Archive for 2月, 2016

世界遺産登録に向けてのルール作り

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「世界遺産と観光地域づくりフォーラム in 西表」が
西表島上原地域で開催されました。

 

観光カリスマの山田桂一郎さんを講師に迎え、
世界遺産登録と観光地域づくりをテーマに講演して頂きました。
環境資源の少なく、多様な民族が暮らすスイスで
地域づくりを手がけられている方です。

 

スイスでは意思決定に合意形成が必要なこと。
日本の観光協会と海外の観光協会の違いなど、
西表島の内部にいるだけでは得られない情報を講演して頂きました。
とても刺激となると共に、今後の西表島世界遺産登録に向けて
何をしていかなければならないか。
そのようなことを考えさせられる機会となりました。

 

弊社LBカヤックの社長も、西表島に30年ほど住んでおり、
竹富町観光協会の西表世界自然遺産研究委員会の委員長を務めたり、
西表島の世界遺産登録に向けて精力的に活動している一人です。

 

エコツーリズムという難解な活動を西表島に導入に伴い、
西表島エコツーリズム協会の創設、初代会長を務めるなどしてきました。
しかし、エコツーリズム協会発足時は、地域の人々に全く受け入れてもらえなかったようです。
自然、環境というが、環境を壊しているのは、ガイド業を営む人たちではないか、というご指摘をいただいたこともあります。
社長自身、島出身の人間ではなく、内地(東京)出身の人間という背景もあります。
西表島でエコツーリズムを理解してもらうには、地域と共に活動を行わなければならない。
地域の人達の一員にならせてもらうことからはじめなくてはならないなと強く感じたようです。

 

西表島エコツーリズム協会立ち上げ時は、西表島で個人観光は主要な産業ではなく、
観光業者数も少なかったようです。
共通ルールは無くても、業者数が少なかったためか、大きな環境破壊には繋がりませんでした。

 

23年前には数えるぐらいしかなかったカヌー業やガイド業をする人々の数も
現在では、カヌー・カヤック業者だけでも約80業者ぐらいになっているようです。
誰でもガイドになれる、ガイド業が開業できるというのが現状です。
昔は、業者数も少なかったので、自由に活動しても、緑の成長力、浄化力で自然自身が修復できていました。

 

地域活動を通して、西表島の地域の中に入らせてもらえた現在の立場に立ってみると、
昔、最もやり残して悔いていることは、西表島観光のルールを作ることだそうです。
23年前、これほど業者数が増えるとは、予想もできませんでした。

 

それぞれが気をつけて活動しているつもりでも、人が自然に入ることによって少しづつ環境は傷ついていきます。
昔より多くの人が入るようになっっている現在、未来は、その度合いも大きくなっていくはずです。
自然に入る機会が増えた今、いたずらに自然を破壊しないためにも、共通のルールは必要になってくると感じます。

 

具体的にあげると、自然の中でのトイレ問題。携帯トイレを持参し、自分の排泄物は自分で処理する仕組みづくり。
今より公共のトイレを増やす必要もあるかもしれません。トイレを増やせば、下水道の整備も欠かせません。
設備までいくと、地域住民だけでは作ることはできません。町や県、国の関係部署の支援も必要となってきます。

 

西表島の自然を守るためにしなければならないことは、これだけではなく、まだまだ山ほどあります。
その起こり得る問題のひとつひとつを、地域の人と行政と共に話し合い解決策を作っていく。
自然にも人にもやさしい西表島を実現させるために、自然を未来に残していくために。
ソフト面、ハード面の整備、それを運用するためのルール作りが必要になってきている。

 

弊社社長も、フォーラムの最後に、
持続可能な自然利用をするためには、システム。
仕組み作りが必要となってきます。
その仕組みの肝として、ルールの作成は必要不可欠なこと。
当時できなかったルール作りを、この機会に是非とも実現させたい。
実現させなければならない。
西表島の環境、自然、地域、人を、子や孫の代まで受け継がせていくために。
業者間だけではなく、西表島に住んでいる島民の皆さんと、ルールを作っていきたい。
という、想いを言葉にし、話をしていました。

 

西表島では、世界遺産登録に向けて急ピッチで整備が進められています。
2016年2月5日には環境省の発表で、3月下旬を目標に、
西表島全域を国立公園化するということも発表されました。
世界遺産登録を利用してこの機会にルールを作る。
もしかすると、最後の機会となるかもしれません。
そのように考えています。
だから、『覚悟』して、ルール作りを邁進していきます。

いざ、マヤグスクの滝へ

 マヤグスクの滝

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写真で見たり、話で聞いたりしたことはあるものの、

LBカヤックのガイド達は皆自分の目で見た事がない。

どうやら、滝に到着するまでの道のりが長く険しいらしい。

 

ということで、1月吉日、マヤグスクの滝に行ってきました!

 

どんな滝で、道中はどんなルートなのか、

これからマヤグスクに行ってみたい人は是非参考にしてみてください。

行ってみたいけど西表島は遠くて行けないという人は

これで行った気になってみてください。

 

LBカヤックガイドの人間模様を交えながらレポートします。

 

最初は浦内橋からのスタート。

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9:30発、浦内川観光のクルーズ船(遊覧船)に乗り、

折り返し地点の軍艦岩へ向かいます。

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冬ということで、乗客少なめ。

 

ここで少しばかりガイド紹介を。

 

まずはガイド飯田。

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LBイチの知性派ガイド、飯田。

しかし、実は熱い心を内に秘める男。

最近は赤い上着を着用し、熱い心が表に出てきていると

感じているのは私だけではないだろう。

 

続いて、

左からガイド萩原、ガイド廣瀬、ガイド金原。

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パスタ作りとモミアゲにはうるさい最年長萩原。

以前は剛力彩芽似と言われ可愛い路線だったが、

男らしさが増してきた最年少廣瀬。

天真爛漫とは君のことだ、金原伸一郎。

 

出発して30分、10:00に軍艦岩へ到着!

ここから片道約2.5~3時間のトレッキング開始。

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歩き始めて2~3分、LBガイドの皆が好きなアオミオカタニシ発見!

幸先のいいスタート。

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今回の目的はマヤグスクであるため、

とりあえず日本の滝百選に選ばれているマリユドゥの滝や

カンビレーの滝はスルー。一同、足取り軽くどんどん進みます。

 

岩場のポットホール(穴)には落ちないように!

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横断道の入口に到着。

歩き始めて40分、時刻は10:42。なかなかイイペース!

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ジャングルをかき分けて奥に進みます。

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時折見える浦内川、湖のようで美しい。

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緑に囲まれると本当に気持ちいい。

ここ最近は雨も多いので、シダの光沢感がとても綺麗。

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「ゴッ!」

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鈍い大きな音がしたと思ったら、ガイド廣瀬による頭上不注意の音。

「星が頭の周りにぐるぐる回ってる」と本人談。相当痛かったらしい。

 

たまには足を止めて周りの景色を見ることも大事!

目線の先には何がいるんでしょうね?

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まさかの本気コケ。(※やらせ写真ではありません)

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ま、まさか。

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またコケる(笑)

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出ました、泥地帯!

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さすがLBのメッシ、廣瀬。

高校時代にサッカーで培ったフットワークを存分に発揮。

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ガイド金原。泥に弱いです(笑)

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暖簾をかき分けて入ってくる客をイメージした写真↓

「(お店)やってる?」

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ふざけてばかりいないで周りも見渡します。

 

こんなところにノボタン科のハシカンボクが。

とってもきれいなピンク色の花が咲いていましたよ。

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さあ、時刻は11:30。第二山小屋跡に到着。

だいぶマヤグスクに近づいてきました!

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少し歩くと、なにやら鳥の羽。。。

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コノハズク(梟の仲間)の羽が。

イリオモテヤマネコの食痕でしょうかね。

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リュウキュウツワブキ!

ジャングルの緑に黄色が映えます☆

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足取りの軽いガイド達、もうイタチキ川まで来ました。

先頭は廣瀬&金原。

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続いて飯田。

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だいぶ遅れて萩原。(き、きつい・・・)

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後続を待つ廣瀬はヒカゲヘゴの前で撮影会を開催。

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ヒカゲヘゴ、とてもきれいでした。

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さぁ、マヤグスクの滝まであとちょっと。がんばれLB!

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おっ、エゴノキの花が川の水面に。

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うわぁ、綺麗ですねぇ!

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そして12:00ジャスト。歩き始めてちょうど2時間が経過。

 

ついに。

 

マヤグスクの滝に・・・

 

とうちゃこ(到着)!!!

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ガイド金原が一番乗りでした!

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ガイド飯田は深呼吸!

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滅多にない4人の集合写真

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マヤグスクのサイズ感を出すため滝の中腹に登る金原。

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見えますか?(笑) ↓※真ん中左に小さい人影=金原

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悟りを啓くガイド飯田。

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滝の大きさがよくわかると思います。

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ゆったりと一時間、マヤグスクの滝を満喫!

これ、いかなきゃ良さが分からないです、たぶん。

 

昼食(おにぎり)を食べて、16:00発の最終便に間に合う様に

来た道をこれから戻ります。

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帰りも泥に嵌まる(涙)

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横断道の入口まで戻ってくると、廣瀬が川へダイブ!

(この時、足の指をぶつけ、手の指を擦りむいたらしい。。。)

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もの想いに耽る飯田。

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「ん?」

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ポットホールがとても綺麗。

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トレンディエンジェルの「斉藤さんだぞ!」みたいなポーズ。

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行きはスルーしてしまったカンビレーの滝。

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そしてマリユドゥの滝。

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マリユドゥの滝が見える展望台にて、力尽きるガイド達。

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千利休を意識してみました。

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やっぱりジャングルは美しい

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足下に落ちている植物の種や目線にある花、

何気ない何もかもが身も心も癒してくれます。

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最終便の船(16:00軍艦岩発)に無事乗れました。

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若手の2人もだいぶお疲れの模様。

若手ではない2人は・・・写真は割愛(笑)

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今の時期しかできない様々な体験をさせてくれるこの会社、

エル・ビー・カヤックステーション。

まだまだこの会社から学ぶべきことは多い。

 

この日を通じて一段と西表島が好きになりました。

 

ガイド萩原(文)/ガイド全員(写真)