Archive for the ‘西表島 動物’ Category

さぁ、世界へ

こんにちは!
ガイド廣瀬です。

 

先日、上原地区の民宿、ホテル、居酒屋など様々な場所を

合計30箇所くらいこのポスターの掲示のお願いをしに訪問させていただきました。

 

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沖縄県が世界自然遺産登録へ向けて作成したポスターです!

 

そう現在、西表島、沖縄本島北部やんばる鹿児島県の奄美大島、徳之島。
これらの地域を合わせて世界自然遺産登録へ向けて、
国、県、町が活動をしているのです。

 

 

このポスターは沖縄県が作成したものですので
沖縄本島北部のやんばる、そして僕が暮らしている西表島に
生息している動物たちを載せています。

 

 

イリオモテヤマネコ、ヤンバルクイナカンムリワシ、リュウキュヤマガメなどなど
見ているだけで楽しくなるポスターです☆

 

様々な場所にお願いをしに行きましたが
皆さん、とても快く受け入れてくれて
『おぉ!いいねー!!』と言ってくださりました。
こちらとしても嬉しいばかりです。

 

ある定食屋のおじぃは
『こんにちはー!』と言って入っていくと
座敷で昼寝をしている所でした(笑)
びっくりして起き上がり、面識のある

僕だとわかってなんだか初めは不機嫌そう。。。

 

 

ですがポスターを見せて、お願いをすると
『おい!これもう一枚ないば?二枚貼り付けて冊子に張って
外からも店内からも見えるようにしたら良いはずよ!』
と言うので2枚、渡して掲示をさせて頂きました。

 

また違う定食屋さんでは
『あぁーわかったそこ置いておいて!』
と急がしそうにしていて本当に張ってくれるか
不安でしたが、翌日お昼を食べに行ったら
ちゃんと張ってありました!!
しかも目立つところに。

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カツ丼、でーじうまい!

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最後になりますが、このポスターを貼る1番の理由。
世界遺産を推進します!というわけではない。
西表島が世界自然遺産の登録を目指している
ということをより多くの人に関心を持ってもらうことが
一番の目的なのです。

 

国はユネスコに、既に推薦書を提出し
今年の夏ごろにはIUCNによる現地調査が行われます。
そして、来年の夏ごろには登録の可否が決定します。

 

ここまで、話が進んでいるにも関わらず、
まだまだ島内には世界自然遺産登録に関して
浸透していない部分が多々あります。

 

もう今更なのかもしませんが
様々な意見を出して頂きたいと考えております。
そして議論をして、より良い西表島になれるよう
島民が積極的に取り組んでいけるようになれればと思います。

 

世界自然遺産登録の一番の目的は
この自然をいつまでも残し続け後世に繋いでいくことです。
決して、お客さんを増やすため、などではありません。

 

世界自然遺産登録を西表島をよりよくするための
ひとつのきっかけにしていければと思います。

 

これからも活動を続けて参ります。

 

西表島に来られた際は島のいたるところに掲示がされていますので
是非ポスターを探してみてくださいね!

イリオモテボタル調査・観察会

2016年1月13日に西表島の祖納という集落で行われた

イリオモテボタル調査・観察会に参加してきました!

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この調査・観察会は今年で6年目らしく、毎年この時期になると行われている行事です。

環境省モニタリングサイト1000事業のコアサイトに指定されているもので

毎年、島の小学生や大人たちが交じり合いながらホタルについて学んでいく場です。

 

夕方6時、今の時期はまだ明るい時間帯ですが

イリオモテボタルの活動し始める時間帯です。

7時を過ぎると別の種類のホタルも光ってしまうため、イリオモテボタルは早い時間から光り始めます。

イリオモテボタルが活動する時間は短く、限られています。

 

そんなホタルを探しに集落を散策してきました。

イリオモテボタルはメスが光り、オスは光りません。

落ち葉や石垣の中で光り、オスに見つけてもらいます。

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石垣や道端の土の上を中心に進めていきます。

 

石垣といっても、西表島や八重山の石垣は、サンゴや琉球石灰岩(薄い石のようなもの)

を積み上げたもので隙間が空いており、隙間は生き物の住処になっていたりもします。

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ホタルのいそうな隙間をくまなく調べていくと。

石垣の奥に強い光が!

イリオモテボタルの光です。

やや緑がかった強い黄色の光。

メスがお尻を上げて光ります。

イリオモテボタルのメスは芋虫のような形をしており、逆立ちをして光るのです。

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あたりも段々暗くなってきて、

あちこちで「ホタル見つけたよ!」との声があがります。

子供たちの方が目線が低いのと、目が聡いので

多くのホタルを見つけてくれます!

 

調査地を6つに分け、それぞれのグループで手分けして見つけます。

調査時間は1時間弱の時間でしたが、今年は165個体を見つけることができました。

去年は30個体程度だったので、今年はホタルが多く発生しているようです。

以前の最高記録に迫る勢いです。

今年の気候は雨が少なく、台風も少なく

暑かった印象ですが、ホタルにとっては好条件だったのかもしれません。

調査中の気温も18℃前後だったことも要因かもしれません。

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公民館へ帰ってから調査報告をしたり、

感想を言い合ったり

お互いの仮説を話したりと

モニタリングの結果も皆で共有します。

 

小さいころから、このような体験ができる西表島の子供たちは

いいなと思う自分がいたり。

そこに参加させてもらえて、ありがたいなと思いました。

これからも、このような活動は続いていってほしいものです。

 

ガイド飯田(写真/文)

冬の大潮の夜、海へ。

こんにちは、ガイド廣瀬です。

 

満月、新月の夜、潮が引いた海に出かけると様々な出会いがあります。

 

夜になると僕らと同様に寝ている生き物もいれば
逆に夜になると活動する生き物もいます。

 

今回は昨晩に観察できた生き物たちを
皆さまに紹介致します。

 

まずいきなり見つけたのはイソギンチャク。
よく見ると周りには魚がたくさん!!

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イソギンチャクの中にはカクレクマノミの姿も。
周りにいるのはミツボシクロスズメダイの幼魚。
こんなにたくさんいるのは初めて見ました!

 

みんな寝ているようでぼーっとしていました。
昼間の様子も気になりますね。

 

次に見つけたのはこの奇妙な生き物。
とても長くて、目がどれで、口がどれでというのも分かりません。
この様に意味不明な生き物にも出会えるのです。

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調べてみるとこの生き物は『サナダヒモムシ』という。
全長はなんと40cmもあるのだとか。
主に夜行性で小さな生き物を食べる肉食性。
ちなみに、大河ドラマ『真田丸』の放映にちなんで
和歌山県白浜町臨海の京都大学白浜水族館ではこの
“サナダヒモムシ”の展示を始めたのだとか。
更に豆知識。名前の由来は真田紐に似ていることから付けられました。

 

続いてはこちら。

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青と黒のストライプが何とも美しいですね。
これは『アオマダラウミヘビ』
夜はウミヘビも寝ているようで、
こんなに近づいても逃げませんでした。

 

普段から大人しいウミヘビですが
実は猛毒の持ち主なので、いじめてはいけませんよ。

 

まだまだいます、海の生き物。

続いてはこちら!

 

じゃん!!大きな貝!!

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と思ったら、ヤドカリが出てきましたー!!

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『コモンヤドカリ』という比較的大きなヤドカリです!
全身真っ赤でカッコいいです。

ちなみに貝の名前は『ウズラガイ』

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先客のヤドカリが入ってなかったらもらっていたのに。
と思いながら、海に戻してやりました。

 

今回もおもしろい生き物にたくさん出会いました。

 

私が思う、海の生き物の魅力。
それは“わけのわからない生き物”がたくさんいること。
そして、その種類も豊富にあること。

 

何度行ってもそこには新しい出会いがあります。

 
また次回、どんな生き物に出会えるか楽しみです。
皆さんもお楽しみに。。。

 

ガイド廣瀬(写真/文)

浦内川さんぽ(前篇)

休日。

何をしようかなと、前日からウキウキしながら思案。

石垣島へ行こうか、竹富島へ行こうか、小浜島もいいな。

なんて考えていたのですが、

今回は

浦内川!!

 

LBカヤック事務所からも近い川。

ガイド飯田の習性で、

住んでいるところから近い所へはなかなか行かないというものがあります。

近いといつでも行けるやと思ってしまうのでしょう。

せっかくの休み、遠くへ行かないともったいないと思うのでしょう。

 

なかなか、足が向かない。

今回は、意を決して向かいます。

浦内川!

 

7月30日に行った、ゆんたく会で話を聞いて気になっていた川。

浦内川。

(ゆんたく会、詳しくはブログで→ https://lbks.jp/blog/?p=4921)

魚の種類が日本一多い、日本一珍しい魚がいる、日本一大きな川魚がいる川

浦内川。

 

のんびり、気ままにノープランで行ってきました。

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白浜方面のツアーへ行く際に、車でよく通る浦内橋。

1970年に橋ができる前は渡し船で往来していたようです。

渡し場という意味の「バダリヤ」と呼ばれる場所が近くにあります。

 

干潮時には、川の水深が浅くなり

所々干潟になります。

この日は、ちょうど干潮時刻。

川幅が狭くなっています。

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橋を白浜方面へ渡ると展望台があります。

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登ると、一面、マングローブ。

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雄大な景色が広がります。

 

橋まで戻り、ここから遊覧ボートへ乗ります。

いざ、ボート乗り場へ!

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定時便の時間が決まっているらしく、時間をチェックします。

この時、すでに12時30分。。。

まずい、12時30分逃したら14時。。。

ダッシュで、ボート乗り場を目指します。

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料金所でチケットを購入。

滑り込みセーフでした。

ガイド付きツアーに参加しようと思ったのですが、前日に予約が必要とのこと。。。

参加したい方は、事前にご予約ください!

 

予約してないガイド飯田は、マリウドゥ・カンピレーの滝コースへ。

普段カヤックに乗っているので、目線が違うボートに乗ると景色も新鮮です。

 

個人的には、カヤックからの眺めが好きです。

風を身体で感じ、自分の判断で航路を考えるカヤック。

カヤック以外の乗り物に乗って初めて感じる感覚。

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船長のガイドで、上流の船着場を目指します!

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途中、わかりやすいヤエヤマヒルギがあったり

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浅瀬をゆっくり航行したり。

船長はジョークも織り交ぜながら、浦内川の説明をしてくれます。

普段、説明する側なので、聞く側にまわるのは新鮮な体験。

なるほど、こういう風に感じるのかと納得。

 

かれこれ、景色を楽しみながら30分のクルージング。

上流の船着場までは8kmあるとのこと。

カヤックだったら2時間か。

と職業病のような感想を思いながら上陸します。

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ここからは船長としばしの別れ。

上流の滝を目指していざ出発です!

時刻は13時。15時に迎えにきてくれるとのこと。

ここからは自由時間です!

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舗装された道を歩いていきます。

舗装は最初のうちだけで、10分も歩くと自然道になります。

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多くの人が訪れる場所ですが、人工的なゴミは落ちていません。

愛されている証拠ですね。

気持ちよく森林さんぽを楽しめます。

 

道々には、

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クワズイモの葉が茂っていたり、

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ヒカゲヘゴが芽吹いていたり。

西表島を代表する植物たちを見かけることができます。

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オキナワウラジロガシの巨木も。

存在感が違います。理想的な年のとり方。

足元にはどんぐり。

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頭から根っこを出しています。

新しい命が芽生えています。

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森の切れ目から見える景色もキレイです。

それほど登った感覚はないのですが、いつの間にか高いところまで来ていました。

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前日の雨で、森の中はしっとりと潤っています。

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コケが鮮やかな緑色をしていて、癒されます。

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木には柿の実がなっています。

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リュウキュウガキ。

小振りのカキで、実は有毒。

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オキナワウラジロガシの実と同じ大きさ。

どんぐりが大きいのか、カキが小さいのか。

どんぐりが大きく、カキが小さいのです。

サイズ感覚がなくなります。

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さらに、緑の道を抜けると。

展望台が姿を現します。

展望台を登ると、眼下には。

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マリウドゥの滝が姿を現します。

 

沖縄県では唯一、日本の滝100選に選ばれている滝。

滝つぼが円く、深い淀みとなっていることから

まるいよどみ→マリウドゥになったとのこと。

以前は滝つぼまでおりれたみたいですが、今は通行止めになっています。

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マリウドゥの滝を後に、先に進むと

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カンピレーの滝が見えてきました。

昔から、西表の神々が集う聖地となっています。

「カン(神)」、「ビレー(座る)」で神が座るとの意味の場所。

 

誰もいないカンピレーの滝はどことなく神聖さ、

自然の偉大さを感じさせます。

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ひとり、ぽつんと立っていると

時間の流れを忘れてしまいそうになります。

 

少し休憩。。。

 

岩の上に寝転んで水の流れに耳を澄ますと、

時間が流れているのか、戻っているのか。

不思議な感覚に癒されます。

 

このまま、時間が止まればいいな

なんてことを考えていたのですが、

時間は止まらず、無常にも流れていきます。

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時計を見ると、すでに14時20分。。。

戻りの船は15時。。。

まずいです!

 

急いで船着場まで戻ります。

行きに1時間かけてきた道を、急ぎ足で戻る。

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途中、「そんなに急いでどうしたの?」

とキノボリトカゲに二度見されたりする場面もありましたが、

無事、船着場へ到着。

14:40

少し早めの到着となりましたが、また岩場で休憩しながら

船を待ちます。

15時の船に乗船して無事帰着。

 

帰りの船では、ウタラ炭鉱の歴史などを聞きました。

気になっていた炭鉱跡。

船着場から歩いて行けるとのこと。

夕暮れまで時間があるので、行ってみようと思います!

 

 

。。。後編へ続く

 

ガイド飯田(写真/文)

イノー観察~その2~

こんにちは。ガイド金原です。

 

さぁ、昨日のイノー観察で出会った動物達を引き続きご紹介します!

 

まずは、みんなの人気者カクレクマノミ

 

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普段は星砂の浜に会いに行っていますが、

ここ高那のイノーでもクマノミ家族が生活してるようです。

 

しかし、この時間は夏の大潮の干潮。潮が引き、水位が下がった海。

ギリギリのところで身動きがとりづらいだろうに、その中でたくましく生活していました。

 

O

 

「早く満ちてこないかぁ~・・・。」というクマノミの声が聞こえてきそうです。

 

ウツボの仲間。

 

O

 

おぉ!これは大物!

星砂海岸ではなかなか見ることのできない動物に出会えました。

 

ウツボにビビりながらも、水中に手を突っ込み写真の撮影を試みるガイド金原。

 

O

 

何とか接写で撮影は成功!思ったより気性は荒くないようです。

それとも、この仔は臆病な性格だったのでしょうか・・・。

 

 ヒトデの仲間

 

O

 

「星型動物」として分類されるだけあって、まんま星の形をしていますね。

 

ヒトデを見つけると、どうしても左下に置いて写真を撮りたくなるのは

僕だけでしょうか・・・。

なんとなく海の写真っぽくなると思いませんか?

 

少し歩いただけで、これだけの動物達に出会う事ができるイノーは本当に動物達の宝庫!

普段、野生動物と触れ合おうと思っても、なかなか難しいですが、

ここでは動物達との距離が非常に近く、簡単に見たり触ったりすることができます。

 

こういう経験もまた、ひとつの自然体験なのだと思います。

イノー観察、オススメです!!

 

 

。。。『~おまけ~』

 

「おっ!ここ遊べそうだな!」

イノー観察の帰りぎわ、突然の社長の声。

 

振り返ってみると、

まさに崖と呼ぶにふさわしい斜面をよじ登っているではありませんか。

 

O

 

若い頃には、よく山にも登ったと聞きます。

おそらく、そのころの血がたぎったのでしょう。

 

みんな童心に帰り、大人になるにつれて忘れていた「遊ぶ気持ち」を蘇らせてくれるのが、

西表島の最大の魅力ですね!

 

しかし社長も現役を引退し、50を過ぎた身体。こんな急斜面、見ているこっちがソワソワします。

 

O

 

(あんまり無理はしないでくれよ・・・。)と社長には聞こえないようにつぶやきました。

 

ガイド金原(写真/文)

イノー探検~その1~

こんにちは。ガイド金原です。

 

ここ最近、社長に連れられて、

西表島の色々な場所へ出かけることの多いLBガイドの面々・・・。

 

社長は現役を引退し、毎日毎日デスクワーク・・・。

おそらく外に出て気分転換がしたいのでしょう。

まぁガイド達にとっても、普段歩かない場所を歩くのはいい勉強になります。

付き合いましょう!

(実は僕も1日デスクワークしているよりも、こっちの方が生に合っているようです。 笑)

 

 

今日向ったのは、西表島の高那という地区。

ちょうど、上原港と大原港の中間くらいに当たる場所です。

 

道路から少し外れると、急に岩の山が2つ現れました。

 

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そこを抜けると、一面のイノー地帯(沖縄の方言でサンゴ礁に囲まれた浅い海《礁池:しょうち》)が広がっていました。

 

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普段車で走っている道路の下に、こんな場所があったとは・・・。

西表島の地形には、毎度驚かされます。

 

今日は、このイノーで出会った動物たちをご紹介しますね!

 

まずは、星砂の浜でもお馴染みのルリスズメダイ

 

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名前のとおり全身が鮮やかな瑠璃色をしています。身体は小さく、可愛らしい魚ですが、

オスは縄張り意識がとても強く、その縄張り内に5-6匹のメスを持つハーレムを形成し、生活しています。

 

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マンジュウガニの仲間。

 

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ふっくらとした触感がありそうで、お茶が一杯欲しくなりそうな名前のカニですね。

 

しかし美味しそうな名前は命名者の罠。このカニはテトロドトキシン(いわゆるフグ毒)を

含む数種の猛毒があるため、食べると死に到ることもあります。

ただし、口に入れない限りは無害で、触ったりハサミで挟まれたりしても全く問題ありません。

 

間違っても口には入れないようにだけ気をつけましょう。

 

アオヒトデ

 

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体長15cmにもなる大型のヒトデです。この仔も青色がキレイですね~。

ヒトデの腕の数というと普通5本をイメージするかと想いますが、

実は4本とか6本のヒトデも珍しくないんですよ!

 

ナマコの仲間。

 

O

 

このナマコ達、一方がクロナマコ。もう一方がニセ(偽)クロナマコという名前。

さて、どっちがどっちでしょう・・・。

 

正解は、向って左側がクロナマコ。右側がニセクロナマコです。

 

一見、全身真っ黒のニセクロナマコが本物のように見えますが、

実は、本物のクロナマコは全身に砂をコーティングしていて、

日焼け防止をしているといわれています。

 

砂をコーティングできない右側が、偽者というわけですね!

 

・・・さぁ、紹介したい動物達が多すぎて、

このまま続けていくと長くなりそうです(笑)。

 

今日はここまで。この続きはまた明日!

 

ガイド金原(写真/文)

バラス島~鳩離島~座礁船、カヤックで行くひとり旅。その1

こんばんは。ガイド廣瀬です。

 

6月8日の旅の軌跡を皆様にお知らせいたします。

最高の天気の中、スタート!

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今回の行程はこちら。(クリックで拡大します)

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まずは上原港のとなりにある、まるまビーチから出発です!

サンゴのかけらでできた島、バラス島へ。

 

南風に吹かれ、ぐんぐん進みます。

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あっという間に見えてきました。バラス島!

 

サンゴのかけらが集まり陸ができている。

良く考えると不思議な島。

台風が来るたびに形が変わるのだとか。

OOO 

それにしてもこの景色は最高。

『ここは天国ですか?』と言ってしまいそうです。笑

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端の方には夏に見られる渡り鳥アジサシ達がいました。

頭が黒く足が赤いのは『ベニアジサシ』

目から首にかけて黒い線があるのは『エリグリアジサシ』です。

 

とてもキュートでした!

 

次に目指すは鳩離島(はとぱなりじま)。

バラスと同様、無人島です。

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今度は西表島方面へ向かって漕ぎます。

こうみると西表島はホントに山だらけだな~と思います。

 

そして鳩離島に到着。

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島というより岩。

O O

石灰岩でできています。

ということはかつて、この岩もサンゴだったのです。

 

今となっては鳥たちの貴重な営巣地。

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天敵に狙われず、安心して子育てができます。

鳩が多く暮らしているのが名前の由来です。

 

バラス島と鳩離島。

美しく、それぞれに魅力がある素晴らしい場所でした。

 

さぁ今日はここまで。次回後半戦に続きます。

 

後半は赤離島、そして最終目的地点の座礁船をご紹介!

お楽しみに☆

 

ガイド廣瀬(写真/文)

魚巻き集会

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本日の西表島は、晴天!

絶好の魚巻き集会日和です。

 

魚巻き集会とは、地元上原小学校の生徒が行っている行事で

歴史は古く、1983(昭和58)年にPTAのレクリエーションとして初めて開催して以来、

ほぼ毎年実施している行事です。

 

最近では、「海の達人」と題して海について学ぶ

総合的な学習のなかに位置付けられており、

魚巻きの前に、ダイバーを呼んで海の危険生物について学んだり、

家庭科の授業で魚のさばき方の練習をしたりと

海、魚について生徒たちは勉強していきます。

 

その学習の集大成がこの、魚巻き集会なのです。

1983年と言えば、ガイド飯田が生まれた年…

そう考えると、長い間続けられているのだなと感じます。

 

まずは、魚を捕まえる所から始まります。

朝、5時ぐらいに沖に網を仕掛けに行き、

陸と網で挟んで大きなプールを作っておきます。

 

潮がひいていくと、網から水だけが抜けていき

魚が捕まえやすくなるという仕掛けです。

もちろん、地元の人の協力無くしてはできない行事です。

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朝、潮が引き始める時間帯に網の状態をチェックしに行きます。

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学習とはいえ、生徒たちが怪我をしては元もこもありません。

漁師さんが朝一で引っ掛かっている大きなエイやサメを逃がしてくれています。

まだ、残ってるかもしれないので、念入りにチェック。

 

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そして、魚巻きの始まりです。

生徒たちがタモを持って魚を追いかけます!

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魚を追いかけ、網に向かって追いこみます

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大きな魚が網にかかりました

子どもたちが歓声をあげながら、魚をカゴにいれていきます。

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獲った魚は、まだ新鮮なので血抜きをします。

血抜き一つでも、学ぶことは多いです。

血抜きのやり方、生きている魚でなくては綺麗に血が抜けないこと

など地元の大人の人たちが教えてくれます。

一つ一つの話に“へーっ!”

“すごい!!”などの反応があり、実体験を通して学習しています。

 

50名ぐらいの生徒たちが1時間ぐらい魚を追いかけ、大漁です。

場所を移して、今度は獲った魚をさばきます。

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捌く前に魚の種類について学習します。

“ガーラ”、“コーフ”、“アバサー”など呪文のような名前の魚が並んでいます。

沖縄ならではの光景。

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魚の種類を学んだ後に、魚をさばき始めます。

1~2年生がウロコを取り、3~4年生が内臓を出し、5~6年生が3枚におろします。

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みんな、真剣な表情で魚に向き合っています。

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手際よく、どんどん魚がさばかれていきます。

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生徒たちがさばいた魚を保護者の人達で刺身にしたり、

魚汁にしたり調理をくわえていきます。

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作った料理は参加者全員でおいしくいただきます!

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魚を捕まえ、捌き、最後に食べる

そこまでを一連の学習として学びます。

 

漁の喜びや楽しさを味わうだけでなく、

西表島の自然が命を育み、その命をいただくことで自分たちが生きていることを学び、

自然や命に対する感謝の気持ちを身につけて欲しいという想いがあるからなのです。

 

スーパーのパックに入っている切り身の魚が当たり前の昨今

どうやって、魚を獲るか、どうやって食べられるようにするか

自分達で考え、教えてもらい、体験する

西表島ならではの学びの場でした。

 

ガイド飯田(写真/文)

ほーむぺーじ

こんにちは。ガイド金原です。

 

今日は、自分達のHPトップ画面で使用している10枚のスライド写真について、少し解説していこうと思います。

 

その前に、「10枚のスライド写真ってどこ?」という所からですね。

ココです。

 

 

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HPを開いて、最初に出てくる大きな写真。

時間の経過とともに、写真が10枚入れ替わっていきます。

 

まず一枚目に出てくる写真は、西表島のシンボル「イリオモテヤマネコ」

 

この写真は写真家の横塚眞己人氏が撮った写真を、使用許可をいただき掲載しています。

このブログでは著作権の問題もありますので、写真を載せることが出来ませんが、

下記HPのURLから、是非ご覧になってください。

http://lbks.jp/

 

次のスライドは、西表島の中でもマングローブの景色が綺麗なことで有名なシイラ川を上から撮った一枚。

 

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蛇行し、ジャングルの奥へ抜けていく様は、冒険心をくすぐりませんか?

 

3枚目に出てくるのがマングローブ林の中をカヤックで漕いでいる時の目線。

 

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鮮やかな緑が水面にも映り込み、その景色はまさしく密林という感じ。

何かが出てきそうな雰囲気がありますね。

 

4枚目の写真は大きな木性のシダ植物、ヒカゲヘゴ。

 

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ヒカゲヘゴは恐竜時代からの生き残りとされていて、

まるで恐竜のいる時世に タイムスリップしたかのような 熱帯を感じる植物 です。

 

折り返しの5枚目は、西表島のジャングルの奥深くにそびえるユツンの滝。

 

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大きな岩場3段を水が流れ落ちる様子は、壮観というにはふさわしい光景。

ユツンの滝つぼは、大自然のパワーで満ち溢れています。

 

6枚目からは海関連。

ここは、白洲(しらす)と呼ばれる周りを海に囲まれたビーチ。

 

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自然の音しか聞こえず、誰もいない砂浜でのひと時は最高の贅沢ですね!

 

ん?これはパイナップル?

いいえ、この植物はパイナップルにそっくりなアダンの実。

 

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西表島の白い砂浜に自生し、南国を連想する風景です。

 

お次はヤドカリ君。

これは木炭の浜(船浮湾&水落の滝コース)で撮影しました。

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ちっちゃいけどしっかり可愛らしさを主張してます!

 

終盤の9枚目は西表島、月ヶ浜からの夕焼けの写真。

 

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月ヶ浜は西を向いているので、太陽が綺麗に水平線へ沈んでいきます。

西表島にお泊りになる際には、ぜひ足を運んでみてください。

 

ラストの写真が、西表島の「青・碧」を表現した一枚。

 

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マングローブが生い茂る川の青と、美しいサンゴ礁が広がる海の碧。

空、川、海。西表島には、様々な「あお」が混在しています。

 

いかがでしたか?

このTOPスライド写真は、今後も定期的に差し替えをしていますのでお楽しみに!!

 

ガイド金原

冬の大潮。真夜中の干潮のマイナス潮位。まとめ

こんばんは。ガイド廣瀬です。

 

冬の大潮(満月、新月)の真夜中の干潮時、潮位がマイナスになります。

すなわち、普段水中にあるサンゴがむき出しになるほど

潮がめちゃくちゃ引いてしまうということ。

 

そして昨日、新月を迎え

今回の大潮が今シーズン最後のマイナス潮位となりました。

 

ガイド廣瀬はこのマイナス潮位が作り出す

不思議な光景や現象に魅了され、計8回も真夜中の海へ!

 

今回はその総集編を皆様にご紹介したいと思います。

 

まず初めに驚いたのはサンゴが水面から顔を出していること!

普段は水中にあるサンゴがむき出しに。

普通じゃ考えられない、不思議な光景がそこには広がっていました。

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更に驚きなのが魚たち。

昼間見かける時は、その巧みな泳ぎで

絶対に素手では捕まえることはできません。

 

しかし夜は魚も寝る時間。

横になっているものや、頭を突っ込んでいるもの

動かずじっとしているものなどなど

様々な魚がぼーっとしていました。

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しかし中には夜になると活動し始める魚もいます。

よく見かけたのはこのウツボ。

ほかの魚がぼーっとしている中ウツボだけが

元気に泳ぎ回っています。

近づくと、意外と可愛い顔をしています。笑

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次によく見かけるのはカニ。

様々な種類のカニが夜の海を歩きまわっています。

その姿はどれもユニークなものばかり。

皆さんはどのカニが好きですか?笑

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ここからはよくわからん生き物を紹介。

まずは棘皮動物といわれるウニ、ヒトデ、ナマコ。

 

ガンガゼ。超接写をすると

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オニヒトデ。サンゴを食べてしまう嫌われ者。

接写をすると・・・ものすごいトゲ!

このトゲには毒があるので要注意。

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ナマコ。本当は黒い体をしています。

砂をまとって強い日差しから体を守っている。

という説が。まだ詳しいことは分かっていないようです。

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その他番外編として

カツオノエボシ。猛毒があるクラゲの様な生き物。

これまた接写をすると、とても綺麗に映る。

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これはなんだか分かりますか?

実は小さなタコ。周りの景色に擬態しています。

かろうじて目だけ見えています。

これを見つけた自分にも驚き(笑)

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海の人気者、カクレクマノミにとっては

マイナス潮位は一大事!

イソギンチャク宅はぺたっとなりクマノミは窮屈そう。

満ちてくるまでの数時間の辛抱です。

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そしてそして最終日に出会ったのは超大物!

なんとウミガメ!!

取り残されてしまった様子。

寝ぼけているのか、ぼーっとしていました。

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最後の最後にこんな出会いがあるとは。。。

今年の運はこれで使い果たしてしまったかもしれないと

思うくらい衝撃的でした。感動です。

 

今回紹介した以外にも海には

まだまだ生き物がたくさんいます!

私はもともと陸上の野生動物を専門に勉強をしてきましたが

西表島に来て海をかじったら、止まらないほどにハマっております。

何故、先に海から勉強を始めなかったのかと思うほど。

海に行けば必ず生き物に出会います。

そしてそれぞれの生き物がとても個性的で色や形も様々です。

この生き物はどこが目でどこが口なのか!?と思わせるものまで。

あらゆる生き物が海にはいます。

 

山ではこれだけ多くの生き物を見つけるのは至難の業です。

西表島はジャングルばかりが注目されがちですが

海にも素晴らしい生き物がたくさんいます。

 

この豊かな海を、自然をいつまでも残していけるよう

これからも、まずはこの素晴らしい自然を

ガイドとして皆さまにお伝えできればと思います。

 

ガイド廣瀬(写真/文)