魚巻き集会

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本日の西表島は、晴天!

絶好の魚巻き集会日和です。

 

魚巻き集会とは、地元上原小学校の生徒が行っている行事で

歴史は古く、1983(昭和58)年にPTAのレクリエーションとして初めて開催して以来、

ほぼ毎年実施している行事です。

 

最近では、「海の達人」と題して海について学ぶ

総合的な学習のなかに位置付けられており、

魚巻きの前に、ダイバーを呼んで海の危険生物について学んだり、

家庭科の授業で魚のさばき方の練習をしたりと

海、魚について生徒たちは勉強していきます。

 

その学習の集大成がこの、魚巻き集会なのです。

1983年と言えば、ガイド飯田が生まれた年…

そう考えると、長い間続けられているのだなと感じます。

 

まずは、魚を捕まえる所から始まります。

朝、5時ぐらいに沖に網を仕掛けに行き、

陸と網で挟んで大きなプールを作っておきます。

 

潮がひいていくと、網から水だけが抜けていき

魚が捕まえやすくなるという仕掛けです。

もちろん、地元の人の協力無くしてはできない行事です。

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朝、潮が引き始める時間帯に網の状態をチェックしに行きます。

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学習とはいえ、生徒たちが怪我をしては元もこもありません。

漁師さんが朝一で引っ掛かっている大きなエイやサメを逃がしてくれています。

まだ、残ってるかもしれないので、念入りにチェック。

 

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そして、魚巻きの始まりです。

生徒たちがタモを持って魚を追いかけます!

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魚を追いかけ、網に向かって追いこみます

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大きな魚が網にかかりました

子どもたちが歓声をあげながら、魚をカゴにいれていきます。

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獲った魚は、まだ新鮮なので血抜きをします。

血抜き一つでも、学ぶことは多いです。

血抜きのやり方、生きている魚でなくては綺麗に血が抜けないこと

など地元の大人の人たちが教えてくれます。

一つ一つの話に“へーっ!”

“すごい!!”などの反応があり、実体験を通して学習しています。

 

50名ぐらいの生徒たちが1時間ぐらい魚を追いかけ、大漁です。

場所を移して、今度は獲った魚をさばきます。

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捌く前に魚の種類について学習します。

“ガーラ”、“コーフ”、“アバサー”など呪文のような名前の魚が並んでいます。

沖縄ならではの光景。

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魚の種類を学んだ後に、魚をさばき始めます。

1~2年生がウロコを取り、3~4年生が内臓を出し、5~6年生が3枚におろします。

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みんな、真剣な表情で魚に向き合っています。

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手際よく、どんどん魚がさばかれていきます。

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生徒たちがさばいた魚を保護者の人達で刺身にしたり、

魚汁にしたり調理をくわえていきます。

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作った料理は参加者全員でおいしくいただきます!

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魚を捕まえ、捌き、最後に食べる

そこまでを一連の学習として学びます。

 

漁の喜びや楽しさを味わうだけでなく、

西表島の自然が命を育み、その命をいただくことで自分たちが生きていることを学び、

自然や命に対する感謝の気持ちを身につけて欲しいという想いがあるからなのです。

 

スーパーのパックに入っている切り身の魚が当たり前の昨今

どうやって、魚を獲るか、どうやって食べられるようにするか

自分達で考え、教えてもらい、体験する

西表島ならではの学びの場でした。

 

ガイド飯田(写真/文)