-西表島の自然をカヌー・トレッキングで遊ぶ・楽しむ・体験する-

西表島フィールドニュース

■2018年3月5日(月)

2018年3月5日(月)の観測時の気象状況
天気 くもり
気温 26℃
風向きと風速 南の風 やや強く
安栄丸運航状況 上原運航、大原運航

■きょうの「旬」

巨大コウモリ「ヤエヤマオオコウモリ」

 

【特徴】翼を広げると60cm以上のコウモリ、フルーツを食べる

【出会える度】★★☆☆☆

【分布】宮古島、八重山諸島

ヤエヤマオオコウモリ

草食性のコウモリで「フルーツバット」という別名を持つ。

ギランイヌビワ、モモタマナ、アコウの実など、

西表島には動物たちの食べれるフルーツがたくさん生るので

オオコウモリにとっては楽園みたいな場所です。

 

パラオでは食用のフルーツバット

パラオのほうでは、このオオコウモリを食すらしいです。

フルーツバットのスープとして食べられるようです。

食べた人に話を聞くと、

サッパリとして少し甘みがあり美味しかったとのこと。

 

本当に美味しいのかなと

疑いたくなるようなビジュアルですが

雑食じゃないぶん、臭みがないのかもしれません。

 

西表島では、人間には食べることがないので

安心してとんでるように思えます。

 

でも、イリオモテヤマネコには食べられてしまうのか

自然の中でオオコウモリの骨や頭蓋骨を見つける時があります。

弱肉強食が常な自然の掟を感じます。

 

日中現れる時期もあった

2015年には昼間からヤエヤマオオコウモリが

飛んでいるのが見られました。

気候変動によるものなのか、エサを探していたのか

わかりませんが、日中みることが多かったです。

 

2016年からは、昼に見る回数も減ってきて

夕方から夜のはじめにかけて飛んでいる姿が観察できます。

木にとまっていることが多いので、

歩道を歩いていると、急に飛び立ったりしてビックリします。

 

近くを飛ぶと、羽音が

バッサ、バッサと聞こえてくるので

だいぶ力強く飛んでいるのだなということがわかります。

 

夜見ると怖いけど、明るいうちに見るとカワイイ

夜暗くなってからみると、とてつもなく大きいコウモリに見えて不気味です。

写真を撮ると目が光って見え不気味さ倍増。

 

ですが、よくよく見ると、可愛らしい顔をしています。

昼間に見るとヌイグルミのような可愛さ。

目もクリクリっとして愛くるしい表情を見せてくれます。

 

鳴き声もキュキューといった感じで結構高い鳴き声です。

発泡スチロールを擦る時になる

キュキュキュ、キュキュキュって音に似た鳴き声。

鳴き声もカワイイです。

 

フルーツ捕りの名人

普段は、足を使って枝にぶら下がっているのですが、

フルーツを捕る際は、前腕を器用に動かしながら

猿のようにスルスルと枝から枝へ移動していきます。

 

捕っては食べ、捕っては食べを繰り返して

みるみるうちに移動していく。

体が軽いのかとても機敏な動きを見せてくれます。

 

超音波ではなく目で確認

コウモリというと洞窟のなかで、超音波を出しながら

お互いにぶつからないように飛んでいる

というのを聞いたことがあると思います。

 

しかし、このヤエヤマオオコウモリは超音波ではなく

目で確認しながら飛んでいるコウモリです。

あまり暗すぎると飛べないコウモリ。

満月の夜など明るい夜の方が活動的です。

 

西表島では夕方の散歩がおすすめ

西表島でオオコウモリを見たかったら夕方がおススメです。

街路樹のフクギやモモタマナを食べにきたりもするので、

街路樹近くを歩いているとよく出会うことができます。

 

お風呂に入った後のお散歩でオオコウモリのい会ってみませんか。

 

ガイド飯田(写真/文)

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西表島 フィールドへの想い

西表島フィールドニュースは、2002年の夏から始まりました。始めは数日おきに書いていましたが、やがて毎日書くようになってきました。
西表島の様々な自然の様子を中心にエルビーカヤックステーションのカヤックツアーの中での出来事や出会いをこのページでお伝えしています。
正直、このフィールドニュース毎日は大変な作業ですが、実はフィールドに出るガイドにとっては、いい勉強になります。<
写真を撮り、文章を書くことで、フィールドを細かく見るようになりました。一見南国西表島の自然には、変化がないようですが、実はしっかりと四季折々の変化があります。
しかし、その変化に気付くためには、毎日意識して自然を見ていくことが必要なのです。気温の変化、季節による風向きの変化なども生物の営みに影響があります。そんなことをエルビーカヤックのガイドたちは大切に考えています。(2005年5月)