「ギョボク」と蝶。ツマベニチョウの食草、猛毒の蝶。

こんにちは。ガイド飯田です。

 

LBカヤックステーションでは、庭で植物を育てています。

育てているというより、

西表島の環境が植物を育ててくれていると言ったほうがいいかもしれません。

 

「ギョボク」

社長がもらってきた木

「ギョボク」という木があるのですが、

この「ギョボク」の苗を社長が学校の先生からもらってきました。

 

一時期、葉っぱが落ちて元気がなかったのですが、

夏を過ぎたあたりから元気に葉を出してくれました。

いまでは、元気に育ち1mぐらいの高さの立派な木です。

 

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ギョボクとは?

ギョボクという名前なんですが、

漢字で「魚木」と書いて「ギョボク」。

木自体が、柔らかく軽い為

「イカ釣り用の餌木(エギ)」を作るのに使われたので

ギョボクという名前のついた木です。

 

この「ギョボク」は、西表島が所属する

竹富町の町蝶の「ツマベニチョウ」の食草でもあります。

 

食べたの誰っ!?

そんなギョボクを久しぶりに見ると、

葉っぱが何者かに食べられているじゃないですか!?

 

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「ああーっ、やられたぁ~」なんて思いながら

ギョボクの様子をじっくり見てみると、

 

ありました。

 

じゃーん!

 

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葉の裏を見てみると、蛹(さなぎ)が付いていました!

ツマベニチョウのさなぎ。

「いやー、本当に食べに来ていたんですね」

 

知識が経験になった瞬間

「ギョボクはツマベニチョウの食草」という知識は

図鑑などに載っている知識ですが、

実際に育てたギョボクに本当にサナギをつけるとは思いませんでした。

 

知識ではなく、実際の経験として

命にふれるという体験は、知識を知識以上のものにしてくれます。

 

命の重み

やさしくふれてみると、小さいサナギでも

確かな重みがあります。

「ああ、これが命の重みなんだな」

そんな当たり前のことですが、

命の大切さ、尊さが感じられる体験です。

 

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更に、1週間後見てみると、サナギに模様がついています。

ツマベニチョウの羽の模様が透けて表面に見えているようです。

 

もうすぐ、羽化が近いことを意味しています。

「春が近くまで訪れているんだな」

そんな春を感じた西表島の1日でした。

 

※ツマベニチョウの羽、幼虫には猛毒の成分(神経毒)が含まれます。

ツマベニチョウの成虫、幼虫を見かけても、触らないように気をつけてください。

 

ガイド飯田(写真/文)

 

3 Responses to “「ギョボク」と蝶。ツマベニチョウの食草、猛毒の蝶。”

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