島に住みたいという心」

西表島の豊かな自然は、人に感動や元気を与えてくれます。
西表島での自然体験や楽しかった旅の思い出を通じて、
皆様に元気になってもらいたい!私達はそう考えています。
〜エル・ビー・カヤックステーション〜

ご迷惑だとお考えのお客様は、配信をすぐに停止いたしますの で、
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HPではお見せしないような西表島のローカルな話題を中心に、
皆様が元気になるような出来事をメールでお伝えします。
改訂版、新・新イリオモテジマ通信をお楽しみ下さい!

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「離島に住みたいという心」

■ぱいかじ(南風)の吹く今日この頃、西表島も梅雨入りを済ませて、夏へと季節の歩みを進めています。夜8時頃になると、こちらでは“羽アリ”(シロアリの仲間らしい)が飛び始め、明かりに向かって大群が向かってきます。ですので、窓をぴしゃりと締め切り、灯りを消して、約1時間は暑さに耐えなければなりません。この時期の風物詩といえば格好がつきますが、これには困りものです。

西表島に移住した年の2006年、八重山移住ブームの真只中でありました。私はその時知らなかったのですが、2006年人口増加率が一番高かったようです。しかし、この年を境に石垣島の人口増加率は減少傾向になり、2008年で転出の方が多くなってしまいました。これにはいくつかの理由があり、所得の低さ、物価や家賃の高さ等があげられています。

所得の低さに関しては、否めない事実があります。経済の中心が本州にある以上、そこから離れれば離れるほど、経済格差は広がってきます。北海道に住んでいた時もそう感じました。新聞の記事に載っていた雇用や賃金に対する記事、なんで?と思いたくなるような都会との差がそこにはありました。“同じ頑張る”でも、結果が少し違うのが沖縄の実情だと思います。

物価の高さに関しては、独り者である以上実感しがたい所がありますが、一人暮らしの経験からスーパーで売られる品の値段の違いは、明らかな差があると感じました。石垣島に暮らしていながらも、そう思う人もいるようなので西表島での暮らしはなおさらの事です。

西表島で買い物をするよりも石垣島で買い物をした方が、石垣島への往復の船代を含めても安くつくといいます。子供を持つ家庭では、石垣島に買い物に行く意味が大きくなり、石垣島でしか手に入らない物を手に入れるために船に乗ります。沖縄本島から船代+石垣島から西表島への船代・・・、石垣島・西表島にない物の場合、こうした関税に似たものがどんどん課せられます。

ツアー中で昼食をとっている時に、よく話すのが、そばの具になる“もやし”の値段に関しての事です。本州のほうでは、言葉が悪いかもしれませんが、“貧乏野菜”と言われるほどの“もやし”。お客さんに、「この“もやし”一袋いくらすると思います?」と問いかけると、30円・40円・セールの時だと20円!という答えが返ってきます。本当の値段を言うと、驚かない人はいませんでした。

「島のスーパーでは、1※※円で売られています。」

「えー!」これが決まり文句のような感じです。これが一番わかりやすい例なのですが、全ての物が高いと言うのは、徐々に感覚が麻痺してゆくものです。しっかりと解っているのに、仕方ないかという気持ちで目をつぶっているような気がします。

八重山に移住して来る人は、少なくとも思い描く「夢の生活」があると思います。しかし、地域格差の大きさは、実際暮らしてみなければ解らないところがあります。一生この島で暮らしてゆくという永住者の方と、私のような2年半の島暮らし経験者では感じるものが違いますが、まず暮らし始めて最初に感じる事だと思います。離島での暮らしでは、地域格差を理解して暮らさなければなりません。経験者が語る!という訳ではないのですが、当たり前な事だと後になって感じています。

しかし、ここで大切なのは暮らしづらいから暮らしやすい方へ行くという、安易な考えだけで暮らしている訳ではない事です。島の抱える地域格差を選んで地域で生きる意味、そこには地域で暮らす人の“暖かさやつながり”が関係しているのだと思います。移住してきた人でも、地域で暮らす悩みがありつつも、“暖かさやつながり”があるからこそ、本当に八重山に住み続けたいという理由になっているのだと思います。

雨降って地固まるという事になりますが、移住ブームが生んだのは小さなバブルなのかもしれません。渡り鳥的な私も、いつか“ここで一生暮らしたい”、という場所を見つけなければいけないようです。それが西表島なのかというのは、もう少し先でわかるのかもしれませんね。

2009年5月22日(金) 木下


次回は、國見祐史がお伝えします!

ご意見やご感想をお待ちしております!info@lbks.jp

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■八重山の行事
5月27日(水)白浜海神祭(ハーリー)
去年は、西表島カヌー組合で参加し見事2位なりました。
今年の予定は未定ですが、迫力ある船漕ぎをご覧になって
みてはいかがでしょうか。

■西表島の自然状況
・ヤエヤマボタル依然・・・発行中!
ヤエヤマボタルの数も少なくなり、いつまで
光るのかを追っています。
なってきています。今年最後のヤエヤマホタル
観察日はいつになるのでしょうか。
(西表島ホタル観察記 http://lbks.jp/hotaru/hotaru.htm)

・ノボタン・ハシカンボクが開花し始めました。
紫色の花がジャングルの中で目立ち始めています。

・オキナワキョウチクトウが開花しました。
海岸近くで咲いている様子が見られます。

・5月18日(月)沖縄地方梅雨入り
例年より10日遅れの梅雨入りです。18日・19日は
よく雨が降り、カラカラの西表島を潤せました。

■西表島の本日の天気
5月22日(金)最高気温29℃
日中は雲の少ない晴れ空が広がり、陽射しが強く
感じました。本格的に日焼けの注意が必要です。
南風(ぱいかじ)にまわり、夏へとまっしぐら
です。
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■西表島フィールドニュース 
http://www.mag2.com/m/0000102257.html

■ブログ西表島生活日記 http://lbkayak.blog113.fc2.com/

■西表島さくら通信 http://lbks.jp/sakura/index.html

■西表島ホタル観察記 http://lbks.jp/hotaru/hotaru.htm

■エル・ビー・カヤックステーションHP http://lbks.jp/

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