Archive for the ‘西表島 滝’ Category

冬の西表島の魅力を教えます。

こんにちは。ガイド廣瀬です。

 

新年になって2週間が経ちました。

皆さまはいかがお過ごしでしょうか?

今年の冬は全国的に例年に比べて気温が高く、暖冬だと言われています。

ですが今週から20℃を下回る日も多くなり西表島も本格的な冬を迎えています。

 

この時期にお電話での問い合わせで多いのが、『冬でもツアーはやっていますか?』というもの。

 

冬でもツアーはやってます!

今回はそんな冬の西表島の魅力を皆さまにお伝えいたします!

 

冬の魅力その1

雨が多いため川の水量も増加。滝の迫力が倍増します!!

夏には見ることができない滝をご堪能ください。

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その2

冬ならではの動物を見ることができます。

たとえばこの生き物。

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名前は『アオミオカタニシ』 か、かわいい。。。

雨が多くなる冬。

この子にとっては過ごしやすくなるため活動が活発になりツアー中にもしばしば現れます。

実は殻の色は透明。

体が緑色をしているのだとか。

可愛くてとてもとても癒されます♪

ガイド廣瀬は虜になっております。

 

そして夜にはホタルも現れます。

名前は『オオシママドボタル』

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皆さんが想像するホタルは初夏の夜、

田んぼの畦道(あぜみち)などで飛び交っているイメージだと思います。

 

しかし冬にしか現れないホタルが西表島にはいます。

なんとも幻想的です。

詳しくは『ホタル観察日記』をご覧ください。

 

その3

西表島は冬の花も豊富。

家の庭先、県道沿いの草むら、ジャングルの中、様々なところで花が咲いています!

 

川沿いに咲く『ツワブキ』

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ジャングルの緑に囲まれ、一際目立ちとても綺麗です。

 

庭先やなどに咲く『リュウキュウコスミレ』

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小さいけれど綺麗な紫色でとても可愛らしい花です。

 

県道沿いに咲く大きな花、『サキシマフヨウ』

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ハイビスカスと同じ仲間で大きく存在感もあります!

立ち止まってみてください。

 

そして冬に咲く桜、『カンヒザクラ』。漢字では『寒緋桜』と書きます。

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(撮影:2016年1月14日)

 

今はまだ蕾ですが今月の末~2月の上旬にかけて

立派な花が咲くでしょう!

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(撮影日:2015年1月31日)

楽しみです!

 

その4

雨が多い冬。ですがそこに急に日が射してくることも。

そしたら虹が見れるチャンス!!

太陽が出ている反対側に注目です。

 

船浦湾に現れた虹。

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(撮影日:2016年11月13日)

上原港に現れた虹。

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(撮影日:2016年1月4日)

 

その5

11月15日~2月15日まで、狩猟期間のため

イノシシ猟が解禁されます!

 

そのため獲れたてのイノシシ料理が食べられます。

代表的なのは『カマイ汁』と『刺身』

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体の温まるカマイ汁、泡盛に合う刺身。最高です。

カマイ汁のそばも美味です。

 

細かく言えばまだまだ語りつくせないほど魅力たっぷりの西表島の冬。

沖縄、西表島は夏だけではありません。

 

皆さまのご来島をお待ちしております。

 

ガイド廣瀬(写真/文)

浦内川さんぽ(前篇)

休日。

何をしようかなと、前日からウキウキしながら思案。

石垣島へ行こうか、竹富島へ行こうか、小浜島もいいな。

なんて考えていたのですが、

今回は

浦内川!!

 

LBカヤック事務所からも近い川。

ガイド飯田の習性で、

住んでいるところから近い所へはなかなか行かないというものがあります。

近いといつでも行けるやと思ってしまうのでしょう。

せっかくの休み、遠くへ行かないともったいないと思うのでしょう。

 

なかなか、足が向かない。

今回は、意を決して向かいます。

浦内川!

 

7月30日に行った、ゆんたく会で話を聞いて気になっていた川。

浦内川。

(ゆんたく会、詳しくはブログで→ https://lbks.jp/blog/?p=4921)

魚の種類が日本一多い、日本一珍しい魚がいる、日本一大きな川魚がいる川

浦内川。

 

のんびり、気ままにノープランで行ってきました。

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白浜方面のツアーへ行く際に、車でよく通る浦内橋。

1970年に橋ができる前は渡し船で往来していたようです。

渡し場という意味の「バダリヤ」と呼ばれる場所が近くにあります。

 

干潮時には、川の水深が浅くなり

所々干潟になります。

この日は、ちょうど干潮時刻。

川幅が狭くなっています。

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橋を白浜方面へ渡ると展望台があります。

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登ると、一面、マングローブ。

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雄大な景色が広がります。

 

橋まで戻り、ここから遊覧ボートへ乗ります。

いざ、ボート乗り場へ!

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定時便の時間が決まっているらしく、時間をチェックします。

この時、すでに12時30分。。。

まずい、12時30分逃したら14時。。。

ダッシュで、ボート乗り場を目指します。

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料金所でチケットを購入。

滑り込みセーフでした。

ガイド付きツアーに参加しようと思ったのですが、前日に予約が必要とのこと。。。

参加したい方は、事前にご予約ください!

 

予約してないガイド飯田は、マリウドゥ・カンピレーの滝コースへ。

普段カヤックに乗っているので、目線が違うボートに乗ると景色も新鮮です。

 

個人的には、カヤックからの眺めが好きです。

風を身体で感じ、自分の判断で航路を考えるカヤック。

カヤック以外の乗り物に乗って初めて感じる感覚。

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船長のガイドで、上流の船着場を目指します!

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途中、わかりやすいヤエヤマヒルギがあったり

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浅瀬をゆっくり航行したり。

船長はジョークも織り交ぜながら、浦内川の説明をしてくれます。

普段、説明する側なので、聞く側にまわるのは新鮮な体験。

なるほど、こういう風に感じるのかと納得。

 

かれこれ、景色を楽しみながら30分のクルージング。

上流の船着場までは8kmあるとのこと。

カヤックだったら2時間か。

と職業病のような感想を思いながら上陸します。

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ここからは船長としばしの別れ。

上流の滝を目指していざ出発です!

時刻は13時。15時に迎えにきてくれるとのこと。

ここからは自由時間です!

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舗装された道を歩いていきます。

舗装は最初のうちだけで、10分も歩くと自然道になります。

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多くの人が訪れる場所ですが、人工的なゴミは落ちていません。

愛されている証拠ですね。

気持ちよく森林さんぽを楽しめます。

 

道々には、

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クワズイモの葉が茂っていたり、

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ヒカゲヘゴが芽吹いていたり。

西表島を代表する植物たちを見かけることができます。

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オキナワウラジロガシの巨木も。

存在感が違います。理想的な年のとり方。

足元にはどんぐり。

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頭から根っこを出しています。

新しい命が芽生えています。

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森の切れ目から見える景色もキレイです。

それほど登った感覚はないのですが、いつの間にか高いところまで来ていました。

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前日の雨で、森の中はしっとりと潤っています。

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コケが鮮やかな緑色をしていて、癒されます。

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木には柿の実がなっています。

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リュウキュウガキ。

小振りのカキで、実は有毒。

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オキナワウラジロガシの実と同じ大きさ。

どんぐりが大きいのか、カキが小さいのか。

どんぐりが大きく、カキが小さいのです。

サイズ感覚がなくなります。

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さらに、緑の道を抜けると。

展望台が姿を現します。

展望台を登ると、眼下には。

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マリウドゥの滝が姿を現します。

 

沖縄県では唯一、日本の滝100選に選ばれている滝。

滝つぼが円く、深い淀みとなっていることから

まるいよどみ→マリウドゥになったとのこと。

以前は滝つぼまでおりれたみたいですが、今は通行止めになっています。

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マリウドゥの滝を後に、先に進むと

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カンピレーの滝が見えてきました。

昔から、西表の神々が集う聖地となっています。

「カン(神)」、「ビレー(座る)」で神が座るとの意味の場所。

 

誰もいないカンピレーの滝はどことなく神聖さ、

自然の偉大さを感じさせます。

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ひとり、ぽつんと立っていると

時間の流れを忘れてしまいそうになります。

 

少し休憩。。。

 

岩の上に寝転んで水の流れに耳を澄ますと、

時間が流れているのか、戻っているのか。

不思議な感覚に癒されます。

 

このまま、時間が止まればいいな

なんてことを考えていたのですが、

時間は止まらず、無常にも流れていきます。

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時計を見ると、すでに14時20分。。。

戻りの船は15時。。。

まずいです!

 

急いで船着場まで戻ります。

行きに1時間かけてきた道を、急ぎ足で戻る。

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途中、「そんなに急いでどうしたの?」

とキノボリトカゲに二度見されたりする場面もありましたが、

無事、船着場へ到着。

14:40

少し早めの到着となりましたが、また岩場で休憩しながら

船を待ちます。

15時の船に乗船して無事帰着。

 

帰りの船では、ウタラ炭鉱の歴史などを聞きました。

気になっていた炭鉱跡。

船着場から歩いて行けるとのこと。

夕暮れまで時間があるので、行ってみようと思います!

 

 

。。。後編へ続く

 

ガイド飯田(写真/文)

浦内川の魚を考える夕べ ゆんたく会

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7月30日、西表島エコツーリズム協会主催で

「浦内川の魚を考える夕べ ゆんたく会」というイベントが開催されました。

 

「ゆんたく」とは、沖縄の方言で、

何人かで集まっておしゃべりする井戸端会議のようなもの。を意味するようです。

いわゆる、ノンクロン。

 

どんな話がされるか、気になり出向いてみました。

浦内川や、西表島の魚を研究している

日本魚類学自然保護委員の先生を招いてのお話から会はスタートしました。

 

西表島の川、特に浦内川は魚の種類が

日本一多い、日本一珍しい魚がいる、日本一大きな川魚がいる川のようです。

近所に流れる大きな川としか思ってなかった川が日本一を連発する川だとは!!

全然知りませんでした。。。

また、うすうす勘づいていたことですが、

純淡水魚が少ないということも裏づけを得れて、とても勉強になる会でした。

また、再度、西表島の自然に驚くと共に、

誇りに思えるような自然があるのだなと感じました。

 

後半には、その浦内川で飲料用の水の取水を行う工事が進んでいること

生態系への影響はどうなのかという議論が交わされ、とても白熱していました。

 

行政機関やアセスメント会社の話によると、環境への影響はないとのこと。

住民サイドからしたら、本当に影響はないのか?

自然が壊れてしまうのではないの?

との不安。。

 

諫早湾の問題等でも、

当初は環境への影響はないため、堤防を締め切るという行動に移った結果

あのような問題になったり。。

正直、どうなの??という議論が交わされていました。

 

自分は、大学生の時に生物と化学を融合した分野の勉強をしていたのですが、

この問題に関しては、「正直、やってみないとわからない」が結論なのかなと感じました。

自然のメカニズムを解明することはできても、

その仕組みを人工的に作り出すことは難しい。

そこには、目に見えない微生物や、栄養素、化学的成分が複雑に絡みあい、

二次的、三次的な関連性を示してくるからです。

 

あたりまえのようにある自然にも、人間が手を加えている自然にも

それぞれにバランスがあり、世界は均衡を保って成り立っています。

そのバランスのある一つのファクターを変えたことによる影響は、

本当に行ってみなければわからない。

 

今までのバランスを保てるレベルなのか、

新しいバランスが出来上がりガラッと環境が変わってしまうのか。

昔から続くことがよいのか、変化を新たな世代への躍進と捉えるべきなのか。

それは、私達の考え方一つで変わってしまうものです。

 

人間が便利を求め過ぎると、自然は壊れるのはあたりまえです。

今の日本の都会を見れば、明らかです。

田舎だからといって便利を求めてはいけないということもありません。

必要なのは、どのくらいの便利さを住民が求めているかということ。

 

ある人は10段階中3でいいやと思っていても、7の人もいれば、10の人もいる。

自分の住んでいるところでは、どれくらいが理想?最低限必要なのはどれくらい?

これらを腹を割って話し合える場があれば、また違ってくるのかなと思います。

 

これは、西表島だけの問題ではなく、日本の各地域、世界の各地域でも同じことです。

これからの日本はどんな日本になっていくべきか?

 

のんびりおしゃべりする会だと思って行ったゆんたく会。

思いがけないことに

このような大きな問題を僕たち自身が考えて、

実行に移していかなければならないなと感じさせられた会でした。

 

ガイド飯田(写真/文)

水不足・・・

こんにちは。ガイド萩原です。

 

予てから西表島の水不足の状況をお知らせしてきましたが、

今日は滝の様子を写真におさめてきました。

 

まずはピナイサーラの滝。

滝の水が下まで届いていません。。。

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大雨が降るとこれぐらい爆発するのですが(笑)

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※上は昨年11月のある日の様子

 

続いてナーラの滝。

そこそこ水量があるように見えます。

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でも本来はこれ位の水量です。。。

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※上は昨年11月のある日の様子

 

今日からしばらく雨の降る日が続きそうですが、

本来の滝の姿を取り戻すためにも

雨が欲しい今日この頃です。