安心安全なツアーを。石垣海上保安部との合同訓練!

もしもの時の為に。

石垣海上保安部との合同訓練開始

こんにちはガイド廣瀬です。

 

先日、西表島でダイビングやシュノーケリング、カヌーを使った

ガイドをしている業者を対象に石垣海上保安部(海上保安庁)との

合同訓練が開催され多くの方々が集まりました。
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私たちは、この訓練に毎年参加をさせて頂けていますが、こんなに多くの人が集まるのは初めてです。

ざっと、約50名以上はいたでしょうか?

 

一昨年より、去年より、明らかに多くの人が集まっております。

安全に対する意識が島全体で上がってきていることを実感しました。

 

海上保安部に通報

まず初めは、座学から。

海難事故が発生し、海上保安部まで連絡をして
実際に救助に至るまでの流れを確認しました。

まず、陸でのなにか事件や事故が起きた場合は110番!ですよね。
火事や怪我が起きたときは119番ですね。

それでは海での事件や事故などに関しては、
何番に通報するか皆さんはご存知でしょうか!?

正解は・・・118番です!!
これが海上保安庁の電話番号なのです!
しかし大事なのはここから。

5W2Hをしっかりと伝えることが大切!

When(いつ?)、Where(どこで?)、Who(だれが?お客様orガイド)、What(何をしている?)、Why(なぜ?)
How(どうのような対処をした?)、How much(人数は?)

この内容を電話をした際に聞かれるので、しっかりと答えられるとよりスムーズな救助につながります。

何かトラブルが起きて、連絡をした際、一番不安に感じるのはお客様です。

ガイドがいかに冷静に判断をして、スムーズな連絡が出来るか、

二次災害を防ぐためにも、ガイドはしっかりとした対応が必要と感じました。

海上訓練開始

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午後からは海上に出て、訓練です!

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出航してすぐに、やっぱり西表の海は綺麗だ。と改めて感心。

ダウンウォッシュ

まずは、毎年恒例のダウンウォッシュ体験!

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海上にてヘリから救助されることを想定して、行われます。
その際のヘリが起こす風圧を体感するものです。
しかし人数が限られるため、抽選で選出。

今年も運がなく落選。。。来年こそはやるぞー!!(泣)

体験者の話を聞くと、とにかく風圧がすごいと。
実際は海上保安部の方が先に下りてきて支えてくれるそうですが、
お互いがつかまっていないと流せれてしまうのだとか。
そしてカヤックなどが近くにある場合は巻き上げられたりして危険なので

降りて、救助される際は乗り捨てなければなりません。

まず、優先するのは人命ということですね。

海上での救助方法&船への引き上げ

その後は水上での救助方法、そして、船への引き上げ方法の訓練です。
海上保安部の方、あの“海猿”から直々に指導をしていただけました!

海上での救助方法

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ライフジャケットにロープをくくりつけて救助に向かいます。
両手を袖に通し、泳いで近づき要救助者の腕を通して着させます。

コツをひとつ、教えてもらっただけでとてもスムーズに救助が出来ました。

船への引き上げ

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その後は、船へ引き上げ。勢いをつけ、引き上げます。
技術と体力とを兼ね備えておかなければなせないことです。

要救助者を安心させること

しかし一番大切なのは要救助者を安心させること。
パニック状態では救助もできません。
『大丈夫ですか?』ではなく『大丈夫ですよ!!』 と声をかけることが大切です。
そして後ろからぐっと抑えて自分の強さを伝えることで安心感を与えます。

さすが“海猿”です。

日々訓練をして、実際の現場に出ている人から直接指導して頂ける機会は
なかなかないことですので、今回の訓練を通じて更なるスキルアップに
繋がりました!!

もしもの時はいつ起きるか分かりません。
その時のために日々訓練を欠かさず努めて参ります。

安心安全なツアーを常に心がけ取り組んで参ります。

現場対応訓練で考えた3つのこと

現場対応訓練に参加してみて感じた3つのこと

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現場対応訓練は行動に移すための練習

予防が大事

まずは日ごろの安全が第一。
事故、怪我が無いように私たちは安全なツアーを心がけています。
危険だなと思うところは避けたり、天候などの状況は現場で判断し
ツアー行程の組み換えを行ったり。
実はガイドはおしゃべりしているだけに見えても
五感をフルに活用しながらツアーを行っています。

万が一に備えて

安全なツアーを心がけていても、100%起こらないことはありません。。
今回は、ピナイサーラで救助者が発生したという想定のもと、
現場対応訓練を行ってきました。
現場で起こしてはいけない事故ですが、いつ何時起こるかは誰もわかりません。
事故を起こさないに越したことはありませんが、万が一起きてしまった場合、
事故現場に遭遇した場合、適切な判断、行動ができるようにする訓練です。

固まらずに行動に移せるか

街中を歩いていて、突然前に歩いていた人が倒れることがあるかもしれません。
ビックリすると思います。
しかし、そこからビックリしたままではなく、行動に移せるかどうか。
ここが分かれ道になってくると思います。
自分と関係のない人だから、悪化させてしまったらどうしよう。
そんな不安があり、その場から逃げたくなる気持ちも出てくるでしょう。
しかし、そういう時の対処法さえ訓練していれば、
行動には移せる。行動に移せば、次に何をしたらいいか考えることができる。
とにかくやることが大事、思考停止・恐怖に支配されてしまうことが
一番怖いなと感じました。

ガイドの危機管理能力が問われる

瞬間で判断するチカラ

ガイド自身もフィールドに入り、自分たちの経験などから
危険だ!危ないな!と感じることがあります。
そういう場合は、無理をせず瞬時に状況判断をくだし
次の行動を決めていく。
感じ、考え、行動する。
この時間をできるだけ少ない時間でできるように。
その場の状況のなかで一番適切な答えを得、躊躇せずに行動に移す能力。

日常生活の中からつちかわれる能力

これは現場に入っている時だけでなく、
日常生活の行動からも訓練することができます。
日常行っていることしか、発揮できないのが能力です。
日頃から何にでもチャレンジすることによって
幅広い選択肢を持つことができます。

危険をマネジメントする

習慣がその人をつくる
ベンジャミンフランクリンも言っていますが、
よい習慣を身につけることがその人自身をよい方向へと成長させます。
以前は、空を見て綺麗だなと感じるだけでしたが、
今は空を見あげ、空の色、湿度、雲の流れ、
高高度の上空、中空、低空の雲の流れ
などを見て、今後天気がどう変化するかを予測する。
そんなことも行うようになりました。
気象はデータと、連続的な科学的現象の組み合わせから導かれる確率
で説明できるものなので、朝気象データを頭に入れ
現場でどういう状況になっているかを想像しながら
今どういう状況なのか、次にくる変化は何なのかを考えることができます。

繰り返すことによって磨いていく

繰り返しによって身につく

プロスポーツ選手も血がにじむような練習を何度も何度も重ね
高いパフォーマンスを発揮することができます。
練習を1日でも欠かすと、取り戻すのに3日はかかると言われるほど
日常からの練習、訓練が大事になってきます。

徐々に精度をあげていく

繰り返すことによってできるようになります。
できるようになってもそこで満足せず
どうしたらもっとよくできるだろうか。
どうしたらもっと効率よくできるだろうか。
そのようなことを考えながら自分なりに工夫していく。
そういった姿勢が大事になってきます。

年齢に応じた技術を身につける

自分はガイドとしては年齢が高めです。
毎年ヤマネコマラソンに参加したり、救助訓練に参加したりして
体力を維持しているつもりですが、
加齢には勝てずに、身体のパフォーマンスが徐々に落ちてきています。
昔はもっと早く長く強く活動できたのに。
今でもあのくらいはできるだろうと思っていても、
身体がついていかない場合がでてきました。
若いころはパワーで解決できていたことも、今では難しくなってくる。
そこで大事になってくるのが、足りないものを補う力。
ただヤミクモにやるのではなく、原理や目的を考えながら
頭をフルに回転させて行う。
自分の能力を自分でわかることも大事です。

まとめ

意識的に日常を過ごすことがガイドとしてのスキルアップ
人間としての厚みが出てくるのではないかと気づかせられました。
誰かに安全を与えるためには、まず修身。
心、技、体を充実させ、自己を修めることが大事だなと感じました。

ガイド飯田(写真/文)

水難救助員、シュノーケリングインストラクター資格更新講習

本日は沖縄マリンレジャーセイフティービューロー(OMSB)主催の

水難救助員、シュノーケリングインストラクターの継続講習へ行ってきました。

 

エル・ビー・カヤックのガイドは全員、OMSBの水難救助員、シュノーケリングインストラクターの資格を保有しており

安全、安心なツアーを心掛けています。

 

今回の講習は石垣島で開催されるため、全員で石垣島へ行ってきました。

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最初に座学で、過去5年間の水難事故の推移を学び、

沖縄での水難事故の多さを目の当たりにしました。

自分達も気を付けなければならないな。

そんな、気持ちに改めてさせられる出来事でした。

観光の方の事故もありますが、米軍の方が水難事故を起こす事例もあり

自然の脅威と偉大さ、人間の感受性を磨く必要があること。

そのような事を感じ、感覚の鋭いガイドを目指さなければなと思いました。

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また、サンゴに関しての講義もあり

カヤックだけではなく、沖縄独自の生き物、自然を勉強させてもらういい機会にもなりました。

サンゴが人の住んでいる島の側に生育していることの貴重性。

サンゴが造り出した造形物を資源として利用できることの幸せさ。

そんな貴重で希少なものが身近にある有難さ。

西表島に住んでいると、当たり前のように身近にあるサンゴの凄さ

大切さを思い知らされる内容でした。

サンゴ素人のガイド飯田でも分かりやすく話してもらえ、

もっと、サンゴのことを知りたい、勉強したい!という気持ちになりました。

来年は、サンゴの素晴らしさを伝えれるガイドに成長したいです!!

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日本赤十字の方による

AEDの使い方、心肺蘇生の仕方についての講習もありました。

年に2~3回は講習を受けているので、

問題ないだろうと思っても、実際やってみると

案外、緊張して頭がちょっと混乱し、手順を忘れたり

上手くできないものだなと、改めて感じました。

あまり出くわしたくはないですが、

いざという時、しっかりとできるように

日常的な練習をもっとしていかなければならないなと感じました。

 

また、マニュアルの方も年々、細かく改正されているようで、

3年前には別の習い方をした所が変わっていたりしました。

日々、生存率を高めるために改訂しているので、

心構えも見習わなければ

そう思える講習でした。

 

日々、訓練、日々、勉強

ガイドとして人間として、まだまだ、成長していきたいです!

 

ガイド飯田(写真/文)