Archive for the ‘動物、植物’ Category

冬のお花をご紹介。

2月に入り本格的に寒い季節になっております。

 

と言っても、寒いというのは我々の意見。

 

気温は18℃ほどありますので、

沖縄以外の方にとっては、あったかいじゃん!!

と思う方が大半かと思います。笑

 

冬でもこれだけの気温があるため、“お花”は今でも元気に咲いています。

 

今回はその冬の花を皆様にご紹介いたします。

 

まず、山に入るとよく見かけるのがこのお花。

テリハノギク

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その名の通り“菊”の仲間。

花は黄色い部分で白いところは舌状花という花びら。

ひとつの株でいくつもの花を付けるため、ブーケのような可愛らしい姿をしています。

香りもGood!!菊のほのかな香りを楽しめます。

 

次はこのお花。リュウキュウツワブキ

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同じく、菊の仲間。比較的大きく花序も花びらも黄色い花です。

緑色のジャングルの中では黄色がとても目立ちます。

水際に生息していることが多いので滝と一緒に撮影できることも!!

 

続いては木の花になります。

エゴノキの花。

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直径2~3センチほどの小さな花が咲きます。

この時期エゴノキが近くにあるとすぐに分かります。

豊潤な香りが漂い、我々の鼻の奥をその香りが癒してくれます。

まるでメスのフェロモンに誘われるオスのよう。

花を見つけたら是非、香りをお楽しみください。

 

続いても木の花。フトモモ。

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線状の綺麗な花と名前のギャップが面白いですね!

ふくらはぎではなく、太ももですよ。

正式には中国名の蒲桃( プータオ )というのが由来のよう。

あのサガリバナにも似た花の形は、ゴージャスでとても気品があります。

花が終わると実がなります。この実も意外とGood!

 

最後はこのお花。

ナンバンギゼル。

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決して綺麗なお花と呼ぶには程遠いこの見た目。

普通の植物とは訳が違うのです。

この植物には葉がありません。光合成はしません。

他の植物から栄養を奪い、生きているのです!

すなわち、寄生植物!主にススキの根に寄生します。

世の中には不思議な植物がいますね。

 

今回、ご紹介するのは以上になります!

このほかにもまだまだたくさんのお花が西表島の冬を彩っています。

 

お花に恋しくなったときは西表島に来れば、

たくさんの出会いがきっとあなたに訪れますよ。

 

ガイド廣瀬(写真/文)

イリオモテボタル調査・観察会

2016年1月13日に西表島の祖納という集落で行われた

イリオモテボタル調査・観察会に参加してきました!

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この調査・観察会は今年で6年目らしく、毎年この時期になると行われている行事です。

環境省モニタリングサイト1000事業のコアサイトに指定されているもので

毎年、島の小学生や大人たちが交じり合いながらホタルについて学んでいく場です。

 

夕方6時、今の時期はまだ明るい時間帯ですが

イリオモテボタルの活動し始める時間帯です。

7時を過ぎると別の種類のホタルも光ってしまうため、イリオモテボタルは早い時間から光り始めます。

イリオモテボタルが活動する時間は短く、限られています。

 

そんなホタルを探しに集落を散策してきました。

イリオモテボタルはメスが光り、オスは光りません。

落ち葉や石垣の中で光り、オスに見つけてもらいます。

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石垣や道端の土の上を中心に進めていきます。

 

石垣といっても、西表島や八重山の石垣は、サンゴや琉球石灰岩(薄い石のようなもの)

を積み上げたもので隙間が空いており、隙間は生き物の住処になっていたりもします。

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ホタルのいそうな隙間をくまなく調べていくと。

石垣の奥に強い光が!

イリオモテボタルの光です。

やや緑がかった強い黄色の光。

メスがお尻を上げて光ります。

イリオモテボタルのメスは芋虫のような形をしており、逆立ちをして光るのです。

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あたりも段々暗くなってきて、

あちこちで「ホタル見つけたよ!」との声があがります。

子供たちの方が目線が低いのと、目が聡いので

多くのホタルを見つけてくれます!

 

調査地を6つに分け、それぞれのグループで手分けして見つけます。

調査時間は1時間弱の時間でしたが、今年は165個体を見つけることができました。

去年は30個体程度だったので、今年はホタルが多く発生しているようです。

以前の最高記録に迫る勢いです。

今年の気候は雨が少なく、台風も少なく

暑かった印象ですが、ホタルにとっては好条件だったのかもしれません。

調査中の気温も18℃前後だったことも要因かもしれません。

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公民館へ帰ってから調査報告をしたり、

感想を言い合ったり

お互いの仮説を話したりと

モニタリングの結果も皆で共有します。

 

小さいころから、このような体験ができる西表島の子供たちは

いいなと思う自分がいたり。

そこに参加させてもらえて、ありがたいなと思いました。

これからも、このような活動は続いていってほしいものです。

 

ガイド飯田(写真/文)

大潮の夜(マイナス潮位)

冬の大潮。

冬の大潮と言えば、夜中(1時~3時前後)に潮位がマイナスを記録するときがあります。

スーパームーンで盛り上がった2016年11月14日の翌日。

ひそかに潮が大きく引き、-4cmの潮位を記録しました。

 

このように潮位がマイナスになると、

普段、海の底に沈んでいるサンゴや石灰岩が顔を出します。

海の生き物も多く出現するこの夜、

生き物観察に星砂海岸へ出かけてみました。

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68年ぶりのスーパームーンの翌日。

ほぼスーパームーンなので、月明かりが綺麗です。

夜中の1時だとは信じられないくらいの明るさ。

テンションが上がっていきます!

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普段は日中に来ている星砂海岸。

夜に見る海は深く、厳かでありながら、優しい響きを奏でています。

星が綺麗に見え、普段の雰囲気とは全く違います。

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歩いてみると、潮が引いており、浅瀬が広がっています。

この日は、夜中の2時24分が一番引く時間帯。

1時から星砂入りをして、準備はばっちりです!

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リーフのエッジに向かって歩いていくと、サンゴが水面へ露出している場所がありました!

普段、海の中で見るサンゴ。

地上に出ていると違和感があります。

サンゴのまわりには、シャコやカニが沢山歩いています。

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サンゴを踏まないように、浅瀬の水の中を移動していきます。

陸の方を見てみると、サンゴに、海に砂浜、星空と幻想的な風景が広がっています。

普段生活している西表島とは思えない光景。

どこか別の世界に迷い込んだようです。

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サンゴの高さは以外に高く、旺盛に成長している様子がわかります。

今年は白化が問題になったサンゴ。

除々に褐虫藻が戻ってきているようで、少し色づいてきました。

世界的に地球温暖化が進んできています。

私たちの生活、エネルギーの使い方に、自然が警鐘を鳴らしているような。

そんな光景が広がっていました。

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イカ、カニ、エビ、タコと数多くの生き物が出てきてくれましたが、

星砂海岸の主なのではないかと思える、大きいサイズの法螺貝に入ったヤドカリも顔を出してくれました!

鋏まれたら痛いだろうなと思わせる大きい鋏。

ビビリながらも、じっくり観察。

貝から出てきたらどうしよう。。。

そんな思いが頭をよぎりましたが、無事何事もなく観察終了!

夜中の3時30分。

生き物たちに別れを告げて、夜の海を後にしました。

 

夜中に大潮で潮位がマイナスになるのは冬の時期だけ。

西表島へお越しの際は、日中の森林や川だけでなく、

夜の海体験!

そんな遊びもしてみては?

 

次回は、11月30日のマイナス10cm!!

今回よりも、もっと引く海。

今度はどんな出会いがあるか楽しみです。

 

西表島へお越しの際は、天気だけでなく

潮位も気にしてみてください!

普段気にもとめないことですが、面白い体験ができます。

西表島に泊まっての大潮体験。

ぜひぜひ、一緒に夜の海で遊んでみませんか?

 

ガイド飯田(写真/文)

冬の大潮の夜、海へ。

こんにちは、ガイド廣瀬です。

 

満月、新月の夜、潮が引いた海に出かけると様々な出会いがあります。

 

夜になると僕らと同様に寝ている生き物もいれば
逆に夜になると活動する生き物もいます。

 

今回は昨晩に観察できた生き物たちを
皆さまに紹介致します。

 

まずいきなり見つけたのはイソギンチャク。
よく見ると周りには魚がたくさん!!

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イソギンチャクの中にはカクレクマノミの姿も。
周りにいるのはミツボシクロスズメダイの幼魚。
こんなにたくさんいるのは初めて見ました!

 

みんな寝ているようでぼーっとしていました。
昼間の様子も気になりますね。

 

次に見つけたのはこの奇妙な生き物。
とても長くて、目がどれで、口がどれでというのも分かりません。
この様に意味不明な生き物にも出会えるのです。

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調べてみるとこの生き物は『サナダヒモムシ』という。
全長はなんと40cmもあるのだとか。
主に夜行性で小さな生き物を食べる肉食性。
ちなみに、大河ドラマ『真田丸』の放映にちなんで
和歌山県白浜町臨海の京都大学白浜水族館ではこの
“サナダヒモムシ”の展示を始めたのだとか。
更に豆知識。名前の由来は真田紐に似ていることから付けられました。

 

続いてはこちら。

O
青と黒のストライプが何とも美しいですね。
これは『アオマダラウミヘビ』
夜はウミヘビも寝ているようで、
こんなに近づいても逃げませんでした。

 

普段から大人しいウミヘビですが
実は猛毒の持ち主なので、いじめてはいけませんよ。

 

まだまだいます、海の生き物。

続いてはこちら!

 

じゃん!!大きな貝!!

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と思ったら、ヤドカリが出てきましたー!!

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『コモンヤドカリ』という比較的大きなヤドカリです!
全身真っ赤でカッコいいです。

ちなみに貝の名前は『ウズラガイ』

O

先客のヤドカリが入ってなかったらもらっていたのに。
と思いながら、海に戻してやりました。

 

今回もおもしろい生き物にたくさん出会いました。

 

私が思う、海の生き物の魅力。
それは“わけのわからない生き物”がたくさんいること。
そして、その種類も豊富にあること。

 

何度行ってもそこには新しい出会いがあります。
また次回、どんな生き物に出会えるか楽しみです。
皆さんもお楽しみに。。。

 

ガイド廣瀬(写真/文)

フィリピンの旅バードフェスタ!

こんにちは。実は私、ガイド廣瀬は12月7日~14日までフィリピンのバターン州で
開催された、第10回フィリピンバードフェスティバルに参加をしてきました。

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どのようなことをしてきたかと言うと
主に、アジアの野鳥保護団体などの方々が
各国の野鳥や国の魅力をの伝えるフェスティバルです。
ブースを設け、グッツの販売やパンフレットなどを配り魅力をPRします。

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私は沖縄を代表して名護市にある名桜大学の『新垣先生』と共に沖縄のPRをしてきました。
沖縄全域を説明した英語のパンフレットの配布、そして今回は初の試みとして
西表島のエコツーリズム協会の手ぬぐいの販売も行いました。

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フェスティバルに参加している様々な国からいらした方々や
地元、フィリピンの方々に沖縄にとても興味を持ていただけて
パンフレットの方は全て配布!
一方、手ぬぐいはと言うと・・・
興味は持って頂けたのですが、フィリピンとは物価が異なるので
少し高かったようで、まぁ全ては売れませんでしたが
魅力を伝えることはできました!

また、その他にフィリピンの文化ツアーがあり
フィリピンではよく食べられている魚の燻製を創っている場所や
料理にもよく使われている、エビのペーストを作る工場、
そして国民の9割がキリスト教徒ということで教会の見学にも
行ってきました。

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そして、毎朝5時からバードウォッチングも。
鳥好きの人達が集まっているのでこんなのは朝飯前!

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朝陽が昇ると同時に鳥たちは活動を始めます。
日本では見られない鳥も多数確認できました。

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夜は毎晩、場所を変えパーティーを開催!
余興のクオリティの高さには毎回圧巻でした。
歌にダンスに演奏に。

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素晴らしいおもてなしをありがとうございました。
沖縄の結婚式並みに多い余興でした(笑)
また、カルチャーショックも多々。

外では夜中まで大騒ぎだったり
信号が少ないうえに交通量がやたらと多いし
車間距離がめちゃくちゃ近かいし、スピードも速いし
道路がとても怖い。
よくこれで事故にならないよな!ってほど。

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トライシクルというバイクに
屋根付きの座席を取り付けた乗り物にも乗りました。
なかなかアグレッシブな運転でひやひやしましたが
これがなかなか便利。
2キロ程の道のりをわずか10ペソ(300円程)で行ってしまいます。
料理はそこそこ美味しかったです。
肉も魚の燻製も。

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基本的にはスプーンを右手、
フォークを左手にもってご飯を食べます。
ただ、手で食べる文化もありそれは苦戦しました・・・

代表的なゲテモノ料理は『バロット(balut)』
アヒルの少し成長した有精卵を茹でたもの。
殻を割ると中には、ヒナの顔が!!!!

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『Let’s try!』と言われ、食べました。
味は・・・美味しい!!!
酢や塩をかけて食べると更に美味しい。

コクのある茹で卵って感じです(笑)
一番美味しかった料理かもしれません。

 

1回の更新では語りつくせないほどの
貴重な経験をしてきた今回の旅。

一番に感じたのは、やはり人との繋がり。

 

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参加者の主な出身国はフィリピン、タイ、台湾、中国、シンガポール、マレーシア
そして日本。その他アメリカの方とドイツの方がいました。
主な言語は英語ですが、自分はあまり英語が話せないので
うまくコミュニケーションがとれるか心配でしたが
皆さん気さくに話しかけてくれて分かりやすい英語を話してくれて
そして、共にイベントを楽しむことができました。
言葉の壁を越えて、と言うのはこの事だと改めて感じました。

そして僕が愛用している野鳥図鑑の
鳥の絵を描いてる谷口先生にも
お会いすることができました!

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サインまでいただき感激です。

またフィリピンの文化を体験し
フィリピンの魅力を感じることが出来ましたし
日本との違い、西表島との違いを
感じたので逆に日本、西表島の魅力も
改めて感じることができました。

楽しい時間はあっという間と言うのはまさにこのこと。
気付いたら西表島に戻ってきています。

もっと詳しく聞きたい方は僕に直接会いに
西表島に遊びに来てください。

 

そして社内でも報告会をする事になったので
これから分かりやすくパワポにまとめなければ・・・
頑張ります。笑

 

次回はイベントが終了してから行った
バードウォッチングツアーで見てきた鳥を紹介!
皆さんお楽しみに!

ガイド廣瀬(写真/文)

イノー観察~その2~

こんにちは。ガイド金原です。

 

さぁ、昨日のイノー観察で出会った動物達を引き続きご紹介します!

 

まずは、みんなの人気者カクレクマノミ

 

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普段は星砂の浜に会いに行っていますが、

ここ高那のイノーでもクマノミ家族が生活してるようです。

 

しかし、この時間は夏の大潮の干潮。潮が引き、水位が下がった海。

ギリギリのところで身動きがとりづらいだろうに、その中でたくましく生活していました。

 

O

 

「早く満ちてこないかぁ~・・・。」というクマノミの声が聞こえてきそうです。

 

ウツボの仲間。

 

O

 

おぉ!これは大物!

星砂海岸ではなかなか見ることのできない動物に出会えました。

 

ウツボにビビりながらも、水中に手を突っ込み写真の撮影を試みるガイド金原。

 

O

 

何とか接写で撮影は成功!思ったより気性は荒くないようです。

それとも、この仔は臆病な性格だったのでしょうか・・・。

 

 ヒトデの仲間

 

O

 

「星型動物」として分類されるだけあって、まんま星の形をしていますね。

 

ヒトデを見つけると、どうしても左下に置いて写真を撮りたくなるのは

僕だけでしょうか・・・。

なんとなく海の写真っぽくなると思いませんか?

 

少し歩いただけで、これだけの動物達に出会う事ができるイノーは本当に動物達の宝庫!

普段、野生動物と触れ合おうと思っても、なかなか難しいですが、

ここでは動物達との距離が非常に近く、簡単に見たり触ったりすることができます。

 

こういう経験もまた、ひとつの自然体験なのだと思います。

イノー観察、オススメです!!

 

 

。。。『~おまけ~』

 

「おっ!ここ遊べそうだな!」

イノー観察の帰りぎわ、突然の社長の声。

 

振り返ってみると、

まさに崖と呼ぶにふさわしい斜面をよじ登っているではありませんか。

 

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若い頃には、よく山にも登ったと聞きます。

おそらく、そのころの血がたぎったのでしょう。

 

みんな童心に帰り、大人になるにつれて忘れていた「遊ぶ気持ち」を蘇らせてくれるのが、

西表島の最大の魅力ですね!

 

しかし社長も現役を引退し、50を過ぎた身体。こんな急斜面、見ているこっちがソワソワします。

 

O

 

(あんまり無理はしないでくれよ・・・。)と社長には聞こえないようにつぶやきました。

 

ガイド金原(写真/文)

イノー探検~その1~

こんにちは。ガイド金原です。

 

ここ最近、社長に連れられて、

西表島の色々な場所へ出かけることの多いLBガイドの面々・・・。

 

社長は現役を引退し、毎日毎日デスクワーク・・・。

おそらく外に出て気分転換がしたいのでしょう。

まぁガイド達にとっても、普段歩かない場所を歩くのはいい勉強になります。

付き合いましょう!

(実は僕も1日デスクワークしているよりも、こっちの方が生に合っているようです。 笑)

 

 

今日向ったのは、西表島の高那という地区。

ちょうど、上原港と大原港の中間くらいに当たる場所です。

 

道路から少し外れると、急に岩の山が2つ現れました。

 

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そこを抜けると、一面のイノー地帯(沖縄の方言でサンゴ礁に囲まれた浅い海《礁池:しょうち》)が広がっていました。

 

O

 

普段車で走っている道路の下に、こんな場所があったとは・・・。

西表島の地形には、毎度驚かされます。

 

今日は、このイノーで出会った動物たちをご紹介しますね!

 

まずは、星砂の浜でもお馴染みのルリスズメダイ

 

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名前のとおり全身が鮮やかな瑠璃色をしています。身体は小さく、可愛らしい魚ですが、

オスは縄張り意識がとても強く、その縄張り内に5-6匹のメスを持つハーレムを形成し、生活しています。

 

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マンジュウガニの仲間。

 

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ふっくらとした触感がありそうで、お茶が一杯欲しくなりそうな名前のカニですね。

 

しかし美味しそうな名前は命名者の罠。このカニはテトロドトキシン(いわゆるフグ毒)を

含む数種の猛毒があるため、食べると死に到ることもあります。

ただし、口に入れない限りは無害で、触ったりハサミで挟まれたりしても全く問題ありません。

 

間違っても口には入れないようにだけ気をつけましょう。

 

アオヒトデ

 

O

 

体長15cmにもなる大型のヒトデです。この仔も青色がキレイですね~。

ヒトデの腕の数というと普通5本をイメージするかと想いますが、

実は4本とか6本のヒトデも珍しくないんですよ!

 

ナマコの仲間。

 

O

 

このナマコ達、一方がクロナマコ。もう一方がニセ(偽)クロナマコという名前。

さて、どっちがどっちでしょう・・・。

 

正解は、向って左側がクロナマコ。右側がニセクロナマコです。

 

一見、全身真っ黒のニセクロナマコが本物のように見えますが、

実は、本物のクロナマコは全身に砂をコーティングしていて、

日焼け防止をしているといわれています。

 

砂をコーティングできない右側が、偽者というわけですね!

 

・・・さぁ、紹介したい動物達が多すぎて、

このまま続けていくと長くなりそうです(笑)。

 

今日はここまで。この続きはまた明日!

 

ガイド金原(写真/文)

冬の大潮。真夜中の干潮のマイナス潮位。まとめ

こんばんは。ガイド廣瀬です。

 

冬の大潮(満月、新月)の真夜中の干潮時、潮位がマイナスになります。

すなわち、普段水中にあるサンゴがむき出しになるほど

潮がめちゃくちゃ引いてしまうということ。

 

そして昨日、新月を迎え

今回の大潮が今シーズン最後のマイナス潮位となりました。

 

ガイド廣瀬はこのマイナス潮位が作り出す

不思議な光景や現象に魅了され、計8回も真夜中の海へ!

 

今回はその総集編を皆様にご紹介したいと思います。

 

まず初めに驚いたのはサンゴが水面から顔を出していること!

普段は水中にあるサンゴがむき出しに。

普通じゃ考えられない、不思議な光景がそこには広がっていました。

O O O

更に驚きなのが魚たち。

昼間見かける時は、その巧みな泳ぎで

絶対に素手では捕まえることはできません。

 

しかし夜は魚も寝る時間。

横になっているものや、頭を突っ込んでいるもの

動かずじっとしているものなどなど

様々な魚がぼーっとしていました。

O OOO O

しかし中には夜になると活動し始める魚もいます。

よく見かけたのはこのウツボ。

ほかの魚がぼーっとしている中ウツボだけが

元気に泳ぎ回っています。

近づくと、意外と可愛い顔をしています。笑

OO

 

次によく見かけるのはカニ。

様々な種類のカニが夜の海を歩きまわっています。

その姿はどれもユニークなものばかり。

皆さんはどのカニが好きですか?笑

OO O O O O

ここからはよくわからん生き物を紹介。

まずは棘皮動物といわれるウニ、ヒトデ、ナマコ。

 

ガンガゼ。超接写をすると

OO

 

オニヒトデ。サンゴを食べてしまう嫌われ者。

接写をすると・・・ものすごいトゲ!

このトゲには毒があるので要注意。

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ナマコ。本当は黒い体をしています。

砂をまとって強い日差しから体を守っている。

という説が。まだ詳しいことは分かっていないようです。

O

 

その他番外編として

カツオノエボシ。猛毒があるクラゲの様な生き物。

これまた接写をすると、とても綺麗に映る。

O O

 

 

これはなんだか分かりますか?

実は小さなタコ。周りの景色に擬態しています。

かろうじて目だけ見えています。

これを見つけた自分にも驚き(笑)

O O O

 

海の人気者、カクレクマノミにとっては

マイナス潮位は一大事!

イソギンチャク宅はぺたっとなりクマノミは窮屈そう。

満ちてくるまでの数時間の辛抱です。

O O

 

そしてそして最終日に出会ったのは超大物!

なんとウミガメ!!

取り残されてしまった様子。

寝ぼけているのか、ぼーっとしていました。

O O

最後の最後にこんな出会いがあるとは。。。

今年の運はこれで使い果たしてしまったかもしれないと

思うくらい衝撃的でした。感動です。

 

今回紹介した以外にも海には

まだまだ生き物がたくさんいます!

私はもともと陸上の野生動物を専門に勉強をしてきましたが

西表島に来て海をかじったら、止まらないほどにハマっております。

何故、先に海から勉強を始めなかったのかと思うほど。

海に行けば必ず生き物に出会います。

そしてそれぞれの生き物がとても個性的で色や形も様々です。

この生き物はどこが目でどこが口なのか!?と思わせるものまで。

あらゆる生き物が海にはいます。

 

山ではこれだけ多くの生き物を見つけるのは至難の業です。

西表島はジャングルばかりが注目されがちですが

海にも素晴らしい生き物がたくさんいます。

 

この豊かな海を、自然をいつまでも残していけるよう

これからも、まずはこの素晴らしい自然を

ガイドとして皆さまにお伝えできればと思います。

 

ガイド廣瀬(写真/文)

西表島のシンボル

こんにちは。ガイド金原です。

 

突然だが、西表島のシンボルと言えばなんだろう・・・。

人それぞれ違うだろうが、僕はやはり「イリオモテヤマネコ」を連想する。

 

先日、僕の中での西表島のシンボル「イリオモテヤマネコ」に関するシンポジウムが林野庁主催でされたので参加してきた。

今年で、ヤマネコが発見されて、ちょうど50年を迎えるそうだ。

 

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今日は、僕の中での西表島のシンボルについて述べてきたい。

 

まず、イリオモテヤマネコがどういった動物なのかおさらいしていく。

 

図1

 

元々この動物は、「イリオモテヤマネコ」という独立種だと考えられていた。

 

しかし、最新のDNA研究によってネコの仲間の中でも特に広域分布している

「ベンガルヤマネコ」の亜種であると言う説が最有力になってきている。

 

つまり厳密に言うと、西表島のみに生息しているベンガルヤマネコの仲間というわけだ。

 

単独行動を好み、西表島では唯一の肉食哺乳類として島の生態系の頂点に立つ。

 

島内での生息数は発見されて以来今日まで100~130頭前後といわれ、

増えても減ってもいない。

しかし、ここ数年は車との交通事故が増えて絶滅が危惧され、

シンポジウムの中でも、そこに主点をおいていた。

 

しかし僕の中では、現状そこまで神経質になる必要があるのかどうか疑問を感じている。

 

というのも、イリオモテヤマネコは交通事故の記録が残っている1978年以降、

少なくとも60匹以上死亡している。

 

しかし、生息数は“数字上”大きく変動することなく、

100頭前後という数字を保ち極端に減ることはない。

 

だとすると、僕が思うにこの「100頭」という数字が、

この島の広さの中で生息できる最大数なのではないだろうか。

 

と言うのも、ヤマネコたちは、1匹1匹が自分の縄張りをしっかりと持ち、

およそ100頭がその縄張りが重ならないように、上手くバランスを取り合ってこの島で生活している。

また、西表島はネコ科の肉食獣の生息地としては世界最小の島だといわれている。

 

もし仮に、イリオモテヤマネコが200頭や300頭いた場合、

このバランスが崩れ、縄張りが重なり、上手く繁栄することができないのではないだろうか。

 

もしかすると、この「100」という数字が極端に減らない限り、

まだ自然の摂理の範囲内なのかもしれない。

 

だが少なくとも、生息数は極僅少で、さらに交通事故も増え、

絶滅の恐れのある希少動物であることは間違いない。

 

西表島のシンボルが絶えない為にも、今はそっと見守っていこう。

 

ガイド金原(写真/文)

 

 

 

 

 

ヤギ日記

 

こんばんは。ガイド萩原です。

 

お待たせいたしました。ヤギ日記、久々の更新です!

(別に待ってない?)

 

ガイド廣瀬と一緒にカヤック修理をしていると

 

「フィーフィー!」

 

という鳴き声が。

 

そう、特別天然記念物のカンムリワシの鳴き声です。

 

鳥が大好きなガイド廣瀬、カヤックの修理はどこへやら。

いつの間にか一眼レフカメラを手に撮影へ。。。

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おー、とてもいい写真が撮れたようです!

 

撮影に没頭するガイド廣瀬、

かれこれ5分ほど経過したところ、

背後から

 

「べぇ~、べぇぇ~~」

 

という鳴き声が・・・

 

そう。

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です。

 

「俺のことも忘れんな!」

 

と言わんばかりの鳴き声とその態度。

 

ヤギにイラッとしつつも、

たまには写真を撮ってあげましょう。

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ガイド廣瀬の後姿からカンムリワシを撮っているときほどの覇気を

感じないのは私だけでしょうか。。。

 

ヤギに近づけば相変わらず角を振り回してきます。

相当強いです。

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やっぱり食べちゃおうかと迷ってしまう今日この頃。

そして今日も紐が絡まってます。

O

 

ガイド萩原(写真/文)