やまねこマラソン

こんばんわ。ガイド飯田です。

 

昨日2月7日は西表島の一大イベント

やまねこマラソン大会が開催されました。

 

当日は青空広がる晴天

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やまねこマラソンには珍しい青空

2月は天気があまり良くなく、

これだけの天気は15年ぶりのことだそうです。

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L.B.カヤックではガイド4名全員参加しました!

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しかも、無謀にも全員23kmでの参加です。

スタート前に荷物を預け

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ケガをしないように入念に準備運動をします

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念には念を入れて準備運動

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開会式では町長から

やまねこマラソンについてのお話がありました。

やまねこマラソンの参加費のうち200円は

寄付され、ヤマネコの為に使われるようです。

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ヤマネコの為のチャリティーランの側面もある

やまねこマラソン

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竹富町のゆるキャラ

やまねこの“ピカリャー”も応援にかけつけてくれました。

 

開会式も終わり、いよいよスタートです。

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スタートしてからは下り坂。

安全のため、みんなゆっくり走ります。

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道路へ出るといよいよ本番

みんなペースが上がっていきます。

沿道での温かい応援を受け、軽快に走ります。

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やまねこマラソンのテーマ

“さわやかに西表島の大自然を走ろう”のように

ガイド4名も、さわやかに駆け抜けます

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風を受け流しながら、ひたすらさわやかに走ります

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走っている最中には

西表島の、のどかで雄大な景色が広がります

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3kmぐらい走ると雲行きが怪しくなってきました

太陽が陰ると気温も低く感じ

一気に走りやすくなります

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そんな時

“ピィー、ピィー、ピィー”と遠くで鳴き声がします。

カンムリワシです。

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上空を滑空しているものや、電柱に止まっているものなど

3体のカンムリワシを見つけることができました。

特別天然記念物のカンムリワシを間近で見れるのも、

西表島ならではの醍醐味です!

 

 

7kmを過ぎた地点で一雨降り

温まった身体をひんやりクールダウンさせてくれます。

西表島で唯一のトンネル“西表トンネル”を抜けると

中間地点白浜港に到着です。

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このトンネル実は“日本最南端のトンネル”です。

普段走ることはできないトンネルの中を走れるのもマラソンの時だけ。

中は照明が点いていますが

暗い雰囲気

洞窟の中を走っているみたいです

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トンネルを抜けた先には

中間折り返し地点!

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結構走ったつもりでしたが、まだ半分の11.5km

先はまだまだ長いです…

普段走らないせいか、足が張って

足が重くなってきました…

大丈夫か、自分?

 

そんな時、颯爽と現れた人物。

そう、ガイド萩原です!

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なぜか、ハイになってます。

やばいぐらい、ハイになっています。

 

給水所で、黒糖をもらいご満悦の表情

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さわやかに抜き去っていきました。

気分がのっているのか、早いです

 

とり残されたガイド飯田は沿道の声援を受けながら

重い足を引きずりながら走ります。

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地元の方々の温かい応援がありがたいです。

 

この大会はさまざまな人たちに支えられています。

沿道で応援してくれる人たち、給水所で水を配ってくれる人たち

交通整理をしてくれる人たちと、あげればきりがありません。

この大会は人々の想いで作られているといっても過言ではありません。

走らせてもらって、ただただ“感謝”の一言です。

 

給水所では、子どもたちもお手伝いしてくれています

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燃えるごみと燃えないごみも、きちんと分別しています。

子どもたちにも“ありがとう”の言葉を伝え

先を急ぎます

 

ヤマネコ出没エリアを通り抜け

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16km地点

ここで、異変が起こりました…

 

ガイド廣瀬です!

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かなり険しい表情で走っています。

声をかけても“足が、足が”と呟きながら走っています

結構追いつめられているみたいです。

クールなガイド廣瀬の普段見られない表情を見れた気がします

 

心配ですがガイド廣瀬を置いて先を急ぎます。

ガンバレ!ガイド廣瀬!!

 

浦内川の風光明媚な景色に元気をもらい走り続けます

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上り坂、下り坂を越え

足がもう限界です…

 

本人は走っているつもりですが、

普段歩いているスピードより遅いのが自分でもわかります。

もう歩こうかな

そんな誘惑に駆られ、心が折れそうになった時

あと1kmの表示が!!

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“あと1kmだから、ガンバレ~!!”と大きい声で

応援してくれています。

ちょっと、泣きそうになりました。

温かい応援が心にしみます。

 

ラスト500mでは太鼓を叩いて応援してくれています!

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太鼓の音頭につられて、足も軽くなったみたいです

 

なんとかゴール!!

ガイド萩原は先にゴールしており余裕の表情

気分はハイのままで、運動会の音楽が聞こえると言っています…

ちょっと、目が…

 

ガイド萩原が会場を後にする中

ツリそうになる足を耐えながら、残るガイドを待ちます。

 

なかなか来ないなぁ

そう思った矢先、

来ました!

 

ガイド廣瀬です!

先ほど見せていた表情とはうって変わって

普段のクールなガイド廣瀬に戻っています。

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ポーズまで決めており、余裕です

心配して損しました

 

遅れてガイド金原がゴール!

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ガイド金原、堂々とした走りを見せてくれました

ゴールの時、天に拳を突きあげたのが恥ずかしかったのか

照れています

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なにはともあれ、全員無事に怪我なくゴールできたことがよかったです。

 

 

夜には“ふれあいパーティー”という祝賀会が行われ、

お祭りのような騒ぎ

地元の青年会の人たちも屋台を出してくれています。

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スーパーらしいスーパーも少ない西表島

ここぞとばかりに、子どもたちも走りまわってはしゃいでいます。

イノシシそばや、カレー、焼き鳥など数多くのメニューがあり目移りします

 

そんな中、ホールの中から楽しそうな

音楽が聞こえてきました

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地元の方、ランナーの方が入り乱れて

ステージの上で音楽に合わせ踊っています

みんなで一緒に共有できる時間を楽しむ

そんな、沖縄らしい風景ですね。

 

楽しく踊っているステージの前には見慣れない大きな船が2艘

よく見るとサバニ船です

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サバニ船の上には

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大量の新鮮な刺身が!!

しかも美味しそう、いや、美味しかったです。

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お刺身も頂き、お腹もふくれたので

帰ろうかなと思い、ゴミ箱を探しましたが見当たりません。

 

フラフラと歩いていると

ゴミステーションなるものを発見!!

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看板にはわかりやすく分別方法も書かれています。

西表島では、ゴミの焼却施設が小型のものしか無く、

分別が厳しく、回収日も少ないのが現状です。

 

そのためか、島民のエコ意識も高く、

きちんと洗浄して出したり、できるだけゴミを出さないよう

意識して生活しています。

 

本州では、生ゴミは燃えるゴミの日に回収してくれますが、

西表島では、生ゴミの回収は行ってくれません。

 

自分も、西表島へ来てこの事を知り、ビックリしました。

普段、当たり前だったことが当たり前じゃない

頭をガツンと殴られたような衝撃を受けました。

 

西表島で生ゴミをどう処理するのかというと、

各家庭でコンポストを作り、肥料にして処理します。

 

これを始めると、調理中の野菜の切れ端とかでも

捨てる前に、捨てる所か使える所か

そんな問答が頭を駆け巡り

食材の使える所は全て使い切り、

命をありがたくいただこう

そんな思いが芽生えてきます。

 

そんなエコ意識の高い

西表島のお祭りのゴミステーションでは

これまた、ビックリするような光景が!!

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洗っています!!

 

ただ分別するだけではなく、

集めたトレ―やお皿をゴミ袋へ入れる前に

全て洗っています!

お皿に付いたカレールーの残りとか、

しょうゆとかタレを綺麗に取り除き完璧に分別しています。

 

普段のお祭りでココまでするでしょうか?

僕はこの光景を見た時、

“ああ、凄いな”

ただただ、そう思いました。

 

ただ楽しいだけじゃない

細かいところまで、最後まで手を抜かず

一生懸命やってこそ、楽しいイベントになるんだ

 

そんな声が聞こえてきた気がします。

 

出場する人々に楽しんでもらいたい

そのために出場者より多くの人たちが裏で働いてくれています。

そんな裏方に徹してくれる島民の方々やボランティアの方々の

支えがあって“やまねこマラソン”は成り立っています。

 

沿道で応援してくれた人、途中で交通整理をしてくれた人

救護のため待機してくれた人、給水所で働いてくれた人

大量の刺身をさばいてくれた人、屋台を出してくれた人

ゴミステーションで後片付けをしてくれた人

まだまだ、たくさんの人がいますが

大会を作ってくれた人々全員に感謝、感謝です。

 

やまねこマラソンはみんなの想いが

1つになったからこそできた大会でした。

 

ありがとう、西表島。

ありがとう、やまねこマラソン。

 

ガイド飯田(写真/文)