2009年度版・西表島の自然図鑑
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<最新号>・・・西表島の9月 その1 「真夏の粉雪、ウミショウブの開花」

■西表島の青空に入道雲が立ち昇り、夏はまだまだ終わりそうにありません。さんご礁の浅場の海は、温水プールのように温かいです。そんな海の中に咲く花があります。それがウミショウブです。

夏は昼間に大きく潮のひく時間が訪れ、水面ギリギリに浮かぶカヌーも時には浅瀬に乗り上げてしまいます。そんな干上がった海で、普段見ることのない自然の営みに感動することがあります。

ウミショウブとは、西表島や石垣島を北限とする海草(うみくさ)です。夏の大潮の干潮時に雄花・雌花とも夏の干潮時に開花します。その時には、海面に粉雪が舞ったような神秘的な光景が見られます。

潮位が低くなると海中にある雌花が頭を出し、花を広げます。雄花はカプセルのように放出されて海を漂います。海の中の植物が花を咲かせる事も驚きですが、咲いた花は潮流を利用して受粉する世界で唯一の海草がウミショウブです。

西表島の河口付近にあるマングローブやウミショウブは、はるか昔に植物同士の生存競争を逃れ海水に逃げ込みました。海の中に逃げ込んだ植物が陸上にいた頃を懐かしむように花を咲かせます。

ウミショウブの「ショウブ」は、菖蒲に似ていることからその名がつけられました。葉の部分には毛が生えており、海の中を浮遊するゴミを吸着します。海をキレイにすることにも一役買っている訳です。

朝夕の涼風に季節が進んでいることを感じました。ウミショウブの開花は夏の間だけしか見る事ができませんので、あと何回、開花した様子が見られるでしょうか。次の機会が楽しみです!

2009年8月26日(水) 國見


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