節祭

節祭は、シチやシィツと呼ばれるお祭りで、

琉球文化圏の中で行われる重要なお祭りです。

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旧暦の八月から九月にかけての己亥の日から三日間行われます。

二日目が正祭の日。

俗に世乞い(ユーク)と言われ、神様に奉納するさまざまな芸能が行われます。

 

この前の芸能発表会で芸能が身近に感じ、是非行ってみたいと思う行事でした。

LBカヤックの社長宛てに招待状が届いたので、代理で参加させてもらいました。

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天候は晴れ!

絶好の祭り日和です。

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節は、本来季節の折目という意味を持っており、

この日を境に新しい節、新しい年が来ます。

本土でいう正月に相当するお祭りです。

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西表島の祖納・星立という集落で行われます。

神様をお迎えして、芸能を奉納する。

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まつりの中心となる司は、白い衣装(神衣)に身を包みお迎えします。

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お迎えする神様はミルク神。

白い大きな福々しいお顔をしています!

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荘厳な音楽と共に奉納される芸能が始まります。

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ルッポー(馬狂言)が行われたり。

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棒術が行われたり。

厳かな中にも、娯楽的要素の高いお祭りです。

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大きい動きで、見ている人々を魅了します。

打撃も強く、阿吽の呼吸。

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少年から青年まで幅広く演武が続きます。

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基本は2人1組で行われます。

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青年の方の演武は迫力満点!

客席も思わず、どよめきます。

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ところ変わって、星立の集落。

こちらでは、ハーリーが行われています。

単なる舟こぎ競争ではなく、幸せを迎えにいく舟こぎ。

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陸では、女性が見守ります。

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男衆はサバニに乗って、沖へ漕ぎ出します。

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男衆を送りだすように、無事を願うように。

踊りが始まります。

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願いを受け、意気揚々とサバニを漕ぐ。

その姿は少年のようであり、海の男でもあり。

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女性の踊りは派手なものではありませんが、どこか神秘的。

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手の動きで、こころを表す。

所作の一つ一つがとても、美しい。

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気持ちがこもった動きが指先にまで出ています。

前回踊らせてもらった鳩間節でも、指の動きは重要な要因。

姿勢、指先に魂が宿ります。

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時に、歌を口づさみ願いを込めます。

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おおきな動きはありませんが、

どこか艶やかで、華やか。

少し、哀愁というより心配するこころが表れているよう。

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そんな想いを知ってか知らずか。

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ハーリーに幸せを乗せて舞い戻ってきました。

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水しぶきをあげながら、女性のもとへ戻ります。

美しく、輝かしい。命のほとばしり。

人の生きる力が躍動しています。

命の美しさ、力強さがここに残されています。

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ハーリーも無事に終わり、

御嶽(うたき)で神事が行われます。

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厳かに、優雅に婦人たちの踊りが始まります。

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何かを招くように、祀るように。

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凛とした美しさ。

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女性ならではの、しなやかさも見てとれます。

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男性は力強く、狂言で観客を魅了。

そうしてミルク神を招きいれ、神と共に歩む。

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いつの世も願うことは一緒。

ミルクがてにしているのは『天下泰平』

子や孫の幸せを願い、争いのない世の中を創りあげます。

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そこに現れるのが『オホホ』

オホホホホという声をあげ、列に乱入してきます。

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そこで、懐から取り出すのが、

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お金。

このオホホは一億円札を持っていました!!

お金や楽しい踊りで列を崩そうと誘惑していきます。

お金に惑わされちゃいけないよという訓示でしょうか。

 

アナウンスでは、昔、外国の人がお金を持ってきて支配しようとしたが、

沖縄の人は家族が大事だと考え、相手にしなかったということがあったみたいです。

現代でもお金はもちろん大事ですが、かけがえのない家族。

命のつながり、家族、仲間とは何かということを考えさせられます。

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最後に獅子が舞い、子どもたちは大はしゃぎ!

咬まれると身体が強くなるというのは沖縄でも同じみたいです。

われ先にと獅子のもとに駆け寄ります!

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お神酒を頂いて暴れ始めた獅子は

勢い余って観客席へ!!

ガイド飯田も少し咬まれたので、身体が強くなるかな?

 

人の生命のほとばしり。

美しさを感じたお祭りでした。

自然、人、それぞれの力強さを考えさせられた一日でした。

 

ガイド飯田(写真/文)