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【まとめ】沖縄の海神祭(ハーリー)一覧

海神祭と沖縄のハーリー一覧

沖縄のお祭り海神祭

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ユッカヌヒーに開催されるウミンチュのお祭りです。

ユッカヌヒーニカイサイサレルウミンチュノオマツリ。

何が書いてあるかわからない。。。と思った、そこのあなた!

安心してください。

ウミンチュとは?

海の人と書いて海人(ウミンチュ)

海人Tシャツで一躍有名になった言葉ですから知っている人も多いはず。

沖縄では漁師さんなどの海の仕事をしている人のことです。

ユッカヌヒーとは?

ゆっか(四日)ぬ(の)ひー(日)で四日の日という意味でユッカヌヒー

旧暦の5月4日のことを言っています。

沖縄の各地でハーリーが行われます。

ハーリーとは?

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「爬竜」の中国音で竜のことを指します。

竜をかたどった爬竜船(サバニ)に若者たちが乗りエークを使って競漕することをハーリーと呼びます。

エークとは?

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エークとは「かい」のことで、船を漕ぐ時に使う漕ぎ棒のことです。

琉球古武道ではエークの型というものがあり、武道でも使われる道具です。

沖縄空手 上地流・琉球古武道 與儀会館総本部 琉心館さんのホームページから抜粋させてもらうと

両手で持つので棒術と若干似ているが、その形状から「切る」「砂を掛ける」という独自の技法がある。浜辺での戦いを想定して、海水ないし砂をかけて目つぶしをし、すかさず重量感のあるエークで敵を叩き斬るという想定である。エークは棒より扱いづらいが、習熟すれば破壊力のある実践的な武器となる。浜辺での局地戦に限定すれば、最強の武器かも知れない。

エークの習得は、高段者に限られている。

農耕具の鋤(すき)や鍬(くわ)を毎日振っているので、岡山の人は棒術上手

というは有名ですが沖縄でも昔は日用や農耕具を武器にして鍛錬していたようです。

海神祭とは

段々と本題からそれそうなので、まとめると

旧暦の5月4日に沖縄の漁師さんたちが豊漁と航海祈願、地域繁栄を祈願するお祭りです。

旧暦を大事にする理由

沖縄では旧暦を大事にする習慣があります。

旧暦は月の満ち欠けで時を刻む太陰暦が基本になっており、

漁や種まき・収穫のタイミングを知る為に使われてきました。

潮汐が生活の一部

四方を海に囲まれた島が多い沖縄。

海の潮汐が生活に直接関係してきます。

潮や月の満ち欠けをきちんと知っていないと生活に困るときがあります。

我々ガイドも、海や川に出ていく時、

潮汐を中心とした気象情報は必ず頭に叩き込んでます。

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開催された海神祭(ハーリー)一覧

沖縄各地で開催されており、

糸満、港川、奥武島、前兼久、宮古島、久米島、伊江島、石垣島、佐良浜、名城、

西表島、小浜島、池間、与那国、粟国島、渡名喜島では2017年5月29日に開催。

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今後開催される海神祭(ハーリー)一覧

平安座、喜屋武、馬天は2017年6月4日。

北谷は2017年6月11日。

万座、屋慶名は2017年6月18日。

豊見城、伊平屋は2017年7月16日。

本部は2017年7月22日、23日。

名護は2017年8月6日。

大宜味村は2017年9月9日。

と開催前の地域もあります。

沖縄へ旅行する機会があれば、ぜひ日程をあわせてみてはいかがでしょうか。

島々、沖縄の生活の一部として残ってきた文化にふれることができるいい機会です。

青い海、青い空のもと、地元の人たちが作るお祭りに一緒に参加してみてください!

 

※日程が変更になったりする場合があります。イベントに対するご質問や、申込後のチケットに関するお問い合わせは、イベント主催者の方へ直接お願いいたします。

 

ガイド飯田(写真/文)

節祭

節祭は、シチやシィツと呼ばれるお祭りで、

琉球文化圏の中で行われる重要なお祭りです。

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旧暦の八月から九月にかけての己亥の日から三日間行われます。

二日目が正祭の日。

俗に世乞い(ユーク)と言われ、神様に奉納するさまざまな芸能が行われます。

 

この前の芸能発表会で芸能が身近に感じ、是非行ってみたいと思う行事でした。

LBカヤックの社長宛てに招待状が届いたので、代理で参加させてもらいました。

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天候は晴れ!

絶好の祭り日和です。

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節は、本来季節の折目という意味を持っており、

この日を境に新しい節、新しい年が来ます。

本土でいう正月に相当するお祭りです。

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西表島の祖納・星立という集落で行われます。

神様をお迎えして、芸能を奉納する。

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まつりの中心となる司は、白い衣装(神衣)に身を包みお迎えします。

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お迎えする神様はミルク神。

白い大きな福々しいお顔をしています!

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荘厳な音楽と共に奉納される芸能が始まります。

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ルッポー(馬狂言)が行われたり。

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棒術が行われたり。

厳かな中にも、娯楽的要素の高いお祭りです。

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大きい動きで、見ている人々を魅了します。

打撃も強く、阿吽の呼吸。

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少年から青年まで幅広く演武が続きます。

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基本は2人1組で行われます。

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青年の方の演武は迫力満点!

客席も思わず、どよめきます。

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ところ変わって、星立の集落。

こちらでは、ハーリーが行われています。

単なる舟こぎ競争ではなく、幸せを迎えにいく舟こぎ。

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陸では、女性が見守ります。

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男衆はサバニに乗って、沖へ漕ぎ出します。

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男衆を送りだすように、無事を願うように。

踊りが始まります。

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願いを受け、意気揚々とサバニを漕ぐ。

その姿は少年のようであり、海の男でもあり。

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女性の踊りは派手なものではありませんが、どこか神秘的。

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手の動きで、こころを表す。

所作の一つ一つがとても、美しい。

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気持ちがこもった動きが指先にまで出ています。

前回踊らせてもらった鳩間節でも、指の動きは重要な要因。

姿勢、指先に魂が宿ります。

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時に、歌を口づさみ願いを込めます。

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おおきな動きはありませんが、

どこか艶やかで、華やか。

少し、哀愁というより心配するこころが表れているよう。

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そんな想いを知ってか知らずか。

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ハーリーに幸せを乗せて舞い戻ってきました。

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水しぶきをあげながら、女性のもとへ戻ります。

美しく、輝かしい。命のほとばしり。

人の生きる力が躍動しています。

命の美しさ、力強さがここに残されています。

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ハーリーも無事に終わり、

御嶽(うたき)で神事が行われます。

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厳かに、優雅に婦人たちの踊りが始まります。

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何かを招くように、祀るように。

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凛とした美しさ。

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女性ならではの、しなやかさも見てとれます。

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男性は力強く、狂言で観客を魅了。

そうしてミルク神を招きいれ、神と共に歩む。

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いつの世も願うことは一緒。

ミルクがてにしているのは『天下泰平』

子や孫の幸せを願い、争いのない世の中を創りあげます。

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そこに現れるのが『オホホ』

オホホホホという声をあげ、列に乱入してきます。

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そこで、懐から取り出すのが、

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お金。

このオホホは一億円札を持っていました!!

お金や楽しい踊りで列を崩そうと誘惑していきます。

お金に惑わされちゃいけないよという訓示でしょうか。

 

アナウンスでは、昔、外国の人がお金を持ってきて支配しようとしたが、

沖縄の人は家族が大事だと考え、相手にしなかったということがあったみたいです。

現代でもお金はもちろん大事ですが、かけがえのない家族。

命のつながり、家族、仲間とは何かということを考えさせられます。

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最後に獅子が舞い、子どもたちは大はしゃぎ!

咬まれると身体が強くなるというのは沖縄でも同じみたいです。

われ先にと獅子のもとに駆け寄ります!

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お神酒を頂いて暴れ始めた獅子は

勢い余って観客席へ!!

ガイド飯田も少し咬まれたので、身体が強くなるかな?

 

人の生命のほとばしり。

美しさを感じたお祭りでした。

自然、人、それぞれの力強さを考えさせられた一日でした。

 

ガイド飯田(写真/文)

 

船浮音祭り

西表島には船でしか行けない集落があります。

その名も“船浮”

 

今日は船浮で音楽の祭典

船浮音祭りが開催されました。

天気予報では、雨降り雷の予報…

雨天決行・入場無料の音楽祭

L.B.スタッフも参加してきました。

 

白浜港からの出発です。

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普段は船内で購入しますが、今日は音祭りなので

ターミナル近くの船乗り場で乗船券を購入します。

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定期船の航路ですが、一律1000円券を買うことによって

中学生以下のお子様を無料に、大原・上原への無料送迎バスを実現しているみたいです

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微力ですが、その取り組みに協力するため1000円券を購入!

いざ、船浮へ!!

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1000円券を購入した人は特別に“ちむどんどん号”に乗船できます

海風をダイレクトに感じれる雰囲気のある船です!!

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普段カヤックでこの航路を通りますが、

普段見る景色とは、また違って見えます。

普段は自分で漕ぎますが、今日は動力船!

みるみる白浜港が遠ざかっていきます。

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そして、見えてきた船浮

ガイド飯田は初船浮上陸です。

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初めての印象は、いい意味でコンパクト。

小さな島へ上陸した感覚です。

心なしか、家も可愛らしく見え、のどかな風景。

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ちゃんと立派な学校もあります。

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船浮には現在、47名の人が生活しています。

小さな集落ですが、多くの人が船浮に渡ってきます。

実はこの船浮、イリオモテヤマネコ発見捕獲の地でもあります!

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他にも近くに炭鉱跡があったりと歴史深い街なのです。

家々へつながる道は細く、舗装もされておりません。

 

小道を歩いていると、昔へタイムスリップしてしまったよう。

吹きぬける潮風、木々でざわめく蝉の声

葉のすき間からとどく陽ざし、しっとりと肌に感じる蒸し暑さが心地よいです。

 

小道にはハイビスカスが咲き乱れ、重厚なソテツがどっしりとかまえる。

南国ならではの風景が広がります。

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街から少し歩くと、美しいビーチ“イダの浜”へも行けます

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浜までの道には大きいアコウの木も

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まるで、となりのトトロの世界に入ってしまったような感覚です。

 

緑の中をぬけていくと、

目の前に広がる浜

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砂の色も白く、サラサラ

海の色は青く、ターコイズブルーの海が広がります

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古き良き日本が今もなお残されている

とても美しい街です

 

その美しい街で開かれる音楽祭

船浮音祭りは、今年で9回目を迎えます。

船浮出身のミュージシャン、池田卓さんが中心となり

街全体で、音楽祭を盛り上げています!

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コンパクトですが、立派な音楽フェスです。

音楽フェスと言えば“LOVE & PEACE”ですが、

この音祭りは、一に平和、二に健康と

“PEACE & HEALTH” なんとも沖縄らしいコンセプト

 

池田さんが小さい頃におばあちゃんに言われた言葉です

健康も大事だけど、一番大事なのは、戦争の無い世の中を作ることよ

 

沖縄の人から発せられた言葉、とても重く、心に深く感じ入ります。

池田さんが作られる曲も、この想いが根底に流れ

熱い魂のさけびとなり、心を揺さぶられました。

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その想いに賛同したアーティストが集まり、

音祭りを盛り上げます

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三線と歌を披露してくれた 中宗根創さん

 

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見事な舞踊を披露してくれた西村綾乃さん

 

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沖縄にも住まれているRay Yamadaさん

と様々なプロの方が来島してくれ、惜しげもなく一流の音楽を披露してくれます

 

娯楽施設の少ない西表島ですが、

今日は豪華な一日となりました。

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島外からも、たくさんの人が集まり

活気のある音祭りです!

 

船浮集落の人も、今日の為に食べ物屋さん、イベントショップを開いてくれています。

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購入はチケットでの購入となります。

到着がお昼時で、お腹もペコペコです。

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西表島に来たら、絶対食べてもらいたいイノシシ料理

今日は、イノシシそば!

コラーゲンたっぷりで、くさみもなく、塩ベースの出汁に

イノシシのうま味がとけこみ、とても美味!

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西表島産の黒糖を使った、黒糖みつのかき氷

黒糖のコクがあり、上にかけられた練乳とマッチして美味しいです。

熱い今日にはぴったりの食べ物です。

しかも、船浮の子どもたちがお手伝いをしてくれていました。

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船浮の皆さんに感謝し、美味しくいただきました。

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会場には竹富町の人気者、ピカリャーも駆けつけてくれ

子どもたちも大盛り上がり

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池田さんの軽快なトークも冴え、おおいににぎわいました。

迎えたフィナーレでは、アンコールがおこり

船の出港時間を遅らせてもらうハプニング(?)も。

大盛況の内に幕を閉じた、船浮音祭り

来年以降もずっと続けてもらいたいお祭りです。

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P.S

船浮集落へお越しの際は、船の時間にご注意ください

(出港時刻は夏・冬で変わります)

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ガイド飯田(写真/文)