Archive for 11月, 2015

カマイ汁とゆんたく

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そろそろ11月も終わりを迎えようとしている今日この頃、

北風が吹くと少し肌寒く感じる時期になってきました。

 

この日はツアーが入っていなかったので、

朝からカマイ(イノシシ)を炊くことに。

 

カマイとは西表島の方言でイノシシのこと。

 

西表をはじめ琉球諸島のイノシシはリュウキュウイノシシと呼ばれ、

とりわけ西表島の場合は、豚と混血しておらず、原種であるため、

主食がドングリや椎の実なので、

脂身はさらりとして甘味があります。

 

今回のカマイ汁では

昨年の冬に一頭買いした時のカマイ肉(内臓含む)を使いましたが、

カマイの狩猟期間は11月15日~2月15日。

 

なので今の時期は新鮮なカマイ肉(特に刺身が美っ味い!)が

西表で食べられる可能性大!

 

内地の皆さんにも是非食べていただきたい一品です。

 

さてさて、話しを戻しましょう。

 

カマイを炊く前に、薪の調達から。

使わない木材の解体です。

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飯田氏の怪力がうなり、

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萩原氏の見事なお尻が炸裂。

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ではなくノコで細かく切っています。

※奥の緑Tシャツの人(金原氏)、突っ立ってないで手伝ってください(笑)

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着火開始!

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カマイ投入!

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内臓もたんまり!(カマイは捨てる部位がほとんどありません)

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和気あいあいー

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さぁ、ここからじっくりと煮込んでいきます。

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煮込み中は手が空くので、他の仕事を探しましょうね。

 

ご近所に迷惑になりそうなクワの木を切る金原氏。

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それを草むらへ持っていく廣瀬氏(ヤギの飼い主)とベー吉氏(ヤギ)。

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相撲をとります。(力関係ほぼ互角)

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おおっ!

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飼い主の勝ち~☆

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一方、鍋の方に目をやると、、、

 

 

飯田氏。

※朝から晩まで火の番人をしていました。後姿が仙人ぽい(笑)

お疲れさまでございます。

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いつの間にか請福(泡盛)が置いてあるし(笑)

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この日はカマイ汁だけでなく、

8月後半の2週間、インターンシップでLBに来てくれていた

ケイタ(神戸出身)が送ってきてくれたお肉も準備☆

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夕方4時、ゆんたく開始!

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火を見ているだけで何だか癒されます。

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すっかり陽も暮れ、火が一段と綺麗に。

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炉の番人(飯田氏)、一日中お疲れさま。いい顔してます!

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青年会活動でエイサー(伝統芸能)に行ってた廣瀬、

帰ってくるなりケイタが送ってきてくれたお肉をいただきます!

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ケイタすごく美味しいよ!

いろんなお肉をたくさんありがとうm(_ _)m

また西表に遊びに来てね。その時は接待するから☆

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こんな贅沢なBBQ、都会では体験できません。

 

西表島での生活から得て、学んで、そして感じることを大切に。

ここでの日々の暮らしが

如何に貴重なものであるかを

あらためて実感した一日に。

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~追伸~

今日のお昼ご飯もカマイ汁(&おにぎり)

美味しくいただきました。

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ガイド萩原(写真/文)、ガイド廣瀬(写真)

節祭

節祭は、シチやシィツと呼ばれるお祭りで、

琉球文化圏の中で行われる重要なお祭りです。

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旧暦の八月から九月にかけての己亥の日から三日間行われます。

二日目が正祭の日。

俗に世乞い(ユーク)と言われ、神様に奉納するさまざまな芸能が行われます。

 

この前の芸能発表会で芸能が身近に感じ、是非行ってみたいと思う行事でした。

LBカヤックの社長宛てに招待状が届いたので、代理で参加させてもらいました。

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天候は晴れ!

絶好の祭り日和です。

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節は、本来季節の折目という意味を持っており、

この日を境に新しい節、新しい年が来ます。

本土でいう正月に相当するお祭りです。

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西表島の祖納・星立という集落で行われます。

神様をお迎えして、芸能を奉納する。

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まつりの中心となる司は、白い衣装(神衣)に身を包みお迎えします。

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お迎えする神様はミルク神。

白い大きな福々しいお顔をしています!

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荘厳な音楽と共に奉納される芸能が始まります。

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ルッポー(馬狂言)が行われたり。

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棒術が行われたり。

厳かな中にも、娯楽的要素の高いお祭りです。

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大きい動きで、見ている人々を魅了します。

打撃も強く、阿吽の呼吸。

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少年から青年まで幅広く演武が続きます。

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基本は2人1組で行われます。

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青年の方の演武は迫力満点!

客席も思わず、どよめきます。

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ところ変わって、星立の集落。

こちらでは、ハーリーが行われています。

単なる舟こぎ競争ではなく、幸せを迎えにいく舟こぎ。

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陸では、女性が見守ります。

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男衆はサバニに乗って、沖へ漕ぎ出します。

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男衆を送りだすように、無事を願うように。

踊りが始まります。

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願いを受け、意気揚々とサバニを漕ぐ。

その姿は少年のようであり、海の男でもあり。

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女性の踊りは派手なものではありませんが、どこか神秘的。

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手の動きで、こころを表す。

所作の一つ一つがとても、美しい。

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気持ちがこもった動きが指先にまで出ています。

前回踊らせてもらった鳩間節でも、指の動きは重要な要因。

姿勢、指先に魂が宿ります。

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時に、歌を口づさみ願いを込めます。

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おおきな動きはありませんが、

どこか艶やかで、華やか。

少し、哀愁というより心配するこころが表れているよう。

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そんな想いを知ってか知らずか。

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ハーリーに幸せを乗せて舞い戻ってきました。

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水しぶきをあげながら、女性のもとへ戻ります。

美しく、輝かしい。命のほとばしり。

人の生きる力が躍動しています。

命の美しさ、力強さがここに残されています。

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ハーリーも無事に終わり、

御嶽(うたき)で神事が行われます。

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厳かに、優雅に婦人たちの踊りが始まります。

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何かを招くように、祀るように。

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凛とした美しさ。

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女性ならではの、しなやかさも見てとれます。

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男性は力強く、狂言で観客を魅了。

そうしてミルク神を招きいれ、神と共に歩む。

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いつの世も願うことは一緒。

ミルクがてにしているのは『天下泰平』

子や孫の幸せを願い、争いのない世の中を創りあげます。

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そこに現れるのが『オホホ』

オホホホホという声をあげ、列に乱入してきます。

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そこで、懐から取り出すのが、

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お金。

このオホホは一億円札を持っていました!!

お金や楽しい踊りで列を崩そうと誘惑していきます。

お金に惑わされちゃいけないよという訓示でしょうか。

 

アナウンスでは、昔、外国の人がお金を持ってきて支配しようとしたが、

沖縄の人は家族が大事だと考え、相手にしなかったということがあったみたいです。

現代でもお金はもちろん大事ですが、かけがえのない家族。

命のつながり、家族、仲間とは何かということを考えさせられます。

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最後に獅子が舞い、子どもたちは大はしゃぎ!

咬まれると身体が強くなるというのは沖縄でも同じみたいです。

われ先にと獅子のもとに駆け寄ります!

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お神酒を頂いて暴れ始めた獅子は

勢い余って観客席へ!!

ガイド飯田も少し咬まれたので、身体が強くなるかな?

 

人の生命のほとばしり。

美しさを感じたお祭りでした。

自然、人、それぞれの力強さを考えさせられた一日でした。

 

ガイド飯田(写真/文)

 

第35回 上原地区青年会芸能発表会

西表島には、フェリーの入る港が2港あります。

上原港と大原港。

この港周辺は人も多く、西表島でも栄えている場所です。

 

LBカヤックのガイドは、上原地区青年会に所属しています。

その上原地区で、毎年行われる行事があります。

その名も「芸能発表会」

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芸能というと、芸能人とか有名人を思い浮かべるかもしれませんが、

こちらでは、伝統芸能の意味。

 

民謡、古典、新しい踊り

様々な演目を踊る発表会です。

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この発表会までに約2か月間

それぞれのパートに分かれて練習を行ってきました。

 

この発表会は、伝統を新しい世代に伝える。

伝統芸能を学ぶことによって、その土地の文化、生活、考え方、生き方を学ぶ。

そういう意味が込められています。

 

地域の先輩方が踊りの先生になってくれ、教えてくれました。

先生は厳しくもあり、優しくもあり。

2か月間、みっちり指導してくれました。

 

先生に教えて頂くことにより、踊りを学ぶだけでなく、

先輩方との接し方、礼儀、作法も学ばせてもらいました。

踊りひとつとっても、姿勢が大事だったり、

所作のひとつひとつに神経を集中させなければ

全体として、美しい踊りにならない。

など、人生観に繋がるような教えを頂き、

踊りの概念をくつがえされた2ヶ月間でした。

 

表現こそ違いますが、武道や、茶道の心構えと似ているなと感じました。

いわば、芸能道。

そこに、受け継がれている型があり、その型に表現された生き方がある。

今回、その生き方まで汲むことはできなかったかもしれませんが、

そのこころに少しだけふれさせてもらった気がします。

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先生に叱咤激励されたり、自分達で自主練したり

日頃の成果が試されます。

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本番では、衣装、化粧をして舞台に挑みます。

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本番前は、リラックスムードの中、準備が始まります。

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しかし、衣装を着ると、とたんに緊張ムードへ。。

きっちりと着付けされ、姿勢がシャンと伸びるのがわかります。

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出番前。

急にソワソワし始め、のどが渇いてきます。

でも、紅を入れているので、水も飲めない。。。

ガイド金原とガイド飯田は初化粧。

あくびをしたら、化粧が崩れる!!とのお叱りが(>_<)

毎日のように化粧をしている女性の方はすごいなと

しみじみ思いました。。。

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化粧や着物が崩れないように最終調整。

あたりも暗くなりはじめ、お客さんもどんどん入ってきます。

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本番開始!!

厳かな雰囲気の中、古典の演目が始まります。

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デンサー節

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ガイド飯田は鳩間節

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ガイド金原、ガイド萩原は船浦口説

緊張しながらも、踊りきりました!

 

古典だけではなく、くだけた余興も。

子どもたちにとっては、移動映画館のようなもの。

娯楽の少ない西表島では数少ないお祭りです。

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過去2回連続で講演された「海ゴリラ」も人気の演目!

海ゴリラ目当てに来場する子どもたちも多くいます。

一緒に演目に参加することになった子どもたち。

海ゴリラがどうしても見たいらしく、舞台裏でソワソワ。

「踊る前に、海ゴリラ見れますか?」という質問がくるほど。

人気です!!

伝統だけではなく、新しい演目を加えることによって

新しい風を吹く込みます。

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エイサーもその一つ。

エイサー自体は古くからある芸能です。

昔は、演武だったみたいです。

型があり、その型を披露するのがエイサー。

今でも型はありますが、アレンジされており、

踊りの要素が多くなってきているようです。

軽快なリズムに乗せて、大きく踊る。

華やかな踊りです。

 

伝統があり、革新があり

伝統が受け継がれていくなかで、時代に合わせて少しづつ形を変え

刷新されていく、そしてそれがまた伝統となり。

人の生活が伝統をつくり、さらに作り変えていく。

その場所に住んでいる自分達自身が伝統の担い手であり、作り手でもある。

そして、それが文化となる。

文化は以前に作られたもの、日々変化していくもの。

その文化のにない手として、僕達自身が責任をもって、行動しなくてはならないなと気付かせてもらえた行事でした。

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上原地区青年会芸能発表会は来年も開催されます。

八重山地方の文化にふれる絶好の機会です。

雄大で美しい自然だけでなく、文化も魅力的な八重山。

11月に西表島にご旅行の方は、芸能発表会に合わせてスケジュールを組んでみては。

是非、西表島に宿泊して見ていってください!!

普段は味わえない伝統文化に触れられますよ。

 

ガイド飯田(写真/文)、ガイド廣瀬(写真)

Special THANKS! 地域のみなさん。

ヤマネコマラソンに向けて!

毎年2月に開催されるヤマネコマラソン。

今年も、開催が決まりました!

2016年2月13日(土)

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LBカヤックでは、毎年ガイド全員参加している大会です。

西表島で行われるイベント。

少しでも地域の力になればという思いで参加させてもらってます。

 

今年も申込みを済ませ、

練習しなきゃなぁ

なんて思っていた矢先!

 

地域の公民館で花植え作業をやるとのこと。

ただ、植えるのではなく

これもやまねこマラソンの為。

マラソンで走っている最中に、きれいな花で癒されてほしい。

そんな想いが込められている花植えです。

 

マラソンで走らせてもらう自分たちとしては、

是非とも参加しておきたい行事!

当日はツアーが入っていたり、発表会のリハーサルが入っていたりしたのですが、

時間を作って参加してきました!!

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ベゴニアの苗をプランターと鉢に植えていきます。

西表島は風が強く、背の高い植物はなぎ倒されてしまいます。

ベゴニアは、シュウカイドウ科の植物

実は、古くから日本にも自生している植物です。

西表島を含む八重山諸島にも

コウトウシュウカイドウ (B. fenicis Merr.) とマルヤマシュウカイドウ (B. laciniata Roxb. var. formosana Hay.)

の2種が自生しています。

ピナイサーラの滝周辺や、浦内川上流でも見ることができ、

ツアー中、可憐な白い花に癒されています。

 

そんなベゴニアを、プランターや沿道に備え付けの鉢に植え替えます。

その数、700苗!!

色が同じ色の方が見映えがいいね。だとか

大きさ揃えたほうがきれいだね。とか

ゆんたくしながら作業を進めます。

地域の子どもたちも手伝ってくれ、1時間ほどで終了!

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最後にカラスにイタズラされないようにネットをかけ

作業終了!

植え替えたばっかりなので、根着くまで多めに水やり。

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きれいな花を見て楽しいマラソンになればいいな。

そんな地域の人たちの想いが込められています。

普段は、何気なく見ている花ですが、

そのような想いが込められていることに気付かせてもらえた花植えでした。

 

ややもすれば、気付かれないかもしれない。

でも、喜んでもらえたら。

そんな想いで、準備を進めています!

当日だけではなく、事前の準備、裏方の仕事など

一つのイベントを作るのに、たくさんの想いがあふれています!

マラソンに参加する際は、

そのような想いの一つ一つをくみ取って頂けたらなと感じます。

 

ガイド飯田(写真/文)

雨のち晴れ

こんにちは。

 

11月に入り、西表島も少し冷え込む日が出てきました。

 

今の時期は真夏をカムバックしたような日もあれば、
新北風(ミーニシ)が吹き込み、前線の通過で雨が続く日もあります。

 

暑かったり寒かったり。

 

「女心と秋の空」という故事成語がありますが、
秋の空は読めません。女心はもっと読めません!

 

さて、そんな毎日を過ごしているわけですが、
つい先日、雨の中でのツアーから事務所に戻った後、
前の職場上司からの贈り物が届きました。

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雨に打たれ続け、身体の芯から冷え切っていましたが
伝票の品名に「お酒」と書いてあるのをみると、、

寒さはいずこへ。
私の場合、病は気からのようです。。。

 

ツアーの片付けを終え、早速開封してみると、
心待ちにしていた

 

「キャプテンモルガン プライベートストック」が!

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この日の夜は芸能発表会(11/15)に向けての
踊りの練習日だったので、ちょいと味見だけ。

 

一般的なラム酒よりもバニラ系の甘みがあり、コクもある。

 

やばい。このラム酒、うまい・・・危険だ(笑)
飲み過ぎないように注意しないと(汗)

 

「雨のち晴れ」

昔、そんな題名の曲もありましたが、

あらためて、人の繋がりというものに感謝し、大切にしようと思う日となりました。

事務長、ありがとうございました<(_ _)>

 

さて、知らない人もいると思いますが、
ラム酒はさとうきびを原料にした蒸留酒です。

 

さとうきびは西表島(大原)でもたくさん栽培しており、
その西表島産の黒糖はあの有名な「とらや」の羊羹にも
使われています。

 

西表島では12月頃からさとうきびの収穫が始まります。
黒糖作り体験を行っているお店もあるので、
夏じゃなくても西表島には魅力がたくさんあります。

 

あぁ、10月からイベントがたくさんあって、ブログネタが仰山たまってる!

 

ツアーだけじゃなく、西表島で様々な体験をしているLBカヤック。

 

社長、もはや会社名変えたほうがいいんじゃないすか?(笑)

 

ガイド萩原(写真/文)

津波防災の日

今日、11月5日は何の日だか知っていますか。

自分は知りませんでした。

毎年11月5日は「津波防災の日」

 

気象庁のHPによると、

 

2011年3月に発生した東北地方太平洋沖地震による甚大な津波被害を踏まえ、

同年6月に制定された「津波対策の推進に関する法律」において、

広く津波対策についての理解と関心を深めることを目的として、

毎年11月5日を「津波防災の日」と定めています。
11月5日は、江戸時代(1854年)に中部地方から九州地方の太平洋沿岸に

大きな津波被害をもたらし、

『稲むらの火』のモデルにもなった安政南海地震の発生した日に因んだものです。

 

とのこと。

津波対策の推進に関する法律というものがあるのも知りませんでしたが、

今日、竹富町でも防災訓練があるということで、参加してきました。

 

津波がきた場合、あなたはどこへ逃げますか?

高い建物の上、高台

いろいろあると思いますが、西表島は避難できる箇所が限られてきます。

しかも、海にも近い。

津波が来たら住宅街はのみ込まれてしまうでしょう。

 

そんな時に役立つのが防災訓練!

普段行かない避難場所の下見も兼ねての参加。

 

地震警報が発令!!

携帯電話に一斉に警報が流されます。

 

警報を見てから、避難開始。

LB事務所から一番近い避難場所へ歩を進めます。

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避難道入口

普段は、こういう看板立ってたなぁ

ぐらいにしか認識していなかった山道を進んでいきます。

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結構長い距離を歩きます。

坂道で、舗装されていないため

道が所々ぬかるんでます。。。

歩くこと20分

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道の先に避難小屋が建てられています。

この避難小屋は20年ぐらい前の群発地震の時に建てられたものと

社長が言っていたのを思い出します。

あの時は夜も眠れなかった。と言っていたのが印象に残っています。

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大勢避難できるように広場になっています。

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海抜は41m

ここなら津波も避けられそうです。

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避難小屋に続々と集まり、合計20人前後の人が集まりました。

それぞれ口々に津波談話に花が咲きます。

311の時に東京にいた人は、携帯の通知が鳴り止まなかったこと。

 

お世話になっている近所のおじいは、

70年前、大雨で西表島の浦内川に鉄砲水が発生し、

浜には数多くの遺体がうち上がっていた

家が水に浸かってしまい、お父さんにおんぶしてもらい避難した

という衝撃的な体験談を聞いたり

 

災害って恐ろしいなと改めて感じました。

横断で自然の偉大さを見せつけられた後だったので、なおさらです。

自然に対立するのではなく、自然と上手く付き合う。

自然の一部として生かしてもらうという気持ちが大事なのかなと感じました。

 

訓練をしてみて、改めて思ったのは、

事前の準備が重要だということ。

 

自分が行くであろう場所の近くの避難場所はもちろんのこと、

ツアー中に地震が起こったら、お客さんの安全確保をどうする。

などなど、色々な想定が頭をよぎります。

 

以前、参加した救助訓練でもそうでしたが、AEDの場所や

患者の様子、全て想定しなければならないことです。

 

そう言った、イメージトレーニングがあって

初めて緊急時に素早く動けるのではないでしょうか。

 

災害はいつ起こるかわかりません。

いつ起きてもいいように、準備を念入りにしていきましょう!

 

ガイド飯田(写真/文)

西表島横断

先日の日曜日、船浦中学校の西表島横断がありました。

3年に一度の一大イベント!

子供たちに西表島の自然に親しんでもらうこと、

お互いに助け合い過酷な旅を達成することを目的としているイベントです。

 

LBガイドも、子供たちの付き添いとして参加させてもらいました。

朝7:30

眠い目をこすりこすり、出発地点の浦内川に集合です!

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浦内川は以前のブログで書いた川。

(詳しくは→ https://lbks.jp/blog/?p=5203)

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校長先生からお話を聞いた後、それぞれの班にわかれて出発です。

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船を使って軍艦岩まで向かいます。

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この前は昼だったので、朝に乗る船は景色も違うように見えます。

この日は天気もよく、朝陽が美しい景色を演出します。

船に揺られること30分

軍艦岩へ到着です。

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まずは、ここから西表横断道の入口、カンピレーの滝へ向かいます。

カンピレーの滝は、以前のさんぽで行った所

神さまが座る滝でカンピレーの滝。

今回は、前回と違い、多人数での移動です。

事故・怪我に注意をしながら歩を進めます。

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まずは、先発隊。

隊長を筆頭に、教頭先生、森林管理局の方が道を切り開きます。

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途中途中、自然解説を聞きながら進めていきます。

この日は暖かく、トカゲなどの生き物が多く出てきてくれました。

浦内川周辺にはイノシシが多いみたいで、イノシシの痕跡が数多く残されています。

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川沿いには、人よりも大きい岩が転がっていたりと

ダイナミックな自然があらわになっています。

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後続の班も続々とカンピレーに向かってきています。

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滝の横を抜けていくと、上流にポットホールと呼ばれる穴が空いています。

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昔、西表島には男の神様しかいなく、女の神様を呼ぶために

西表島には宝石がたくさん入った壺がある。と知らせたという言い伝えが残っています。

その壺がこの穴。

中に入った石が川の水の流れにより動き、削れて大きな穴になっています。

心なしかハート型!

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途中、地図が載った看板が立っています。

ここまで、2.6km

今回は仲間川展望台まで歩くので、残り9.95km

まだまだ序の口です。。

 

 

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カンピレーの滝を超えると、横断道入口!

やっと、入口に到達できたと喜ぶのもつかの間

ここから本格的な山道に入るので、注意するように!!

と、隊長から檄がとびます。

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横断道は、基本、自然道ですが所々標識が立っており

道に迷わないような目印になっています。

標識には番号が書いてあり、大富口まで24本の標識が立っています。

よい目印になりそうです!

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横断道はもともと、電話線をひくための道で、電話線を通していた時代もあります。

その名残で、途中途中に電話線の碍子が残されています。

木の中央付近にある丸く白いものが碍子。

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場所によっては、地面に落ちてしまっているものも見つけれます。

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今回の横断をするにあたって、自然道の整備がされています。

子どもたちが怪我をしないように

歩きやすいようにと、地域の人々が協力して

このイベントを作っています。

倒木などは、事前にチェンソーなどで除去します。

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とは言っても、自然の中

緑が生い茂り、道をふさぎます。

厳しい自然がそこに横たわっています。

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覆いかぶさる木々は、日よけにもなってくれ

厳しい中にも優しさが感じとれ、自然と一体になったような感覚を味わえます。

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木のトンネルを抜け、歩く道はまさにジブリの世界。

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木陰は緑が濃くなり様々な緑が身を包みこみます

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拾った枝を杖がわりに、道なき道を進みます。

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道の途中には、湧水もあり

乾いたのどを潤してくれます。

水道水に比べ、ミネラル分が多いのか少し硬く感じます。

ひんやりとした水は、まさに山の恵み

水の豊富な西表島ならではの恵みです。

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山道を進んだり、水辺を通ったり。

自然のさまざまな表情をうかがえます

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12:00

水辺で昼食。

つかの間の休息。

ガイド飯田は朝寝坊したため、白米に梅干しのみ

日の丸弁当。。。

 

ただのご飯と梅干しですが、とてつもない御馳走に感じます。

運動した後、自然の中で食べるご飯の美味しいこと。

これは、この場に来た人にしか感じられないことだなと、しみじみ思います。

 

人間は、食べないといきていけない動物。

食べることは、とても重要で、かけがえのないものだなと感じました。

普段の生活では、食べることは当たり前過ぎて無意識に食べてしまっているけど

食べることができる有難さ、幸せさを改めて認識させられます。

食べれることに感謝、生かされていることに感謝です。

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清らかな流れのもと食べる食事は、身も心も癒されます

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昼食後は、再び山道へ

ロープを使った崖登りなど、険しい道が続きます

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沢を渡ったり

 

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崖では、お互いに声をかけあって励ましたりもします!!

お互いがお互いを思いやる気持ち

その気持ちがあればこころもやさしくなります。

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足が埋まってしまうような沼を越え

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時々、休憩

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川はどこも水が綺麗で、

水の流れる音に耳を澄ますと

どこか遠くの外国へ行った気分

 

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ジャングルには、変わった形の植物

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綺麗な花も咲いています。

花の香りに誘われて蝶がヒラヒラと舞っていたり

どこか楽園の雰囲気。

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歩き続けること約10km。。

皆、声も出なくなり、疲れています。

いくつ登り降りしたかわからなくなった頃

ふと視界が開けます。

いつもそうですが、ゴールは突然にやってきます。

コツコツと一歩づつ歩みを進める。

そうして意識が無くなりそうな時、目の前にゴールが姿を現します。

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17:00

校長先生が出迎えてくれています。

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標識も心なしか神々しく見えてきて、感動的。

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山道を終えて、遊歩道を進み

最終目的地の展望台へ。

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展望台から見る景色はまた、一段と雄大で

西表島の自然の雄大さ、

自然の美しさ、自然の厳しさを全てかんじられた横断でした。

一緒に行った子どもたちも、そのような想いを胸に抱いてくれてたら幸せだな。

素晴らしい自然、人に囲まれている西表島。

改めて、自然、人に惚れ直した旅でした。

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20:00

最後は、恒例のブガリ(おつかれさま会)

温かい豚汁、おむすび、刺身、てんぷらと、御馳走が並びます。

疲れた身体には温かい食べ物が何より。

そして、大人にはビール

事故・怪我等なく終えれた安堵感からか、いつもより美味しく感じます。

 

いろいろな人たちに支えられて一つのイベントが行われる。

自分も誰かの手助けになれたのかなと思いながら

全ての人に感謝感謝です。

素敵な想い出を、ありがとうございました!!

 

ガイド飯田(写真/文)、ガイド廣瀬(写真)