【2018年の西表島】イリオモテヤマネコの事故を知りました

こんにちは、ガイド飯田です。

久しぶりに上原港が運航したので、

お迎えに上原港へ行きました。

 

上原港に行ってビックリ。

イリオモテヤマネコの交通事故があったという記事を発見。

2018年の1月23日に車に轢かれてしまったようです。

西表島では、ヒトはひかれないのですが、

野生動物の事故が多くなってきています。

 

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2017年は7月ぐらいまで事故がなかったので、

「このまま0件で1年が終わればいいね」

なんて話をしていた記憶があります。

それでも、2017年は年間で3件の事故があり、

イリオモテヤマネコが亡くなっています。

 

ここ数年、多いイリオモテヤマネコの事故。

原因は、車にひかれた鳥やトカゲを食べに道路に出てくるだとか、

車のスピードの出しすぎだとか、いろいろ言われていますが

これといった決定的な原因があげられていません。

 

トカゲが車にひかれるなんてことは、昔からあったことだし

車のスピードにしても、「道路が新しく走りやすくなった」

というのなら劇的に変わるかもしれないが、そうでもないし。

「突然、事故が増える原因って本当にそんなこと?」

と疑問に思ってきます。

「何かしら、他の要因があるんじゃないかな?」と思えてきます。

 

2002年~2009年までは多くても年間3件、少ない年は年間1件

という数字を維持していました。

2010年ぐらいから段々と多くなってきだしているので、

そのあたりに何かの変化が起こったのかもしれません。

 

ヤマネコの生育場所の森の自然環境が変わっただとか、

気候変動により、生き物の分布が変わってきたのかもしれません。

 

その何かとは、まだわかりませんが、

明らかにしなければならないのだろうな。とは感じます。

 

環境省さんやボランティアの方たちも、

「事故を無くそう」と声かけを行ってくれています。

イリオモテヤマネコを想う気持ちが伝わってきて、

とても心が温かい活動だなと思います。

 

そんな善意の輪が広がっていくように、

分析の視点からも、メスを入れていってほしいと感じます。

 

それは、日々島の自然を案内している僕らガイドたちもそうですし

理科系の知識、動物の行動様式、本能が活動に与える影響、

集めたデータから統計学などの分析方法を駆使できるスペシャリスト。

環境省の職員さんたち、獣医師の方々などを中心に活動が広がっていけばいいな

なんてことを感じます。

 

もちろん、島で生活する人々、観光で島に訪れる方々の協力は必須です。

みんなで協力していけるような目標があれば「ヤマネコの事故」も防げるかもしれません。

「人間も動物も共生できる島」や「100年後も豊かな自然が残る島」など

目指すべき「ビジョン」を再構築する時期なのかもしれません。

 

世界遺産登録を目指している西表島。

どのような島にしていきたいのか 、選択が迫られています。

年々多くなるヤマネコの交通事故をどうとらえるかで

今後の進む道が大きく変わってくる気がします。

 

ガイド飯田(写真/文)

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