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大潮の夜(マイナス潮位)

冬の大潮。

冬の大潮と言えば、夜中(1時~3時前後)に潮位がマイナスを記録するときがあります。

スーパームーンで盛り上がった2016年11月14日の翌日。

ひそかに潮が大きく引き、-4cmの潮位を記録しました。

 

このように潮位がマイナスになると、

普段、海の底に沈んでいるサンゴや石灰岩が顔を出します。

海の生き物も多く出現するこの夜、

生き物観察に星砂海岸へ出かけてみました。

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68年ぶりのスーパームーンの翌日。

ほぼスーパームーンなので、月明かりが綺麗です。

夜中の1時だとは信じられないくらいの明るさ。

テンションが上がっていきます!

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普段は日中に来ている星砂海岸。

夜に見る海は深く、厳かでありながら、優しい響きを奏でています。

星が綺麗に見え、普段の雰囲気とは全く違います。

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歩いてみると、潮が引いており、浅瀬が広がっています。

この日は、夜中の2時24分が一番引く時間帯。

1時から星砂入りをして、準備はばっちりです!

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リーフのエッジに向かって歩いていくと、サンゴが水面へ露出している場所がありました!

普段、海の中で見るサンゴ。

地上に出ていると違和感があります。

サンゴのまわりには、シャコやカニが沢山歩いています。

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サンゴを踏まないように、浅瀬の水の中を移動していきます。

陸の方を見てみると、サンゴに、海に砂浜、星空と幻想的な風景が広がっています。

普段生活している西表島とは思えない光景。

どこか別の世界に迷い込んだようです。

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サンゴの高さは以外に高く、旺盛に成長している様子がわかります。

今年は白化が問題になったサンゴ。

除々に褐虫藻が戻ってきているようで、少し色づいてきました。

世界的に地球温暖化が進んできています。

私たちの生活、エネルギーの使い方に、自然が警鐘を鳴らしているような。

そんな光景が広がっていました。

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イカ、カニ、エビ、タコと数多くの生き物が出てきてくれましたが、

星砂海岸の主なのではないかと思える、大きいサイズの法螺貝に入ったヤドカリも顔を出してくれました!

鋏まれたら痛いだろうなと思わせる大きい鋏。

ビビリながらも、じっくり観察。

貝から出てきたらどうしよう。。。

そんな思いが頭をよぎりましたが、無事何事もなく観察終了!

夜中の3時30分。

生き物たちに別れを告げて、夜の海を後にしました。

 

夜中に大潮で潮位がマイナスになるのは冬の時期だけ。

西表島へお越しの際は、日中の森林や川だけでなく、

夜の海体験!

そんな遊びもしてみては?

 

次回は、11月30日のマイナス10cm!!

今回よりも、もっと引く海。

今度はどんな出会いがあるか楽しみです。

 

西表島へお越しの際は、天気だけでなく

潮位も気にしてみてください!

普段気にもとめないことですが、面白い体験ができます。

西表島に泊まっての大潮体験。

ぜひぜひ、一緒に夜の海で遊んでみませんか?

 

ガイド飯田(写真/文)

冬の大潮の夜、海へ。

こんにちは、ガイド廣瀬です。

 

満月、新月の夜、潮が引いた海に出かけると様々な出会いがあります。

 

夜になると僕らと同様に寝ている生き物もいれば
逆に夜になると活動する生き物もいます。

 

今回は昨晩に観察できた生き物たちを
皆さまに紹介致します。

 

まずいきなり見つけたのはイソギンチャク。
よく見ると周りには魚がたくさん!!

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イソギンチャクの中にはカクレクマノミの姿も。
周りにいるのはミツボシクロスズメダイの幼魚。
こんなにたくさんいるのは初めて見ました!

 

みんな寝ているようでぼーっとしていました。
昼間の様子も気になりますね。

 

次に見つけたのはこの奇妙な生き物。
とても長くて、目がどれで、口がどれでというのも分かりません。
この様に意味不明な生き物にも出会えるのです。

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調べてみるとこの生き物は『サナダヒモムシ』という。
全長はなんと40cmもあるのだとか。
主に夜行性で小さな生き物を食べる肉食性。
ちなみに、大河ドラマ『真田丸』の放映にちなんで
和歌山県白浜町臨海の京都大学白浜水族館ではこの
“サナダヒモムシ”の展示を始めたのだとか。
更に豆知識。名前の由来は真田紐に似ていることから付けられました。

 

続いてはこちら。

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青と黒のストライプが何とも美しいですね。
これは『アオマダラウミヘビ』
夜はウミヘビも寝ているようで、
こんなに近づいても逃げませんでした。

 

普段から大人しいウミヘビですが
実は猛毒の持ち主なので、いじめてはいけませんよ。

 

まだまだいます、海の生き物。

続いてはこちら!

 

じゃん!!大きな貝!!

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と思ったら、ヤドカリが出てきましたー!!

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『コモンヤドカリ』という比較的大きなヤドカリです!
全身真っ赤でカッコいいです。

ちなみに貝の名前は『ウズラガイ』

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先客のヤドカリが入ってなかったらもらっていたのに。
と思いながら、海に戻してやりました。

 

今回もおもしろい生き物にたくさん出会いました。

 

私が思う、海の生き物の魅力。
それは“わけのわからない生き物”がたくさんいること。
そして、その種類も豊富にあること。

 

何度行ってもそこには新しい出会いがあります。

 
また次回、どんな生き物に出会えるか楽しみです。
皆さんもお楽しみに。。。

 

ガイド廣瀬(写真/文)

真夜中の星砂海岸。~冬の大潮~

こんにちは。ガイド廣瀬です。

 

先日、真夜中に星砂海岸へ行ってきました。

その日は新月の大潮。干潮時は潮位がマイナスになる。

 

すなわち、めちゃくちゃ潮が引くということ!

 

どれくらいかというと、これくらい。

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あっちのサンゴもこっちのサンゴも水面に出てしまっています。

 

普段水中で生活しているサンゴ。

しかしこの日ばかりは、

歩きで、マスクもなしで、ライトひとつで簡単に観察ができました。

なんだか不思議な光景。。。

 

サンゴだけでなく、同じ仲間の

イソギンチャクも影響を受けていました。

浅すぎて、潰れたような形に。。。

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よくみるとクマノミの姿が!

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クマノミにとっては試練です。頑張れ!!

 

そして、夜は他の生き物も寝る時間です。

いたる所でボーっとしている姿を見かけます。

 

底に横たわっていたり、

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頭だけを突っ込んで寝ていたり。

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いつもなら、すぐに逃げるはずのカニも

ボーっとしています。

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夜行性の動物は活動が活発になります。

この日は小さなウツボに出会いました。

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夜の海は昼とは全く違う顔を見せてくれます。

魚もカニもこんなにも至近距離で見ることができ、

昼間には出会えない生き物に出会うことができます。

 

そして夜はとてもゆっくりと時間が流れます。

 

今回の観察で改めて思った事。やはり海は面白い。

なぜならこんなにも多種多様な生き物が存在するから。

 

山ではこれだけ多くの

生き物を見つけるのは至難の業です。

 

西表島はジャングルばかりが注目されがちですが

海にも素晴らしいモノが多くあります。

 

この豊かな海を、自然をいつまでも残していけるよう、

まずは皆様にその素晴らしさを知っていただきたく

今回はブログを書かせていただきました!

 

すこしは西表島、星砂海岸の素晴らしいところを

知って頂けたでしょうか?

まだまだこれは一部です。

 

また次回の大潮、今度は満月ですね。

満月の夜。星砂海岸へ観察に行き、

またその時の様子を皆様にお知らせ出来ればと思います。

 

次回もまたお楽しみに。

 

ガイド廣瀬(写真/文)